平成1954日目

平成6年5月15日(日)

1994/05/15

【羽田孜首相】自社と政策協調可能


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羽田首相は15日午後、東京・新宿駅前で街頭演説し、少数与党政権であることいついて「非常にぜい弱な政権で、野党が一緒に内閣不信任案を出したらいっぺんで倒れてしまう」と述べながらも「悲観はしていない。誠心誠意、語り掛けることで多くのことがやれる政権だ」と強調した。

首相はその理由として、「自民党は国の直面する問題(の対応策)に反対はしないし、社会党とも大きな違いはない」と述べ、政策面での協調を図ることは可能との見方を示した。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑と有事立法の関係については、「おどろおどろしい心配をする人がいるが、金日成主席は、その気も能力も金もないと言っている。国際社会も制裁とは言っていない」と指摘、有事立法を具体的に検討する段階ではないとの認識を示し、「北朝鮮に粘り強く語り掛ける」と述べた。

国連常任理事国入りをめぐっては「批判はあるが、常任理事国でないと本当の情報は入らないし、責任を果たさず逃げてる国になってしまう」と強い意欲を示した。



【社会党訪中団】北京入り

社会党訪中団代表として北京入りした久保書記長は15日夕、人民大会堂で中国共産党の丁関根中央宣伝部長と会談した。

丁部長は日中関係に関して「過去の歴史を正しく認識することが日中友好の基本だ。この点について(国交正常化から)22年間に問題がないという訳ではなかった」と述べ、直接言及しなかったものの、永野前法相の南京大虐殺でっち上げ発言を批判した。

これに対して久保書記長は社会党として永野問題を重視する考えを示すとともに、「羽田政権の正確が変わったとすれば責任を追及する」と強調。同時に羽田首相から、過去の歴史の反省に立つと所信表明などで明らかにしていることを中国側に伝えてほしい、と要請されてきたことを伝えた。《共同通信》

【大相撲夏場所】8日目

大相撲夏場所8日目(15日・両国国技館)横綱曙が、関脇武双山を一方的に押し出し、8連勝で勝ち越しを決めた。武双山は2敗目。1敗の大関陣は、貴ノ浪が剣晃をつり出し、貴ノ花が琴の若を寄り切ってともに連敗を免れた。しかし武蔵丸は肥後ノ海にいいところなく、敗れ6勝2敗と後退した。単独トップの曙を1差で追うのは、貴ノ浪、貴ノ花の二人。十両は蒼樹山と栃乃藤が7勝1敗で並んだ。《共同通信》

【ゴルフ・合田洋選手】ツアー初優勝

日本プロ選手権最終日(15日・岐阜県レイクグリーンGC=7138ヤード、パー71)強風の中、73にまとめた合田洋が尾崎将司の猛追を1打差で振り切り、通算5アンダーの279でツアー初優勝を飾った。獲得賞金は1800万円。合田はシード権を持たず、シード外選手のこの大会の優勝は、シード選手制度が施行された1973年以降初めて。合田はこの優勝により、来年から10年間のシード権を与えられる。

合田はこの日1バーディー、3ボギー。首位合田から6打差の3位でスタートした尾崎将はベストスコアの68を出し、2位に食い込んだ。青木功は3オーバーの5位、6位タイに川岸良兼ら3人が入った。《共同通信》

【ゴルフ・肥後かおり選手】今季初優勝

ヤクルトレディース最終日(15日・福岡国際CC七又コース=6221ヤード、パー72)強風でスコアメイクに苦しむ選手が多い中、プ口6年目、25歳の肥後かおりが72で回り、通算5アンダーの211で今季初優勝、賞金1080万円を獲得した。肥後は2年前の安比高原レディース以来のツアー2勝目。

1打差の2位タイでスタートした肥後は13番(パー5)でイーグルを記録して単独トップ。その後、15番からの3連続ボギーで前日首位の武田久子に並ばれたが、武田が18番(パー4)をボギーとして決着がついた。《共同通信》

【全日本女子柔道体重別選手権・48キロ級】田村亮子選手が4連覇

広島アジア大会の日本代表選考会を兼ねた全日本女子柔道体重別選手権は15日、東京の日本武道館で7階級を行い、48キロ級は大学進学後初の大会となった田村亮子(帝京大)が四連覇した。田村はすべて一本勝ちで完勝。衛藤由佳(ミキハウス)と対戦した決勝では、開始約1分に大外刈りで技ありを奪って優位に立ち、3分32秒に釣り込み腰で再び技ありとし、合わせ技で一本勝ちした。

72超級は4月の全日本女子選手権で二連覇した阿武教子(福岡・柳川高)がこの大会でも二連勝を達成。56キロ級決勝は菅原教子(筑波大)が四連覇を狙った世界選手権2位の立野千代里(ミキハウス)に一本勝ちして初優勝した。

各級優勝者に72キロ超級準優勝の鈴木香(コマツ)を加えた大人がア大会代表に選ばれた。《共同通信》

【米・クリストファー国務長官】シリア・アサド大統領と会談

シリアからの報道によると、クリストファー米国務長官は15日ダマスカスを訪問し、アサド・シリア大統領と中東和平問題について話し合った。会談では、イスラエル軍が8年間で三段階に分けてゴラン高原から撤退するというイスラエルの提案も焦点となったもようだ。

シリアはこれまでイスラエルがゴラン高原から即時完全撤退する意思をはっきり表明するよう要求し、三段階撤退提案も拒否してきた。しかし15日付のシリア政府系紙ティシュリンは、同国が「合理的な期間内」のゴラン高原からの撤退を受け入れると指摘しており、アサド大統領がどう柔軟姿勢を示すか注目されている。

クリストファー長官は16日にイスラエルに入ってラビン首相らと会談し、アサド大統領との会談結果を報告する見通し。イスラエル訪問後、再びシリアを訪れる往復外交を展開するとみられている。長官は今週中にパレスチナ自治が実現したエリコも訪問する予定。《共同通信》



5月15日のできごと