平成2297日目

平成7年4月23日(日)

1995/04/23

【オウム真理教・村井秀夫科学技術大臣刺殺事件】

23日午後8時半ごろ、東京都港区南青山、オウム真理教東京総本部前の路上で、教団最高幹部で「科学技術省大臣」村井秀夫氏(36)が男に腕とわき腹を刺された。都内の病院に運ばれたが、病院側は「傷は肝臓に達しており、心臓はほとんど止まった状態」と発表した。教団側は「信者以外からの輸血はあり得ない」と輸血を拒否したとされるが、村井氏は同日午後11時半までに約1万3000ccの輸血を受けた。

男は警戒中の赤坂署員が取り押さえ、殺人未遂の現行犯で逮捕した。調べでは、男は韓国籍で住所不詳、無職A容疑者(29)。右翼団体のメンバーを名乗り「幹部を刺すつもりで午後1時半ごろに来た。痛い思いをさせてやろうと思った」と供述しており、同署は犯行の動機などを追及している。

調べでは、A容疑者は、総本部前にいた報道陣や見物客の間に紛れて総本部に近づき、玄関に入ろうとした村井氏の前方から、刃渡り約20センチの洋包丁を持ち襲いかかった。一度空振りした後、村井氏の腕を刺し、取り押さえようとする信者らを振り払うようにしてさらにわき腹を刺した。

村井氏はこの日未明、総本部から車で山梨県上九一色村の教団施設へ。午後4時半ごろ上九一色村を出発、同総本部に戻ったところだった。《共同通信》

23日夜、東京都港区南青山、オウム真理教東京総本部前の路上で、男に腕とわき腹を刺され教団最高幹部の「科学技術省大臣」村井秀夫氏(36)が24日午前2時33分、出血性ショックなどのため、入院先の都内の病院で死亡した。赤坂署に殺人未遂の現行犯で逮捕された韓国籍の住所不詳、無職A容疑者(29)は、右翼団体の構成員を名乗り「教団の幹部を刺すつもりで来た。痛い思いをさせてやろうと思った」などと供述した。

同署は容疑を殺人に切り替え動機などを追及しているが、A容疑者が所属しているとした三重県内の右翼団体本部事務所が山口組系暴力団の“宿泊所”だったことも分かった。同容疑者の供述に不審な点が多いことからさらに調べている。

村井氏は、捜査当局がサリン製造工場と断定した山梨県上九一色村の教団施設「第7サティアン」の責任者で、サリン事件解明のカギを握るとされる人物。捜査当局は「捜査の基本方針に変更はない」としているが、一連のサリン事件との関連を含め、オウム真理教に対する捜査への影響は必至とみられる。

調べによると、A容疑者は総本部前にいた報道陣や見物客の間に紛れて待ち伏せ、23日午後8時35分ごろ、村井氏が玄関に入ろうとしたところ、持っていたアタッシュケースから刃渡り約20センチ洋包丁を取り出し、無言で腕を刺した後、取り押さえようとした信者らを振り払い、さらにわき腹を刺した。村井氏は23日夕、上九一色村の教団施敗から戻り、総本部前で報道陣ら数十人の環視の中で襲われた。

入院先の都立広尾病院によると、傷は肝臓と腎臓に達し、大静脈も切断されたという。は川と臓に達し、大都脈も切断された。

A容疑者は調べに対し「テレビを見てしゃくに障った。悪いやつらだ。何とかしなくちゃいかん」などと供述。「昨年5月、三重県の右翼団体に入った」としている。しかし、同団体は政治団体として三重県に届け出ているものの活動はほとんどなく、代表者は所在不明。本部事務所は山口組直系の暴力団組員の住所となっていた。この暴力団側はA容疑者について「そんな人物は知らない」としており、三重県警は、暴力団関係者からも事情を聴く方針。

村井氏は教団内の最大組織「科学技術省」の大臣として教団を取り仕切っていたれ、テレビ番組にも出演。サリン製造疑惑を否定していた。

「科学技術省」は「厚生省」などとともに「第7」でのサリン製造にメンバーがかかわったとされ、警視庁など捜査当局は関与したメンバー約20人の逮捕状を週内にも請求する方針を固めていた。



【競馬・第111回天皇賞】ライスシャワーがV

競馬の第111回天皇賞(春)は23日、重馬場の京都競馬場3200メートル芝コースに18頭が出走して争われ、4番人気のライスシャワー(的場均騎乗)が3分19秒9で優勝、賞金1億3200万円を獲得した。

ライスシャワーは一昨年の春に続いて同レース2度目の制覇で、1992年の菊花賞と合わせてG1レース3勝目となった。天皇賞2勝は91、92年にともに春を制したメジロマックイーンに次いで史上4頭目。飯塚好次調教師、的場騎手はともにこのレース2度目の勝利。《共同通信》

【ビートルズ】結成時の録音テープ見つかる

23日付の英日曜紙サンデーー・タイムズによると、英国中部のリバプールで、1959年の結成時に録音されたビートルズの演奏テープが見つかった。ビートルズのテープとしては最も古く、競売に出せば20万ポンド(約2760万円)の値は付きそうだという。

溶接工のピーター・ホジソンさん(30)が昨年秋、祖父宅の屋根裏部屋を掃除中に見つけた。祖父宅はビートルズのポール・マッカートニーが住んでいた家の近くにあり、当時マッカートニーがホジソン家からテープレコーダーを借りていたという。

テープには16曲が録音されており、レコード化されていないビートルズのオリジナル曲「ハロー・リトル・ガール」や、レイ・チーャールズの「ハレルヤ」などが含まれている。

ホジソンさんは、別のグループの演奏だろうと思っていたが、聴いているうちに「ビートルズに違いない」と判断。レコード会社に連絡し、3月にはマッカートニー本人とも会い、テープが本物であることが分かった。

4月23日のできごと