平成2120日目

平成6年10月28日(金)

1994/10/28

【湘南ナンバー】抽選会に200人

さわやかさや高級イメージなどから、若者らに人気のブランド「湘南」が車のナンバーにも登場、31日の交付を前に優先的に手続きができる150人を選ぶための抽選会が28日午前、神奈川県平塚市の関東運輸局湘南自動車検査登録事務所で行われた。自動車ナンバーの交付前の抽選会は全国で初めて。

この日の受け付け開始は午前9時。同事務所前には前日の午後3時から並び、そのまま泊まり込んだ人を先頭に約200人が詰め掛けた。

湘南ナンバーをめぐっては10月初めから、同登録事務所前にキャンプ用のいすなどを持ち出して並ぶ若者が出るほど。関東運輸局は混乱を避けるため抽選会の実施を決定。当選した150人を交付当日に優先的に受け付けるなど分散化を図った。《共同通信》



【ビートたけしさん】起訴猶予

東京区検は28日、酒を飲んでバイクの単独事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検されたタレントのビートたけしさん(47)を起訴猶予とした。

区検は起訴猶予の理由を「顔面まひの残る重傷を負い、既に精神的、肉体的制裁を受けている。また、事故は自損事故であり、他に被害を及ぼす可能性は小さかった」としている。たけしさんは既に、東京都公安委員会で免許停止30日の行政処分を受けている。

ビートたけしさんは28日夕、所属事務所を通じて「ほっとした。検察庁の寛大な判断に感謝します。今回の事故を深く反省し、今後このようなことは二度と引き起こしません。自分の立場を深くわきまえ、まじめに生きていこうと思います」とのコメントを発表した。

たけしさんは先月27日の退院会見後、1カ月の謹慎を宣言していた。所属事務所の森昌行社長は、さらに半月の間謹慎させた上、雑誌連載の再開から始め、段階的に一仕事に復帰させるという。テレビ番組の復帰に関して森奈社長は「現時点での年内復帰は困難」と話している。《共同通信》

【ジャンボ鶴田さん】筑波大大学院に合格

プロレスラーのジャンボ鶴田さん(43)が28日、筑波大大学院体育研究科コーチ学専攻に合格した。鶴田さんが突破したのは社会人を対象に実施している特別選抜試験で、18日、体育学の筆記試験や面接などが行われた。来年4月からの2年間で30単位を取得するほか、修士論文も執筆する。同コーチ学専攻の卒業生にはバレーの三屋裕子さんらがいる。

正方形のマットからキャンパスへの“転戦”に鶴田さんは「今は興奮して頭の中が真っ白。とにかくうれしい。実戦で培ったキャリアに科学的トレーニングを取り入れ、若手の指導に当たりたい」と抱負を語った。《共同通信》

【村山富市首相】シュミット元旧西ドイツ首相と会談

村山首相は28日、シュミット元旧西ドイツ首相と首相官邸で会談した。シュミット氏は社会民主党党首として「自由民主党」との連立政権や政策転換などを実現させた、いわば村山政権の先輩格。「日本社会党が衆院議長と首相を占めたことを喜んでいる。頑張って欲しい」と村山首相を激励した。

さらにアジア各国訪問の体験から「アジアの人々は日本人に心を開けないと感じているようだ。(過去の謝罪など)細川政権で一歩踏み出したが、積み重ねが心を開かせる」とアドバイス。首相は先輩からの助言に「過去を反省すべきは反省し、平和を志向しつつ期待されている役割を果たしていきたい」と決意を伝えた。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は28日、プロ野球日本シリーズ巨人ー西武戦の感想を記者団から聞かれ「あまりテレビを見る時間がないが、フェアプレーの精神で大いにやってほしい」とにこやかに両チームにエールを送った。ところが、記者団が60年安保当時、現役時代の長嶋巨人監督が「社会党が政権を取ったら(プロ)野球ができなくなる」と発言した昔話を持ち出すと「それは社会党に対する理解がなかった。社会党が文化、スポーツ振興を言っているのは昔も今も変わらない」と苦笑い。社会党への評価にもフェアブレーを期待?

○…田名部元農相はこの日昼、野党統一会派「改革」の譲員総会で「この国会の委員会は非常に横暴だ」と政府、与党の姿勢を批判。「橋本発言はあれでいいのか。今までは似たようなことを言って、罷免された人もいる」と第二次世界大戦の歴史認識をめぐるる橋本通算相答弁をやり玉に挙げた。もっとも、田名部氏が問題にしたかったの発言内容そのものはなく、以前のように追及しない社会党の姿勢らしく「(社会党は)本当にいいのか。こっち(与党)ならいいということか。それなら統一見解を出させろ」と憤まんやる方ない様子。《共同通信》

【常磐新線】起工式

東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ鉄道、常磐新線の起工式が28日午前、JR秋葉原駅前特設会場で行われた。起工式には亀井運輸、野坂建設相に東京、埼玉、茨城3都県の知事ら約150人が出席。塩田澄夫日本鉄道建設公団総裁は「首都圏北部の優良な宅地の供給と交通アクセスの一体的な推進を図ることで既存の鉄道の混雑緩和や地域振興を促進し、首都圏の均衡ある発展に貢献すると確信する」とあいさつした。

常磐新線は首都圏近郊の通勤混雑と住宅問題の解消を目的に宅地開発と鉄道整備を体的に行う大都市宅地開発鉄道整備特別措置法の適用第1号。秋葉原と筑波研究学園都市間約60キロを結び、2000年の開業を目指している。総事業費は8000億円。1万ヘクタールの宅地を供給し、17万戸の住宅建設が見込まれている。

東京都などが出資した第三セクター、首都圏新都市鉄道会社が鉄道建設と運営に当たる。本年度は約340億円の事業費で秋葉原―新浅草間の鉄道敷設や駅舎の建設などを予定している。《共同通信》



10月28日のできごと