1996 平成8年4月13日(土)

平成2653日目

平成8年4月13日(土)

1996/04/13

【ドジャース・野茂英雄投手】マーリンズ戦で17奪三振


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米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手(27)は13日(日本時間14日)のマーリンズ戦で、自己最多で毎回の17三振を奪った。近鉄時代の1試合最多奪三振は1990年4月29日のオリックス戦での17個。

スコアボードのストライク表示が「2」に変わる。期せずして沸き上がる大歓声。抜群の切れを見せたフォークボールがタバレスのバットに空を切らせた。自己最多の17奪三振。偉大なる投手、サンディー・コーファックスらが持つチーム記録の18には及ばなかったが、最後まで4万6000人のファンは野茂のトルネードに酔いしれた。

「ノーモ。ノーモ」。2勝目を手にしたヒーローは球場全体を包みこんだコールに帽子を取ってこたえ、ナインの祝福を受けた。

「結果には満足している。いい雰囲気の中で投げられ、たことは楽しいし、幸せを感じます」

「ボールを低めに集めることだけを考えた」と振り返るが、三振の山は抜群の制球力が大きな要因になった。初球打ちを含め31人の全打者のうち23人に対してストライクが先行した。いつもは冷静なウォーレス投手コーチも「きょうはコントロールがよかっただろ。安心していたさ」と興奮気味に語った。

試合後のロッカールームも野茂一色だった。ギャグ」ニーは笑いながら「ノモの一ようなやつはどこにもいない」と報道陣に道を開け、キャロスも「とにかくすごいやつだ」と賛辞を惜しまなかった。

三回に喫したベラスの本塁打はフェンスぎりぎりの一打で、ラソーダ監督が抗議するシーンも。2試合連続の完封は逃したが「ホームランは済んだことですから言っても仕方がないでしょう。勝てばいいんですよ」と言う。開幕から出遅れたドジャースだが、野茂の安定した投球でムードがよくなってきた。《共同通信》



【Jリーグ】第7節

Jリーグ第7節(13日・鹿児島県立鴨池陸上競技場ほか=8試合)横浜フリューゲルスはサンパイオが決勝点を挙げ、2−1で柏レイソルを下して首位をキープ。連続無失点試合は6で止まったものの、開幕から7連勝はリーグ新記録。

1敗のジュビロ磐田は4−2でジェフ市原を下して2位は変わらず。鹿島アントラーズは横浜マリノスに3−1、名古屋グランパスもガンバ大阪に2−0で勝って1敗を守ったが、浦和レッズは0−2でヴェ-ルディ川崎に敗れて2敗目を喫した。京都サンガはサンフレッチェ広島に0−3で敗れ、開幕から7連敗とワースト記録を更新した。《共同通信》

【中川秀直科技庁長官】もんじゅ事故で敦賀市民に謝罪

高速増殖炉原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故を受けた中川秀直科学技術庁長官と敦賀市民の「原子力を語る会」は13日夜、敦賀市のプラザ萬象で開かれた。

中川長官は立地住民との初の対話で「国を代表し地元におわびする」と謝罪。抽選で決まった質問者は、安全性や情報隠しに対する不安感を語ったが、推進の立場からの質問者が多く、エネルギー確保の重要性を求める発言が相次ぎ、長官も原因究明や情報公開といった対応策を繰り返すにとどまった。《福井新聞》

【菅直人厚相】ハンセン病療養所を訪問

87年間にわたってハンセン病患者の強制隔離を定めてきた「らい予防法」が1日に廃止されたことから、菅直人厚相は13日、国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)を訪問、入園者らに「謝っても謝りすぎることではない。社会復帰をどう支援できるか、しっかり考えたい」とあらためて謝罪、支援を約束した。

菅厚相は資料館を訪れた後、同園で亡くなった3770人の遺骨が安置された納骨堂で献花し焼香。「偏見、差別は他の分野でも残されている。そういうことのない社会をつくるため、力を尽くしたい」と慰霊の言葉を述べた。

コミュニティーセンターでは、200人近い入園者らを前に「外へ出るのを防ぐため園内でしか使えないというお金を見て、厳しい状況だったことを痛感した。もっと早く予防法をなくせたのではないかと思う」と国の対応の遅れを反省。医療や生活面での支援継続を約束した。《共同通信》

【イスラエル】3日連続ヒズボラ攻撃

イスラエル放送などによると、イスラエル軍は13日、レバノン南部のイスラム教シーア派の過激民兵組織ヒズボラの拠点などに対する武装ヘリ攻撃を続行、曲射砲や戦車砲による砲撃も実施し、11日のベイルート空爆以来、ヒズボラを標的とする3日連続の大規模な攻撃を行った。

ロイター通信によると、地中海沿岸ティール南方で13日、イスラエル軍の武装ヘリが救急車をロケット弾で攻撃、逃げる途中の3歳から12歳の少女4人と女性2人の計6人が死亡したという。イスラエル軍は、救急車にヒズボラのゲリラが乗っていたとしている。

イスラエル最北部に対するヒズボラのロケット攻撃は12日夜にはいったんやんだが、13日にレバノン南部のイスラエル占領地に数発が着弾した。

一方、レバノンからの報道によると、レバノン南部の住民約20万人以上が難民化し、ベイルート方面に流入している。またベイルート放送によると、イスラエル海軍は13日未明から、ペイルートとディールの海上を封鎖した。イスラエル軍高官は、今回の「怒りのぶどう作戦」開始以来、砲弾約3000発をレバノンに撃ち込んだと述べ、「まだ始まったばかりだ」としている。「

バラク・イスラエル外相は13日、「レバノン政府が状況を正確に理解するのを待っている」と述べ、同政府がヒズボラ統制に乗り出すまで、今回の作戦を続行する考えを示した。

イスラエル外務省によると、バラク外相は15日に訪米するが、これを機に米国の仲介や、ヒズボラに強い影響力を持つシリアとの交渉へ向けた動きが始まるとみられる。《共同通信》

【TBS】暴力団関係者に謝礼

TBSのニュース番組「スペースJ」のスタッフが、昨年4月に起きた村井秀夫オウム真理教幹部刺殺事件の取材で、暴力団関係者に現金30万円を支払っていたことが13日までに分かった。TBSは番組責任者ら3人を就業規則の「会社の信用を著しく傷付ける行為」に当たるとして、昨年10月減俸処分にした。

TBS広報部によると、昨年5月24日の同番組の中で、村井刺殺事件の背後関係について、暴力団関係者の話を中心に二十数分間放送した。この取材の過程で番組スタッフは、真相の一部を知ると称する三重県伊勢市の暴力団関係者と連絡。上京させた上、合計13日間にわたって取材した。

この際、上京するための交通費と取材時の夕食代計13万円余りを支払い、さらに放送から1カ月半後には「拘束料」の名目で謝礼金30万円を払っていた。ホテル代と飲食代41万余円も、TBSがホテルに支払った。

社内で「これらの支払いは取材倫理上問題だ」との指摘が出たため、事実を確認した上で当時の番組の総合プロデューサーと担当社員を処分した。

TBSは「番組関係者は、取材協力に伴う諸経費と拘束料と考えていたようだ。しかし、反社会的存在である暴力団の取材に本件のような現金支払いや費用が発生することはあってはならない」と処分の理由を説明している。《共同通信》



4月13日のできごと