平成2141日目

平成6年11月18日(金)

1994/11/18

【プロ野球ドラフト会議】ダイエー、城島健司捕手を1位指名

新制度になって2年目を迎えたプロ野球ドラフト会議は18日、東京都港区の高輪プリンスホテルで開かれ、明日のスターを夢見る指名63選手の交渉権が確定した。指名(10位まで可能)は広島とロッテの7位を最後に終了した。

昨年は抽選がなかったが、ことしは高校生2人に1位指名が競合した。紀田彰一内野手(横浜高)は中日と横浜、嘉勢敏弘投手(大阪・北陽高)はオリックスと近鉄の指名を受け、紀田は横浜、嘉勢はオリックスが当たりくじを引き交渉権を得た。

逆指名が行われた大学、社会人選手は競合のない“無風”の指名が続いた。5年ぶりの日本一に輝いた巨人は1位に河原純一投手(駒大)、2位に織田淳哉投手(早大)と、大学球界の本格派を射止めた。《共同通信》

ダイエーに1位指名された城島捕手(別府大付高)は、推薦入学の決まっている駒大でアトランタ五輪を目指すと決めていただけに、当初は戸惑った様子だった。

しかし、ダイエーは卒業後に逆指名したいと考えていたそうで、次第に喜びがこみ上げてきたらしい。「大学に行く気持ちはまだあります」とドラフト前にはには考えられない軟化した発言も飛び出し、揺れる心理をうかがわせた。《共同通信》



【大相撲九州場所】13日目

大相撲九州場所13日目(18日・福岡国際センター)大関貴乃花は関脇武双山を左四つから一気の寄りで下し、13戦全勝。優勝同点を決め、横綱審議委員会の横綱推薦内規をクリアした。貴乃花は14日目に武蔵丸を下すと2場所連続7度目の優勝が決まる。2差で貴乃花を追う大関武蔵丸は大善を寄せつけず、突き出した。横綱曙は大関貴ノ浪の寄りに屈し4敗目。大関若乃花は旭道山を寄り切り勝ち越した。十両は、新十両の土佐ノ海が3敗で並んでいた若翔洋に勝ち単独トップに立った。《共同通信》

【参院社会党・青木薪次議員会長】参院議員4氏の離党報道を否定

参院社会党の青木薪次議員会長は18日午前、国会内で記者会見し、一部報道で民主・リベラル新党結成のため社会党の離党・分裂も辞さずと述べたとされる同党4参院議員について「4氏に直接会ってただしたが、村山内閣を崩壊させてまで離党しようという人は一人もいなかった。離党・脱党して新党をつくることはない」と述べ報道を否定した。

その上で「村山内閣を支持しつつ新しい時代に即座に対応した党に脱皮するため、党名変更を含め党改革に党が中央、地方も含め一体となって取り組むのは言をまたない」と述べた。《共同通信》

【神奈川県逗子市・沢光代市長】池子合意で辞職

神奈川県逗子市が池子の米軍住宅建設を受け入れることで国と合意したのを受けて、沢光代市長は18日「住宅建設容認に方針転換した責任を取る」として、千葉謙三同市議会議長に辞表を提出した。同市は3月に助役、収入役が辞めており、今回の市長の辞職で三役不在となる。

辞表提出後に記者会見した沢市長は「合意で決まった事項を実現する責任がある」として、来月末実施予定の市長選への再出馬をいったんは表明。だが「選挙告示前の表明は公選法上問題がある」と同市役所内から異議が出て、出馬表明を撤回した。自治省選挙課は「記者会見での出馬表明は、事前運動とほ性質が異なり、違法に当たらない」としている。《共同通信》

【政界談話室】

○…18日の参院政治改革特別委員会で、新緑風会の平野貞夫氏が旧ソ連からの社会党へ資金提供があったとの疑惑をめぐり村山首相を追及。平野氏は「昭和40年代、選挙では社会党に投票していたが、赤いリンゴ(旧ソ連)に唇を寄せていたことを知って、青春は何だったのかと感じている」と流行歌の歌詞に引っかけて批判。対する首相は「社会党に投票してくださって心からお礼を言います。思い切って入党してくだされば…」。肝心の疑惑にも「調査済み」と余裕の応酬。軍配は首相に上がったようで平野氏は「丸め込まれているような…」とポツリ。

○…野党「改革」の渡部恒三衆院予算委理事は、この日の理事会で武村蔵相と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との関係に触れた山岡賢次氏の発言削除を与党が求めたのに反発、戦前「反軍演説」で衆院議員を除名された故斎藤隆夫氏の例を挙げ「与党がおもしろくないからといって、発言を削除するなら審該権は否定される」。与党が「一般論だ」といなすと、今度は河野外相が「予算は一年、民主主義は百年」とかつて自民党の単独審議に加わらなかったことを持ち出して反撃。結局は委員長預かりとなったが、ほかの野党理事から援軍もなく最後まで孤軍奮闘。《共同通信》

【パレスチナ】原理主義派と警察衝突

パレスチナ先行自治区ガザ市内のモスク(イスラム教寺院)そばで18日正午(日本時間同午後7時)すぎ、「ハマス」や「イスラム聖戦」などイスラム原理主義組織の支持者数千人がパレスチナ警察に投石、警察の発砲をきっかけに市内各所に衝突が広がり、ガザのパレスチナ筋などによると原理主義組織系の8人が死亡、双方で計約150人が負傷した。

パレスチナ警察がハマスなどに発砲して死傷者が出たのは、今年5月にアラファト・パレスチナ解放機構(PLO)議長の先行自治政府がガザ地区とヨルダン川西岸エリコで始動して以来初めて。

自治に反対するハマスなどが今後、アラファト議長への反発を強めるのは必至だ。自治の行方は議長がハマスやイスラム聖戦などによる対イスラエル・テロを抑え込めるかどうかにかかっており、自治政府は発足から約半年で重大な局面を迎えた。

事件が起きたのはハマス支持者らがモスクで金曜礼拝を終えた後で、議長批判のデモを開始する直前だった。デモは許可されていたが、パレスチナ警察が拡声器を破壊したため、投石が始まった。

パレスチナ筋によると、最初の衝突後、ハマス支持者らは治安警察本部や刑務所を銃撃、モスクや病院のそばで警察の車両数台を炎上させたほか、市内の映画館2軒にも放火した。アラファト議長は治安関係者と緊急協議、ガザ市内に外出禁止令を出し、ハマス関係者ら100人以上を逮捕した。

ハマスはPLOとイスラエルの暫定自治合意に反対し、10月にはエルサレム繁華街での銃乱射、イスラエル軍兵士誘拐殺害、23人を殺したテルアビブのバス爆破など、次々にイスラエルを標的としたテロ事件を起こした。《共同通信》



11月18日のできごと