平成2856日目
1996/11/02
この日のできごと(何の日)
【日米野球第2戦】野茂英雄投手が先発
日米野球第2戦は2日、東京ドームで行われ、全米が3本塁打を含む14安打を放ち、6−1で全日本に快勝。対戦成績を1勝1敗とした。
全米は三回、フィンリー(パドレス)の二塁打で1点を先制。五回はフランコ(インディアンス)の本塁打などで加点。六回には今季のナ・リーグの本塁打、打点の二冠王ガララーガ(ロッキーズ)が2点本塁打し、七回にはJ・ゴンザレス(レンジャーズ)にも本塁打が出た。
先発の野茂(ドジャース)は3回を2安打無失点で3三振と貫禄をみせた。全日本は清原(西武)の本塁打による1点に抑えられた。《共同通信》
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われらのヒーローが凱旋した。日本人2人目の大リーガー、野茂英雄投手が2日、東京ドームでの日米野球第2戦に大リーグの一員として先発。打者に背中を見せてクルリと回転する、帰ってきたトルネード投法に5万5000人の超満員に膨れ上がったスタンドは大いに沸いた。
1年目の昨年はオールスターで先発し、ナ・リーグ新人王を獲得、ことしはノーヒットノーランを達成した。夢を次々と実現させた男の人気はやはりすごかった。先の巨人ーオリックスの日本シリーズを上回るような熱気が球場を包んだ。《共同通信》
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【WBCフェザー級タイトル戦】ルイシト小泉選手、3度目の防衛
世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級タイトルマッチ12回戦は2日、福岡市のマリンメッセ福岡で行われ、挑戦者で同級9位の平仲信敏(筑豊)はチャンピオンのルイシト小泉(アベ、フィリピン)に8回32秒、TKOで敗れた。平仲は昨年8月に続く2度目の世界挑戦も失敗に終わり、戦績はこれで18戦16勝(10KO)2敗となった。
平仲は序盤から接近して打ち合いを挑んだ。しかし、左のパンチに頼る単調な攻撃を王者につかれ、逆に小泉の鋭いパンチを浴びた。試合半ばには平仲の右目の上が大きくはれあがる状態。8回、右目のふさがった平仲が連打されたところで主審が続行不可能と判断、試合を止めた。
王者の小泉は3度目の防衛に成功し、戦績は47戦40勝(21KO)7敗となった。《共同通信》
【Jリーグ】第28節
Jリーグ第28節(2日・国立競技場ほか=8試合)勝ち点で並ぶ首位の鹿島アントラーズと2位の横浜フリューゲルスがともに勝ち、優勝決定は9日の最終節に持ち込まれることになった。
鹿島は0−0からのPK戦(5−4)で浦和レッズに辛勝し、2試合連続のPK戦勝ち。浦和は優勝の可能性が消えた。横浜Fはサンパイオが決勝点を挙げ、横浜マリノスに2−1で競り勝って連勝を6に伸ばした。3位の名古屋グランパスもPK戦の末、ジェフ市原を下してトップに勝ち点3差でつけ、4位のジュビロ磐田も勝って優勝の望みを残した。《共同通信》
【オリックス・長谷川滋利投手】渡米
米球界入りが有力視されるオリックスの長谷川滋利投手(28)が2日、リハビリテーションとメディカル・チェックのために、関西空港発のユナイテッド航空機でロサンゼルスへ向けて渡米した。
長谷川は一昨年から米大リーグ挑戦を強く希望。これまで球団側は「必要な戦力」として放出を認めなかったが、ここにきて井箟代表も「相手球団の条件次第」とトレードに前向きの姿勢を示している。
長谷川は「昨年はプロ野球の“常識”の中で考えたら、いろいろ難しいと思っていた。でも今年は周りの人たちも認めてきてくれている」と大リーグ入りに好感触を得ているような口ぶり。エンゼルスからコミッショナー事務局に身分照会があったことについても、「興味のある球団」と笑顔で話した。《共同通信》
【自民党】首相指名選へ最後の詰め
自民党は2日、加藤紘一幹事長を中心に7日の特別国会での首相指名選挙に向けた多数派工作を続けた。加藤氏は第1回投票で過半数の251票を獲得できると自信を示しているが、最後の2、3票を詰めるため無所属議員らへの働き掛けを強めた。一方、第二次橋本内閣の閣僚、党役員人事については橋本龍太郎首相(党総裁)が明確な方針を示していないこともあり「本格化するのは連休明け」とみて旧派閥ともそれぞれ出方を見守った。《共同通信》
【ルワンダ、ザイール】本格紛争に
ザイール東部ゴマに侵攻したルワンダ軍部隊は2日朝、ゴマの中心部と北部でザイール軍と激しく交戦、ツチ族系住民バニャムレング族武装組織とザイール軍との戦闘に端を発した同国東部地域の争乱は、ルワンダ、ザイール両国間の本格的な紛争に発展した。ルワンダ軍側が優勢に展開しているとみられ、ゴマ中心部にはザイール兵の姿は見られないという。
AP通信によると、ゴマ空港がバニャムレング族武装組織に制圧された。同日午後に入って、銃声はゴマの近郊で響いているだけで、消息筋は「装備などで勝るルワンダ軍がゴマを制圧するだろう」との見通しを示した。ザイール陸軍のアウンドウ参謀長は首都キンシャサで「政府が軍に十分な支援与えていない」と述べ、ザイール政府の対応を批判した。
両軍の武力衝突から逃れるため、国際人道援助機関の関係者はゴマから撤退を開始。約70万人のルワンダ難民らに対する援助活動は、ほぼ全面的に停止した。《共同通信》