平成2347日目

平成7年6月12日(月)

1995/06/12

【松本サリン事件】実行犯6人特定

松本サリン事件の警視庁、長野県警の合同捜索本部は12日、一連の捜査で逮捕したオウム真理教幹部らの供述や押収資料から、現場でサリンを発生させた実行グループとして、教団「厚生省大臣」遠藤誠一被告(35)ら地下鉄サリン事件で既に起訴されている3被告のほか、新たに判明した「科学技術省」幹部林泰男容疑者(37)ら同事件の殺人容疑などで特別手配中の3人を含めた計6人を特定した。

捜査本部は他ににも教団関係者1、2人が実行行為に加わっていた可能性が強いとみて特定を急ぐとともに、犯行を指示したとされる教団代表で教祖麻原彰晃被告(40)の関与の立証に向け、詰めの捜査を進めている。

幹部らの供述で新たに犯行への関与が分かったのは、林泰男容疑者のほか「自治省」幹部端本悟(28)、同省所属中村昇(28)両容疑者で、いずれも地下鉄事件で警察庁から特別手配されている。

長野県警、河野さんに遺憾の意

松本サリン事件で警視庁と合同捜査本部を設置した長野県警の町田巻雄刑事部長は12日、松本署で記者会見し、第一通報者の会社員河野義行さん(45)に「自宅への家宅捜索などで心労をおかけした」などと遺憾の意を伝えたことを明らかにした。また河野さんが事件にはまったく無関係との見解を事件後初めて示した。《共同通信》



【阪急神戸線】全線で運行再開

阪神大震災で不通になっていた阪急電鉄神戸線西宮北口ー夙川間(2.7キロ)が6月12日、震災後5ヶ月ぶりに復旧し、始発から梅田ー三宮の全線で営業運転を再開した。《共同通信》

【JR東日本】北陸新幹線用新型車両を公開

JR東日本は12日、同社が平成9年開業を目指している北陸新幹線(高崎ー長野間)用の新型車両を、宮城県宮城郡利府町の仙台総合車両場で報道関係者に公開した。

新型車両は高崎ー軽井沢間の急こう配に対応するため、車体や機器の軽量化を図り、従来の新幹線車両に比べ1編成(8両)当たり約100トン軽い。また電波の周波数が切り替わる地域を走るため、周波数変換器を搭載しているのが特徴で、最高速度は275キロ。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は12日、記者団から先進国首脳会議(ハリファクス・サミット)を前にした健康状態を聞かれ「うん、いいよ」と自信たっぷり。昨年のナポリ・サミットでは入院騒ぎまで起こした首相だが、今回の体調は万全のよう。「僕は毎朝、体操しているからね」と健康法まで披露した。続けて記者団が村山政権の“検診”を求めると、「健康だと思うよ」と応じ、その秘けつは「民主主義的に協議していくことだな」ときっぱり。もっとも戦後50年決議を新進党欠席のまま採決に持ち込むなど、最近の政権運営の前には説得力不足の感も。

○…自民党の三塚博政治改革本部長はこの日、都内で講演。与野党の一部にある衆院の小選挙区制見直し論について「改革派が『小選挙区制は熱病だった』と言っている」「あの時は(慎重派を)『守旧派で悪の元凶だ、消えてなくなれ』とまで言っていた」と厳しく批判した。さらには「昨今の風潮は自己保身以外の何ものでもない。生き残るためには『ああ言えば上祐』ということかなと思う」と、オウム真理教幹部の名前から生まれた流行語まで引用するなど、ボルテージは上がる一方だった。《共同通信》

【新進党】村山内閣不信任決議案を提出

新進党は12日夕、終盤国会で最大の焦点だった村山内閣の不信任決議案提出に踏み切った。戦後50年国会決議の衆院本会議強行開会に反発して、土井衆院議長と鯨岡副議長の不信任決議案、中村正三郎議運委員長の解任決議案も衆院に提出した。《共同通信》

【新進党・海部俊樹党首】村山内閣退陣迫る

新進党の海部党首は12日夕、仙台市内で記者会見し、内閣不信任決議案提出について「村山内閣をこれ以上信任するわけにはいかない。改革の旗印を掲げて退陣を迫る」との考えを示した。《共同通信》

6月12日のできごと