平成2259日目

平成7年3月16日(木)

1995/03/16

【山陽新幹線】4月中旬に全線開通へ

阪神大震災(兵庫県南部地震)で新大阪ー姫路間(91.7キロ)が不通になっている山陽新幹線について、JR西日本の井手正敬社長は16日、今月末までに復旧工事を完了し、1週間程度の自主検査を経て、4月初めにも運輸省の開業前検査を受ける、との見通しを明らかにした。同社本社(大阪市)で行った記者会見で述べた。

工事完了の見通しがついたことで、運輸省の検査結果次第では東海道・山陽新幹線はこれまで同社が目標としていた「ゴールデンウイーク前」よりさらに早い4月中旬の全線開通の公算が大きくなった。

同社長は住吉ー灘間(4.5キロ)が不通になっている東海道線についても今月26、27日ごろ工事を終え、1、2日程度の自主検査の後、同月末にも同省の検査を受けられる、とした。同線は早ければ今月末か4月初めには全面復旧する見込み。東西を結ぶ動脈の復旧は被災地の復興へ大きな弾みとなりそうだ。同社長は工事の完了について「列車が正常に運転できる状態。運輸省から指摘のあった個所はすべてやった」と語り、同省の開業前検査については「長くかかるとは思わない」と早期再開への自信をのぞかせた。

山陽新幹線の自主検査については、実際の車両を走らせて柱に鋼板を巻くなどの補強をした高架橋の各部位のひずみ具合や加重を演定するほか、電気・軌道総合試験車で線路や架線の状態を精密に検査する。《共同通信》



【村山富市首相】地方分権法成立に意欲

村山首相は16日開かれた衆院地方分権特別委員会で「地方分権は時代の流れであり、政策の柱だ。(審議中の)地方分権推進法案は維新に値する歴史的な重みのあるもので早期に成立させ、具体的な作業を進めて行きたい」と述べ、分権実現にあらためて意欲を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は16日の衆院地方分権特別委で、新進党の山本拓氏から「リーダーシップが不足している」と指摘されると「最初から右向け、左向け、と言うのは時代に逆行している。時間がかかっても民主的で透明性の高い手法を大事にしている」と反論した。だが山本氏が「結局は何もしないことがよく分かった」と質問を締めくくると、首相は「最後にあれを言いたかったから質問したんじゃろう」と記者団に漏らすなどぶ然とした表情。「3与党間の合意形成」を政権運営の基本にしている首相にとって、指導力は発揮しにくいというジレンマがあるだけに反応もことのほか敏感?

○…この日の新進党役員会で、米沢副党首が「最近の新聞、テレビを見ているとわが党のことが皆無といっていいほど報道されていない」と、マスコミの報道ぶりを批判。窓口役の江田広報企画委員長に対し「江田さんの対応が悪いんじゃないか。時には記者諸君と歓談して、十分意思疎通を図ってほしい」と注文を付けた。つい先日も「明日の内閣」の西岡総合調整担当が「党活動が十分取り上げられないのは遺憾」と発言したばかり。政党支持率の低迷が続く中で、相次ぐ党幹部の筋違いのぼやきに「新進党のあせりは相当重症」との声も。《共同通信》

【大相撲春場所】5日目

大相撲春場所5日目(16日・大阪府立体育会館)横綱、大関が順当勝ち。横綱貴乃花は智ノ花の右のど輪、右内掛けの攻めをこらえ、左上手投げで退けた。曙は小結大翔鳳を一方的に突き出した。大関武蔵丸は小錦をもろ差しで寄り切り、若乃花は栃乃和歌をタイミングよく引き落とし、ともに両横綱と並んで5連勝。貴ノ浪は左の外掛けで勝ち、3連敗の後2連勝。貴闘力が敗れ、全勝は貴乃花、曙、武蔵丸、若乃花の4人。重量は力桜がただ1人勝ち越し。《共同通信》

【宇宙線ソユーズ】ミールとドッキング

米宇宙飛行士を初めて乗せたロシアの宇宙船ソユーズTM21はモスクワ時間の16日午前10時45分、ロシアの宇宙ステーション「ミール」と予定通りドッキングした。

ソユーズに乗り込んでいるのは、米飛行士ノーマン・サガード氏とデジュロフ船長らロシア人飛行士2人。3人は「ミール」に移乗した後、6月に行われる予定の米スペースシャトルとのドッキングまで約90日間、ミールで医療などの科学実験を展開する。《共同通信》



3月16日のできごと