平成1953日目

1994/05/14

この日のできごと(何の日)

【ロシア】基地で弾薬庫爆発

ロシア極東部ウラジオストク近くの太平洋艦隊基地で14日午後、同艦隊航空隊の弾薬庫が爆発し、兵士ら数人が負傷、付近の住民約3000人が避難した。艦隊は弾薬庫にあったのは通常兵器のみで、核兵器や化学兵器はないとしているが、ウラジオストクーナホトカ間の幹線道路が閉鎖されたほか、事故現場から半径30キロが立ち入り禁止となるなど、爆発の大ききを示している。周辺の建物の窓ガラスは爆風ですべて破れており、負傷者が増える恐れもある。

爆発があったのはウラジオストクの北100キロのノボネジノ村近くにある弾薬庫で、同日午後3時40分(日本時間同1時40分)ごろ、大音響とともに爆発、炎上した。現場には住民避難のための装甲車両をほじめ、太平洋艦隊司令部、連邦防ちょう局関係者らが急行した。

爆発後約6時間たった午後10時(同8時)前に鎮火したが、3000人の住民が南部の軍港ボリショイカメニへ避難した。弾薬庫はすべて爆発したという。

太平洋艦隊筋によると、弾薬庫にあったのは戦闘機用の爆弾など。爆発音は100キロ南のウラジオストクでも聞こえ、地響きに驚いた住民から市役所や消防署に「何が起きたのか」などと問い合わせが相次いだ。

太平洋艦隊では2年前のちょうどこの日にも、ウラジオストク郊外の弾薬庫が大爆発を起こし、市民約5万人が避難した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【中島みゆきさん】シングル「空と君のあいだに/ファイト!」発売

【大相撲夏場所】7日目

大相撲夏場所7日目(14日・両国国技館)大関の貴ノ花、貴ノ浪が相次いで敗れる波乱。全勝を守った横綱曙が単独トップに立った。貴ノ花は小結寺尾に突き倒され、貴ノ浪は平幕、小城錦の上手投げからの寄りに屈した。曙は剣晃に押しで快勝。曙を追う1敗は貴ノ浪、貴ノ花、武蔵丸、武双山の四人となった。十両は栃乃藤が一人勝ちっ放し。《共同通信》

【自民党・渡辺美智雄元外相】羽田内閣は自民党に協力求めよ

自民党の渡辺元外相は14日夕、栃木県黒磯市内で公演し、少数与党となった羽田内閣に対し、「自民党を毛嫌いせず、表玄関から自民党の力を貸してもらいたいというか何かしないとやっていけない」と述べ、政権運営では自民党に協力を求めるべきだとの考えを強調した。

これは羽田政権が連立を離脱した社会党の復帰、協力を求めているのをけん制すると同時に、連立政権と自民執行部双方に、「自民・連立協力」も視野に入れるよう促したものだ。

渡辺氏は、「衆院で3分1のしか支持がない内閣は民意を代表しているとは言えない。民意を問うか、辞めて多数党に政権を渡せというのは立派な理由になる」として、平成6年度予算成立後に内閣不信任案を提出する可能性があると指摘した。

さらに渡辺氏は「ポスト細川」選びで首相指名選挙への出馬を一時表明したことに触れ「数が足りなかった」とした上で「自分の主義主張を通す段階があればやる。何回もその時期にぶつかるだろう」と、政権獲得への意欲を失っていないことを明らかにした。《共同通信》

【公明党・矢野絢也前委員長】現行制度の総選挙可能

公明党の矢野前委員長は14日午後、静岡県熱海市で開いた社会党「デモクラッツ」の研修会で講演し、衆院解散と総選挙に関して「現行制度で選挙はできないなどというのは選ばれる側の論理だ。(小選挙区の区割り法という)法律の都合で、憲法に保障された有権者の主権行使が妨害されるのは本末転倒だ」と述べ、中選挙区制での選挙に反対する公明党の現執行部を批判した。

羽田政権については「右に自民党、左に社会党と野党が分断されており、意外と安定性がある。これまでの強引な手法を反省して、柔軟に対応すれば、プラスになる要素がある」との見方を示した。《共同通信》

【共産党・宮本顕治議長】「中選挙区制度で総選挙を」

共産党の第12回中央委員会総会が14日午後、東京・代々木の党本部で3日間の日程で始まった。宮本顕治議長は冒頭発言で、新選挙制度での解散・総選挙果について「小選挙区制そのものは、一度も民意を問うたことがないし、各党が選挙で公約したものではない」と厳しく批判、「解散で民意を問う場合は、すべての少数意見を反映できる中選挙区制でなければならない」と述べ、現行制度での実施を主張した。

宮本氏は「南京事件はでっち上げ」とした永野前法相の発言にも触れ、「(永野氏起用は)有事立法の促進が目的だったのは明白だ」とした上で、「今後は法相に据えた羽田首相の責任を追及する」と強調した。

中央委は7月19日から開かれる第20回党大会に向け、旧ソ連、東欧の社会主義崩壊後の情勢変化を踏まえた党綱領改定案などを提案するとともに、次の総選挙への態勢づくりが目的。《共同通信》



5月14日 その日のできごと(何の日)