1995 平成7年12月11日(月)

平成2529日目

平成7年12月11日(月)

1995/12/11

【名古屋高裁】「珠洲市長選は無効」

珠洲原発の是非を焦点とした平成5年4月の珠洲市長選で、落選した樫田準一郎候補の支持者ら2200人が石川県選管を相手に選挙の無効確認を求めた訴訟の判決言い渡しが11日、名古屋高裁金沢支部であった。

笹本淳子裁判長は不在者投票の審査などに規定違反があったことを明確に認め、「厳正に行われていれば、原子力発電所の誘致をめぐって激しく争われたこの選挙では、異なる結果が生じた可能性があった」として選挙を無効とする原告勝訴の判決を言い渡した。

石川県などが取り組んでいる珠洲原発立地への影響も必至。この判決が確定すれば再選挙が告示されることになるが、被告側は上告するとみられる。《北國新聞》



【バレーボール・石川祐希さん】誕生日

12月11日のできごと(何の日)
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【オリックス・イチロー外野手】契約更改

オリックスのイチロー外野手(22)は11日、神戸市西区の球団合宿所で来季の契約交渉に臨み、年俸2億円で更改した。同日現在、未更改選手(外国人選手を除く)を含めてプロ球界の高額年俸の3位タイにランクされる。今季は年俸8000万円、タイトル料2000万円だったが、今回はタイトル料が年俸に組み込まれ、1億2000万円の大幅増になった。

イチローは今季、打撃部門の5タイトルを獲得して2年連続最優秀選手に輝くなど、被災地神戸を本拠地とするオリックスの球団創設7シーズン目の初優勝に大きく貢献。プロ球界の人気を背負うリーダー的な役割を果たす活躍をした。

球界初のシーズン200安打を記録した昨年は異例の年俸10倍増だったが、今回も2倍以上のアップ。球団史上最高年俸でプロ5年目の来季を迎えることになった。

1時間20分の交渉を終えたイチローは「自分が思っていたのに近い額だった。お金のことを頭に置いて野球をするわけではないので、来年もレギュラーを取ることから始める」と淡々としていた。

井箟球団代表は「イチローはコマーシャルなど副収入が多く、年俸がそこに響くので金額は発表できない。すんなり更改できたのは、彼と僕の日ごろの意思の疎通がうまくいっていたからだと思う」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【Jリーグ・MVP】名古屋・ストイコビッチ選手

サッカーJリーグの年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」が11日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にはニコスシリーズ2位の名古屋グランパスの立役者だったFWストイコビッチ、新人王にはチャンピオンシップを初制覇した横浜マリノスのGK川口能活が輝いた。

ベストイレブンには各クラブの監督、選手らの投票により、横浜Mの井原正巳、鈴木正治の2人のほか、32得点を挙げて日本人初の得点王となった浦和レッズの福田正博らが選ばれた。《共同通信》

【WBCフェザー級タイトル戦】ルイシト小泉選手、新王者に

世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級タイトルマッチ12回戦は11日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者のルイシト小泉(アベ=フィリピン)が、チャンピオンのマヌエル・メディナ(メキシコ)を3−0の判定で破り、新チャンピオンとなった。小泉は世界ボクシング協会(WBA)バンタム級に続き、2階級を制覇した。日本のジムからは通算37人目の世界王者。

小泉は序盤から得意の左フックでペースをつかんだ。メディナは7回ごろから右目がはれてふさがり、持ち味を出せなかった。《共同通信》

【新進党党首選】小沢氏が出馬表明

新進党の小沢一郎幹事長は11日午後、大阪市内のホテルで記者会見し「多くの国会議員、同志、経済人、友人から強い要請を賜った。不肖の身を省みず党首選に立候補する決意を固めた」と述べ、16日告示の党首公選への出馬を正式に表明した。

海部俊樹党首は再選出馬断念、小沢氏に協力する姿勢を明らかににしており、これで党首選は、小沢氏と既に出馬表明している羽田牧副党首による事実上の一騎打ちとなることが確定的になった。

党を二分した激戦が予想されるが、これまでトップの地位を拒み続けてきた小沢氏の出馬は、新進党のみならず、再編含みの今後の政界の行方にも影響を与えそうだ。投票は26日に締め切られ、28日に新党首が決まる。

出馬会見で小沢氏は①所得税、住民税を半分にし、将来的に消費税率を10%に引き上げる②国連警察部隊の創設など、政治、行政、経済、社会システムの「構造的改革」断行をうたった政策提言を発表。「政治の場で勇気をもって自らの責任で実行していく」との決意を強調した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は11日、新進党の党首選について記者団に感想を求められ「初めての試みだからな。1000円を払って(投票)というのは」と一般市民対象の投票権に関心を示した。小沢一郎幹事長の立候補については、「いいんじゃないですか。志のある人が出るのは」とさらり。日ごろ「細川政権時代は一部の人が密室で物事を決めていた。今の連立政権は民主的に議論している」と小沢氏の政治手法を引き合いに、村山政権の透明性をアピールしており、小沢氏が表舞台に立てば「密室性」を批判しにくくなるだけ小沢氏の出馬は痛しかゆし?

○・・・自民党の橋本龍太郎総裁(通産相)はこの日、都内で開かれた衛藤晟衆院議員のパーティーで、自社さ連立政権発足の直前に衛藤氏が「村山富市首相と同じ小選挙区で戦うだろうが、村山首相でいこう」と進言したことを紹介。「私の娘が大分に嫁いだ。衛藤君には『娘さん、お孫さんはどうしてますか』と聞かれる。どうか娘と孫を人質にしないでほしい」と冗談を交えて持ち上げた。閣内に残って政権禅譲に望みをつなぎたい橋本氏だが、このままでは本人が村山政権の「人質」になりかねない。《共同通信》

【若田光一宇宙飛行士】最終訓練で自信

来年1月11日に米スペースシャトル「エンデバー」に搭乗する予定の日本人宇宙飛行士若田光一さん(32)は11日、ケネディ宇宙センターで最終訓練の様子を報道陣に披露。「準備はすべて完了し、明日の打ち上げでも大丈夫です」などと元気に語った。

この日の訓練は打ち上げ直前のまざまな手順を予行演習するのが目的。ちょうど1カ月後に乗り込むエンデバーの発射台前に、ブライアン・ダフィー船長(42)ら5人の同僚飛行士とおそろいの青いスペーススーツ姿で現れた若田さんは、同僚らよりひと回り小柄。だが「搭乗員に指名されてからちょうど一年間いろんな訓練を重ねてきた。きっといい仕事ができると思う」と胸を張った。

若田さんは飛行中、日本のH2ロケットが3月に打ち上げた「宇宙実験・観測フリーフライヤ」(SFU)をロボットアームで回収する。

最後の緊急脱出訓練にも余裕の表情で「今回の飛行で実施されるロボットアーム作業や(SFUなどとの)ランデブー、船外活動は宇宙基地建設に大切な仕事。日本も参加する宇宙基地に向けた重要な飛行になる」と強調した。

宇宙には碁を持参し、同僚飛行士と初の宇宙対局を楽しみにしているという。《共同通信》



12月11日のできごと