平成2083日目

平成6年9月21日(水)

1994/09/21

【Jリーグ・名古屋】ゲーリー・リネカー選手が引退表明

名古屋グランパスのFWゲーリー・リネカー(33)=英国=が21日、けがと体力の限界を理由に今シーズン限りでの引退を表明した。

磐田戦終了後、記者会見したリネカーは「(日本にいる間)ずっとけがをしていらいらしていた。再契約しても何とかやれるとは思うが、自分本来のプレーはできない」と無念の表情で引退の理由を説明した。

リネカーは、Jリーグ発足と同時に2年で7億円(金額は推定)という破格の契約金で名古屋に入団。しかし、再三、けがに悩まされ、実績通りの活躍をすることができなかった。《共同通信》



【プロ野球・日本ハム】新監督に上田利治氏

日本ハムに上田新監督が誕生した。同球団から来季監督就任を要請されていた元オリックス監督の上田利治氏(57)=現野球評論家=は21日、東京・品川の日本ハム東京支社で大社オーナーと会い、就任の意思を正式に伝えた。契約年数は未定で、シーズン終了予定の10月上旬に契約を交わし、正式発表される。

監督就任の決まった上田氏は記者会見で「(オーナーから)思い切って腕を振るってください、と言われた。チームを強くする意気込みと熱意を強く感じた。昨日(20日)あたりから、気持ちが引き締まってきた」と現在の心境を語った。

コーチ陣については「チームに優秀な方もおられるし、球団の話を聞き、意見も出しながら詰めていきたい」と話した。

大沢監督が復帰2年目の指揮を執った今季の日本ハムは、昨年の2位から大きく後退。退陣の意思を表明した同監督の後任人事に入り、19日には持田球団社長が東京都内で上田氏に就任を正式要請していた。

上田氏は徳島県出身。阪急(現オリックス)を1975年から3年連続日本一に導き、監督通算15年間に1012勝810敗104分けの成績を残している。

上田利治氏 チームを強くしたいという球団の意気込みを、非常に強く感じました。オーナーからは、バックアップはするから、思い切り腕を振るってほしいと言われました。今季はあまり日本ハムの試合を見ていないから、まずはチームのデータをじっくり読み込みたい。《共同通信》

【中日・郭源治投手】通算100勝100セーブ達成

中日の郭源治投手は21日の阪神25回戦(ナゴヤ)で完封勝利をマークして今季7勝目を挙げ、プロ野球112人目の通算100勝に到達した。郭は昨年既に通算100セーブ(現在111)をマークしているため、同時に史上5人目の100勝100セーブを達成した。初勝利は1981年8月30日の大洋(現横浜)22回戦。

過去100勝100セーブをマークしたのは206勝193セーブの江夏豊(西武)を筆頭に昨季の大野豊(広島)らがいる。

中日4−0阪神

中日が元気のない阪神を投打に圧倒した。二回、無死満塁から前原の中前打で1点を先制。なおも二死一、二塁から立浪の左前打で2点目を入れた。三回には一死二、三塁から仁村の中犠飛で1点を加え、四回にも清水の適時打で加点した。郭は阪神を散発5安打に抑え、今季2度目の完封で通算100勝を飾った。 阪神は今季2度目の5連敗。山崎は勝負球の甘さがたたり3回ともたず、打線もボール球を振らされて2試合連続の零敗を喫した。《共同通信》

【大相撲秋場所】11日目

大相撲秋場所11日目(21日・両国国技館)全勝力士3人のうち、大関若ノ花に土がつき、今場所に横綱昇進が懸かる大関武蔵丸も3敗目を喫す波乱の土俵となった。若ノ花は琴稲妻の速攻にいいところなく押し出されて初黒星。武蔵丸は幕内では14年ぶりの水入りの大熱戦の末、琴の若の右上手投げに屈し、場所後の昇進が厳しくなった。大関貴ノ花は危なげなく智ノ花を寄り倒し、関脇武双山も剣晃を寄り倒して、無傷の11連勝。大関貴ノ浪は寺尾を小手投げで下して1敗を守った。《共同通信》

【連立与党3首脳】税制改正大綱の最終調整を持ち越し

自民、社会、さきがけの連立3与党は村山首相(社会党委員長)、小渕自民党副総裁、武村蔵相(新党さきがけ代表)による首脳会議を22日午前に延期、税制改革大綱の最終調整を持ち越した。社会党内には増減税法案の分離処理を求める意見がなお根強く、与党税調の大勢となっている消費税率5%の大綱明記にも強い反対がある。

このため政府は消費税引き上げの見送りとして増税分のうち5000億円を福祉政策に充てる案を提示したが、その内容をめぐって大蔵省との調整が難航した。《共同通信》

【政界談話室】

○…社会党の久保書記長は21日午前、党参院議員総会でのあいさつで「減税先行期間は少なくとも3年なければならない」と強調。前日の与党3党首会談では自らの主張で3年に落ち着いたとの成果をアピールした。しかし焦点の増減税一体処理については、これに反発する党内の空気を察してか、「3年先のことだから無責任と強く主張しているのは旧与党、つまり今の野党だ。非自民連立政権の時も社会党と新生党の間に議論があった」と、かつての新生党とのあつれきを持ち出し当時よりまし、との論理で党内を納得させたいとの思惑がありあり。

○…この日、国会内で開かれた野党の新党協議会世話人会には市川公明党書記長が欠席。山口敏夫元労相は中野民社党書記長に「市川さんは中野さんにいつも責められていたから欠席したんだ」と、組織問題を抱えて新・新党議論での突出を控えている公明党をしり目に、最近の世話人会の議論をリードしている中野氏を皮肉った。中野氏も「(市川氏は)山口ノイローゼでしょう。心臓の強い人にだったら太刀打ちできるが、心臓を持ってない人には太刀打ちできない」と応酬。これには“無心臓”扱いされた山口氏自身も苦笑い。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ご訪欧前に会見

天皇、皇后両陛下は21日、10月2日からのフランス、スペイン両国公式訪問を前に皇居・宮殿で記者会見し「両国の人々との友好関係をさらに増進するよう努めたい」などと抱負を述べられた。

天皇陛下は皇太子時代にフランスを1回、スペインを3回訪問。昭和天皇の大喪の礼などを通じてもミッテラン・フランス大統領やカルロス・スペイン国王と親しく交流されている。

今回の訪問で陛下は「日本が世界の平和を念願し、世界の国々と相携えて国際社会に貢献しようしている姿が理解されればうれしい」と語られた。

皇后さまはフランス、スペインへの興味が詩や絵画、音楽などを通じ、少女時代から芽生えてきたことを明らかにし「両国の現在の姿に接し、理解を深めたい」などと話された。

陛下は、広島で開かれるアジア大会の開会式に出席後、欧州に向けて出発する変則的な日程について「忙しい日程ですが、心を込めて務めていきたい」とし、皇后さまの健康問題では「まだ完全ではありませんが、言葉の困難を克服できたことをうれしく思い、多くの人の励ましに感謝している」と述べられた。



9月21日のできごと