平成1895日目

平成6年3月17日(木)

1994/03/17

【日商・稲葉興作会頭】所得税厳正の恒久化を

日本商工会議所(稲葉興作会頭)は17日午後、東京・千代田区の東京商工会議所で通常総会を開いた。細川首相が来賓として出席した。

あいさつの中で稲葉会頭は、まず景気の現状について「企業マインドには若干の変化の兆しも垣間見られるようになった」と期待感を表明するとともに、懸案の所得税減税問題について「単年度限りの減税ではなくて、税の直間比率の是正を念頭に置いて恒久的措置として実施すべきだ」と述べ、所得税減税の恒久化の必要性を強調した。

日本経済関係では「極めて厳しい環境」との認識を示し、「数値目標の設定を拒否したのは妥当だったが、これに代わる具体策を示さないと米側の理解は得られない」とし、政府、民間業界に数値目標に代わる経済摩擦回避のための具体策を求めた。

また、政界再編成の動きについては「さまざまな動きが出ることは避けられない」としながらも、「単なる離合集散ではいけない。新しい事態を踏まえ、政策、理念、哲学の合意に基づいたものであるべきだ」との期待を表明した。《共同通信》



【大相撲春場所】5日目

大相撲春場所5日目(17日・大阪府立体育会館)全勝の横綱曙と大関貴ノ花に土がつく波乱があった。曙は同じく全勝の関脇琴錦のタイミンングのいい引き落としに屈した。貴ノ花は平幕小城錦に寄り倒され、綱とりへ痛恨の1敗を喫した。2人の新大関は、武蔵丸が北勝鬨を一方的に押し出して5連勝。貴ノ浪は新関脇武双山を外掛けで倒して4勝目を挙げた。左足首のけがが心配された大関若ノ花は、大翔鳳を押しで下して3勝2敗とした。幕内の全勝は武蔵丸、琴錦の2人。十両は敷島1人が勝ちっ放し。《共同通信》

【国会】予算委審議のめど立たず

国会は17日、連立与党、自民党が国対委員長会議を断続的に開き、細川首相の1億円問題をめぐる衆院予算委員会の空転打開について話し合ったが、物別れに終わった。18日も国対委員長会談で再度協議するが打開の糸口はなく、連休明け以降へのずれ込みが確実となり、その後の審議日程のめども全く立たなかった。《共同通信》

【新生党・小沢一郎代表幹事】民社党議員と意見交換

民社党の米沢書記長ら衆参国会議員13人と新生党の小沢代表幹事らが17日夜、都内の料理店で会談した。小沢氏が16日までの日本新党と新生党との統一会派結成を念頭に日本新党議員との懇談を終えたのに続くもので、民社党に輪を広げたことにより細川首相が提唱する「与党統一会派構想」にさらに弾みがつきそうだ。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は17日も記者団から衆院の統一会派構想について質問攻め。日本新党と新生党の急接近ぶりに記者団が「新党さきがけとの婚約は生きているのか」と質問しても「生きているとか、そういうことではありません」と歯切れが悪く、後は「誤解をされるから」「真意が伝わってないから」とノーコメントの繰り返し。佐川急便1億円借金問題で衆院予算委がスタートできない話に触れられると「もうお答えした通り」とひとこと。陽気は春めいてきたのに首相には「物言えば唇寒し」と秋の風が吹いている?

○…この日午前開かれた連立与党政務幹事会で、社会党の野坂国対委員長は統一会派騒ぎの震源地の新生党の渡部代表幹事代行を見やりながら「あんたのところもいろいろやるなー。ワシらが(三極論を)言った時にはしかられたのだけど…」と皮肉たっぷりにけん制。これには渡部氏も「まあ、まあ…」としか応じなかったが、野坂氏は「今朝の社会党国対委員会では今は予算の成立に全力を挙げると私は言った」と、重要な時期に国会そっちのけで動き回る新生党に不快感もあらわ。会議後、他党の幹事が「亀裂なんか何もない」とことさら記者団に釈明する一幕も。《共同通信》



3月17日のできごと