平成2093日目

平成6年10月1日(土)

1994/10/01

【東海道新幹線】開業30周年

昭和39年、東京オリンピックに合わせて開業した東海道新幹線が1日でちょうど30周年を迎え、記念の出発式がJR東京、新大阪の両駅でそれぞれ一番列車を使い行われた。

開業以来の走行距離は約10億キロ、地球と月の間を約1300往復した計算。この間に約28億人の乗客を運んだが、乗客を巻き込んだ人身事故は一度もなく、安全神話を保ち続けた。

午前6時前から東京駅16番ホームで行われた記念出発式では、午前6時発の新大阪行きのぞみ301号の乗務員に花束が贈られ、JR東海の田中弘昌・新幹線鉄道事業本部長が「乗客死傷事故ゼロの記録にさらに磨きをかけたい」とあいさつ。のぞみは、警笛を鳴らしながら、保線区員らの拍手の中を出発した。

これまで開業10年、20年の節目には大々的に祝ってきたが、今回は「景気も回復していない世情に配慮した」(須田寛JR東海社長)とテープカットもない質素な出発式。のぞみに乗り込んだ都内の会社員(34)は「開業当時は幼かったので記憶もおぼろだが、飛行機と違って安心して乗れるのがいいですね」と話していた。

30年を迎えた新幹線は、鉄橋や高架など土木構造物の寿命や騒音問題など課題もあるが、今後も世界一の高速輸送システムで類を見ない安全性の維持が期待されている。《共同通信》



【NHK連続テレビ小説・ぴあの】最終回

【パラオ】独立

国連による米国信託統治領として最後に残されていた西太平洋のパラオが1日、米国との自由連合国として正式に独立した。独立後、パラオは自由連合協定に基づき、軍事・防衛に関する事項については米国にゆだねるが、外交権と完全な立法権を得て、国連への加盟を予定している。

独立をめぐっては、自由連合協定締結のために憲法の非核条項を凍結するなど多くの曲折があったほか、今後どう経済的に自立していくかなど、日系のクニオ・ナカムラ大統領が抱える課題は多い。大統領は独立を前にした記者会見で「環境保護と両立させた観光開発」とした経済発展に力を入れ、長年の援助依存の体質からの脱却を目指すと述べた。

懸案である日本との直行航空便開設などを通じ日本からの一層の観光客を誘致できるかどうかがカギを握る。パラオは1914年から第二次大戦の終結まで日本の統治下にあった。国民の間では日本への親近感が強く日本からの技術援助拡大などへの期待も大きい。《共同通信》

【皇太子さまご夫妻】広島入り

皇太子ご夫妻は1日、第12回アジア競技大会の開会式などに出席のため、羽田空港をたち広島県入りされた。大会名誉総裁の皇太子さまは雅子さまとともに3日間、広島県に滞在。開会式に出席するほか、水泳や重量挙げの競技を観戦される。

ご夫妻は午前11時すぎ、広島空港に到着。午後、広島市中区の原爆死没者慰霊碑に献花した後、原爆養護老人ホームを訪れ、高齢の被爆者を励まされた。《共同通信》

【社会党・久保亘書記長】長期空転なら衆院解散も

社会党の久保書記長は1日夕、札幌市内のホテルで記者会見し、野党統一会派「改革」が副議長ポストを要求して村山首相の所信表明演説の本会議を欠席した問題について「政局転換を図る意図があるなら、政治改革つぶしの責任を問われても仕方ない」と批判。

審議拒否が長期化すれば現行中選挙区による衆院解散を招きかねないと強くけん制し、「国会を速やかに正常な状態に戻すことが重要だ」と強調した。《共同通信》



10月1日のできごと