平成1891日目

1994/03/13

この日のできごと(何の日)

【中国・江沢民国家主席】米・クリストファー国務長官と会談

中国訪問中のクリストファー米国務長官は13日午前、北京の人民大会堂で江沢民国家主席兼党総書記と会談した。前日の李鵬首相らとの会談で厳しく対立した人権問題は依然、平行線をたどったが、江主席は改めて米中関係改善の必要性を強調するなど、米中双方が何らかの打開策を模索していることをうかがわせた。長官は14日に2回目の外相会談を行った後、両外相による共同記者会見に臨む予定。

中国外務省の呉建民報道局長によると、会談は1時間余りにわたり、人権問題のほかミサイル関連技術輸出規制(MICR)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題なども取り上げられた。

江主席は人権問題に関して「西側の一部の人々は多くの中国人民の福祉ではなく、政府転覆や安定の破壊を企てるごく少数の人々に関心を持っている」と指摘。政治の安定を維持するのは各国政府の責務であり、中国政府への批判は道理に合わないと述べ、人権問題での中国批判に反発した。

しかし主席は同時に「意見の不一致は両国協力の障害になるべきではない」などと、改めて米中関係の重要性を指摘。昨年11月の米中首脳会談で、クリントン大統領もこうした見方に同意したことを強調した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【NHK大河ドラマ・炎立つ】最終回

【自民党・森喜朗幹事長】「首相の疑惑解明が先」

自民党の森幹事長は13日午後、愛媛県新居浜市での会合で講演し、細川首相の佐川急便からの1億円借金問題について「政治家と金の問題が言われる中、細川さんはもらったのか借りたのか本当のことを言っておらず決着はついていない」と述べ、疑惑が解明されない限り、今後衆院予算委員会の審議には応じない考えを示した。

森氏はあっせん収賄罪で逮捕された中村前建設相の例を引き「潔白を期待したい。彼は立派に堂々と拘置所へ入って行った」としながら、「それに比べて細川さんは言っていることがはっきりせず、矛盾が出ている。国会法104条の議決と関係省庁の守秘義務の間でもめているが、正直に返したのならば本人が証拠書類を出せばいい」と批判した。《共同通信》

【細川護熙首相】統一会派結成を指示

細川首相は13日夕、日本新党の松岡代表幹事ら新執行部と会談し、衆院で連立与党による統一会派づくりを進めるよう改めて指示した。しかし、日本新党と統一会派を組む新党さきがけは大会派構想に「小沢氏の主張である新・新党構想に直結する」と反発、社会党も警戒感が強いため大会派づくりが首相の狙い通りに進むか微妙だ。《共同通信》

【大相撲春場所】初日

大相撲春場所初日(13日・大阪府立体育会館)若ノ花と貴ノ浪の二子山部屋の2大関に土がつく波乱があった。若ノ花は魁皇の投げに続く寄りに土俵を割った。新大関の貴ノ浪は寺尾の右下手投げに屈した。

横綱曙は再小結の栃乃和歌を激しく突き出し、横綱昇進を目指す大関貴ノ花は新小結大善の挑戦を退けた。もう1人の新大関、武蔵丸は白星スタートを切った。新関脇の武双山も会心の相撲で好発進。東前頭9枚目まで落ちた元大関の小錦は、肥後ノ海に敗れた。《共同通信》

【スキーW杯・複合】荻原健司選手が総合V

荻原が日本のファンの前で輝くワールドカップ(W杯)総合制覇―。スキー複合のW杯第11戦(個人第8戦)の後半距離(15キロ)は13日、札幌市の白旗山競技場で行われ、前半首位の荻原健司(北野建設)はフレッドボーレ・ルンベルク(ノルウェー)に抜かれ2位だったが、史上初の2シーズン連続個人総合優勝を決めた。

荻原は2位得点の125点を加え総合得点を1010点に伸ばした。総合2位の河野孝典(野沢温泉ク)は今大会11位に終わったことから、総合得点は851点にとどまり、残る19、20日の最終戦(サンダーベイ=カナダ)で荻原が得点ゼロで、河野が優勝(140点)したとしても及ばない。《共同通信》

【名古屋国際女子マラソン】浅井えり子選手が初優勝

名古屋国際女子マラソンは13日、名古屋市瑞穗公園北陸上競技場を発着点とする42.195キロのコースに外国招待選手12人を含む134選手が参加して行われ、34歳のベテラン、浅井えり子(NECHE)が2時間30分30秒で初優勝した。

2位にはラミリャ・ブラングロワ(ロシア)が2時間31分12秒で入り、昨年の世界選手権2位のマヌエラ・マシャド(ポルトガル)は7位に終わった。日本勢では一般参加の馬込愛子(沖電気宮崎)が2時間32分2秒の4位と健闘した。

レースは30キロ過ぎから浅井とブラングロワの争いとなり、40キロ手前で浅井がスパート。そのままゴールした。元日本最高記録保持者の姫野(旧姓宮原)美佐子(旭化成)は2時間41分27秒で18位、1985年神戸ユニバーシアード優勝の深尾真美(大阪陸協)は21位だった。

レースは第4回アジア女子マラソン選手権を兼ねており、日本代表として走った浅井は同選手権の優勝者にもなった。《共同通信》



3月13日 その日のできごと(何の日)