平成2095日目

平成6年10月3日(月)

1994/10/03

【天皇皇后両陛下】パリ入り

欧州訪問中の天皇、皇后両陛下は3日夕(日本時間4日未明)、ドイツのフランクフルトからパリのオルリ空港に到着された。空港にはミッテラン大統領らが出迎え、歓迎式典が開かれた。両陛下は政府専用機からにこやかに姿を現し、タラップ下で出迎えた大統領やフランス政府要人らとあいさつを交わされた。

天皇陛下は大統領の案内で赤いじゅうたんの上を進み、フランス国旗の前で立ち止まると、音楽隊が君が代とフランス国歌を続けて演奏。その後、陸、海、空軍の儀礼兵約200人から栄誉礼を受けられた。

この後、空港貴賓館で大統領が歓迎のスピーチ。天皇陛下は「41年ぶりに貴国を訪問できたことを大変うれしく思います。貴国の人々と親しく接するとともに、貴国が古い時代から今日まで培ってきた現在のフランスの姿に触れ、理解を深めたいと思います」と感謝の言葉を述べられた。

これに先立ち両陛下は同日午前、フランクフルト市庁舎を訪問、シェーラー市長夫妻らと懇談された。《共同通信》

フランスを国賓として訪問中の天皇、皇后両陛下は3日夜、パリ市の大統領府(エリゼ宮)で開かれたミッテラン大統領主催の晩さん会に出席された。

天皇陛下は席上「貴国は今、欧州の統合に向かって新たな価値を求めて未来への道を歩んでいます」と欧州統合でのフランスの役割を評価し「両国民が世界の人々と手を携えて争いのない平和な世界を築くよう努力していきたい」と述べられた。

これに対し大統領は日本の国際貢献の重要性を強調。「国連安保理改革で日本が常任理事国の一つになることは望ましい」などと政治色の濃い発言を交えながら、21世紀に向けた両国の一層の交流を訴えた。《共同通信》



【NHK連続テレビ小説・春よ、来い】放送開始

10月3日のできごと(何の日)
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【国会】空転打開へ大詰め

副議長の交代問題などで与野党折衝が難航していた国会は3日夜、野党「改革」側が「副議長問題は今国会中に結論を得て次期国会から実施」「所信表明演説のやり直しは求めず、議事録配布にとどめる」「公正な国会運営を条件に土井衆院委員長の不信任決議案提出は見送る」との妥協案を示し、与野党が打開に向け大詰めの折衝を行った。

与野党とも早期の審議再開では基本的に合意しているものの、特に副議長問題での具体的文言をめぐって与野党の意見が折り合わず、折衝は4日未明にずれ込んだ。これにより、3日予定されていた衆院の代表質問が行われるのは早くても5日になる見通しとなった。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は3日昼、国会運営について記者団から「国会空転は必至の状況か」と聞かれて「まあ、国会でおやりになってることですから」。記者団は「野党時代は国会を空転させる立場だったが」「社会党のかつての国会対策委員長として事態打開の妙案は」と、意地悪く突っ込んだが、首相は「あっはっは」と高笑いでかわし、「今は(問題は)国会の場にあるから」と述べるばかり。対決姿勢を強める野党への批判を、一切、口にしなかったのは、与野党の立場の逆転から間もないだけに野党の気持ちが分かりすぎるため?

○…自民党の小渕副総裁はこの日、都内で講演し、村山首相の人柄について「ひょうひょうとして感銘することが多い。名利を追わず淡々として物事に対応する態度にはあらためて敬服する」と評価。首相にスキャンダルがないことも付け加えて「国会運営は安心立命の境地-だ」と持ち上げた。さらに「自分で宣伝しては何だが、自民党の村山さんは小渕恵三ということになっている」とちゃっかり売り込む一方、「新聞を見ると人柄だけでは政治はできないとも書いてある」と認めるあたり、首相に負けず劣らずの気配りぶり。《共同通信》



10月3日のできごと