平成2287日目

平成7年4月13日(木)

1995/04/13

【日弁連】坂本弁護士宅を調査

日本弁護士連合会の土屋公献会長らは13日、平成元年に一家3人で失踪したまま行方不明となっている横浜市磯子区の坂本堤弁護士の自宅を訪れ、現地調査をした。

日弁連は平成4年以降、坂本弁護士の誕生日に当たる4月8日前後に現地調査をしているが、今年は土屋会長のほか全国から選ばれた副会長や理事ら約60人が3班に分かれて訪れ、関心の高さをうかがわせた。

現場の自宅では坂本弁護士の母さちよさん(63)や同僚の小嶋周一弁護士らが応対。失踪当時の室内状況や、坂本弁護士が交渉にあたっていたオウム真理教関係のトラブルについて約40分間説明した。

現地調査後に土屋会長は「最近の情勢から事件解決が近いと感じている。家族3人が元気で帰ってくることを望んでいる。もう入学年齢に達した竜彦ちゃんにランドセルを背負わせてあげたい」と話した。《共同通信》



【愛知県警】オウム幹部の元組長逮捕

オウム真理教(麻原彰晃教祖)に対する強制捜査を続ける警視庁、愛知県警など捜査当局は13日、恐喝の疑いで教団「建設省」幹部の元暴力団組長N容疑者(47)を逮捕した。

同容疑者は教団の裏組織「行動隊」の中心的人物で、脱会信者の連れ戻しや反対派への脅迫など特殊任務を担当していたとみられる。捜査当局はN容疑者と「自治大臣」新実智光容疑者(31)の取り調べで非公然活動の実態解明を進める一方、同日までに照準を「行動隊」トップで教団の実質ナンバー2の「建設大臣」(45)とサリン製造に深くかかわったとみられる「科学技術省」の「大臣」(36)の2人の最高幹部に絞り、殺人予備容疑立件へ詰めの捜査に入った。

N容疑者は名古屋市内の指定暴力団山口組系の組長だったが、昭和62年、オウム真理教に入信。捜査当局は同容疑者が「建設大臣」の指揮下で活動していたことを重視。幹部の動向や一連のサリン事件への関与の可能性についても調べる。

「建設大臣」はN容疑者らが非公然活動を実行に移す際の指揮を執り、「科技大臣」は科学部門の統括者としてサリン製造の全体像を把握していたとみられる。

N容疑者が岐阜、愛知両県内の複数の知人に対し、先月初めごろ「短銃が手に入らないか」と依頼したとの情報があり、捜査当局は依頼の目的や実際に短銃を入手したかどうか追及する。

N容疑者は昨年11月19日夜、静岡市内のホテルで、商売上の付き合いがあった名古屋市の自営業者(47)に「このままじゃ済まんぞ。足代を出せ」などと金を要求、現金数十万円を脅し取った疑いで逮捕された。N容疑者はこの日、テレビのワイドショーに出演し「銃を探して回った事実はない」と発言。別のインタビューでは「裏部隊の存在は知らない」などと話した。

放送終了後、任意同行先の麻布署で逮捕された。愛知県警は身柄を13日夜、中村署に移し同容疑者の親族が住む市内のアパートを捜索した。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】橋本聖子氏に出馬要請

自民党の森幹事長は13日、プロ自転車選手の橋本聖子さん(30)を党本部に招き、公認候補として夏の参院選比例代表への出馬を正式に要請した。橋本さんは要請に対し「日本自転車競技連合の片折行理事長らと協議して近日中に返事をしたい」と述べた。

同席した片折氏は「本人は阪神大震災の支援活動や、身障者問題の仕事にも熱心で、福祉関係の仕事をしたいという希望を持っている」と述べ、同連合としても出馬を前向きに検討する意向を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は13日の衆院決算委で、最近の少子化への見解を求められ「核家族化は子供の自立心を養う点で一概に悪いとは言えない」と、まずは一定の評価。続けて「職場と自宅が遠距離で、5時に仕事が終わっても帰宅は7時。食事をしてテレビを見て休むだけ。家族のだんらんが少ない」と都市サラリーマン家庭の現実を解説した。首相は現在、官邸に隣接する公邸に二女夫婦らと住んでいるが、公邸に仕事を持ち帰ることもしばしばで、家族だんらんもままならない様子。遠距離通勤の問題点を指摘したかったようだが、7時に帰宅して家族のだんらんがないという指摘はやや的外れ。

○…新進党の議員総会がこの日国会内で開かれ、中西選対局長が統一地方選前半戦の結果を報告。この後、坂口力氏ら三重県選出議員が「小差だが勝利した。海部党首以下、皆さんに支援していただいたおかげです」と激戦の末に勝利した三重県知事選のお礼のあいさつ。会場からは大きな拍手が起こったが、もう一つ激戦を勝ち抜いた岩手県知事選についてはあいさつなし。肝心の小沢幹事長が欠席したためで、阿部昭吾衆院議員総会長が「追って岩手もお礼があるでしょう」と引き取ったものの、相変わらずの小沢氏の潜行ぶりに会場はしらけ気味。《共同通信》

【ドジャース・野茂英雄投手】オープン戦初登板

ドジャースの野茂英雄投手(26)は米大リーグのオープン戦が始まった13日、フロリダ州べロビーチのドジャータウンで行われたマーリンズ戦に登板、制球に苦しみながらも2回で3三振を奪い、無安打無失点で大リーグ昇格へ大きくアピールした。

五回から二番手として登板。先頭打者を遊ゴロに打ち取った後、3連続四球と乱れたが、五番打者をフォークボールで空振り三振、続く打者も左飛に打ち取ってピンチを脱した。先頭打者が失策で生きた六回は連続三振、盗塁死でマウンドを降りた。

野茂は「いいボールを投げたいという気持ちが強すぎだ」と反省したが、満足そうな表情だった。

野茂投手 いい球を投げたくて、思い切りいき過ぎたかも。フォークボールも真っすぐも、振ってくれるところにいかなかった。先発ローテーションに入れるかは、首脳陣に必要と思われないと…。今後も日々の練習をしっかりやっていきたい。

ドジャース・ラソーダ監督 野茂は神経質になっていたに違いない。1イニング目は狙ったところにいっていなかったが、落ち着いてピンチを切り抜けた。いい投手である証拠だ。ただ、先発ローテーションは、キャンプが終わってからすベて決める。

マーリンズ・ラッチマン監督 速球は球威があるし、いいフォークボールもある。大リーグ級の腕を持っているのは間違いないが、それ以上は判断したくない。《共同通信》



4月13日のできごと