令和252日目

2020/01/07

この日のできごと(何の日)

【カルロス・ゴーン逃亡事件】

ゴーン被告の妻に逮捕状

東京地検特捜部は7日、会社法違反(特別背任)の罪に問われた前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の東京地裁での証人尋問で、虚偽の証言をしたとして、偽証容疑で被告の妻キャロル・ナハス容疑者(53)の逮捕状を取った。キャロル容疑者は、保釈中に逃亡したゴーン被告と共にレバノンに滞在しているとみられ、実際に逮捕される可能性は低い。

逮捕状取得に踏み切ったのは、ゴーン被告が日本の司法制度やキャロル容疑者との面会を認めなかった保釈条件を批判しているのに対し、キャロル容疑者が特別背任事件に関与していた疑いがあることを明確にしたいとの狙いがありそうだ。《共同通信》

弘中弁護士「今後取材受けない」

保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団の弘中惇一郎弁護士は7日、近く弁護人を辞任することなどを理由に「今後、ゴーン氏について取材を受けることはない」と報道各社に文書で通知した。

文書で弘中氏は、逃亡事件の弁護人にはなっておらず、「捜査の進行に関することを話すのは適当ではない」と指摘。その上で、起訴された事件の弁護人として知っていることには守秘義務があるため話せない、としている。

一方、8日に予定されているゴーン被告の記者会見を見た上で、必要があれば日本外国特派員協会(東京)で会見するとした。《共同通信》

日産、初の公式声明

カルロス・ゴーン被告(65)が国外へ逃亡したことを受け、日産自動車は7日、「日本の司法制度を無視した行為であり、極めて遺憾だ」との声明を出した。ゴーン被告の国外逃亡後、日産が公式にコメントを出すのは初めて。

声明では、日産の内部調査により判明したゴーン被告の不正は「報酬虚偽記載や会社資産の私的流用など多岐にわたり、極めて甚大」と強調し、「不正行為により被った損害の回復に向けた財産の保全や損害賠償請求など、適切な法的手続きを継続して行っていく」方針を示した。《読売新聞》

レバノン大統領、協力を約束

レバノンへ逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告を巡り、大久保武・駐レバノン日本大使が7日、首都ベイルート郊外の大統領府でアウン大統領と会談した。大久保氏は「誠に遺憾だ。到底看過できない」として、事実関係究明に必要な協力を求めた。アウン氏は「全面的な協力を惜しまないことを約束する」と応じた。日本外務省が明らかにした。

アウン氏は「本件にレバノン政府は全く関与していない」と説明。レバノンは日本との関係を重視していると訴えた。日本外務省は大久保氏が身柄引き渡しを求めたかどうかは「明らかにできない」とした。《共同通信》

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【全国高校ラグビー】

ラグビーの第99回全国高校大会最終日は7日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、ともにAシードの桐蔭学園(神奈川)が御所実(奈良)を23―14で下し、東福岡と両校優勝した第90回大会以来、2度目の優勝を果たした。初の単独優勝。

神奈川県勢は9大会ぶりの全国制覇。桐蔭学園は昨年の選抜大会、7人制と合わせて「3冠」を達成した。御所実は4度目の決勝でも頂点に届かなかった。

前回大会準優勝の桐蔭学園は前半を3―14で折り返した。後半にロックの青木、FB秋浜の連続トライで逆転。SO伊藤のドロップゴールなどで突き放した。《共同通信》

【プロ野球・広島】新人選手が入寮

広島の育成を含む新人9選手が7日、広島県廿日市市の大野寮に入った。ドラフト1位の森下(明大)は野球道具など最低限の荷物だけを持参し「野球に集中する、ということ」とプロとしての自覚を口にした。

大学球界屈指の本格派投手として新たなステージでも即戦力の期待を背負う。米大リーグのドジャースで活躍する前田や大瀬良ら新旧エースが生活していた部屋に入った。「頑張ります。最初の入りが大事なので、自分らしくやっていきたい」と、8日に始まる新人合同自主トレーニングに向けて気持ちを込めた。《共同通信》

【プロ野球・巨人】新人選手が入寮

巨人のドラフト1位新人の堀田賢慎投手(青森山田高)が7日、川崎市のジャイアンツ寮に入った。出身地、岩手県の工芸品の花巻傘を持参し「この寮でしっかり過ごして自分がどれだけやれるか確かめていきたい。結果で恩返ししたい」と初々しく語った。

ドラフト2位の太田龍投手(JR東日本)は「緊張も不安も楽しみな部分もある。頑張らないといけない」と決意を語った。ドラフト5位の山瀬慎之助捕手(石川・星稜高)は名前の由来となった憧れの阿部慎之助2軍監督のグッズを持ち込み「石川県から出たことがないので寂しい気持ちはあるが、東京で活躍しようという覚悟を持って来た」と話した。《共同通信》

【東京株式市場】

7日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発した。中東情勢の悪化懸念から6日に急落した反動で、ひとまず買い注文が入った。

終値は前日比370円86銭高の2万3575円72銭。東証株価指数(TOPIX)は27.56ポイント高の1725.05。出来高は約11億5795万株だった。《共同通信》

【韓国・文在寅大統領】「新年の辞」を発表

韓国の文在寅大統領は7日、今年の施政方針を盛り込んだ「新年の辞」を発表した。昨年、極度に関係が悪化した日本に対しては「最も近い隣人であり、両国間の協力関係を一層、未来志向的に進化させていく」と呼び掛けた。日本が輸出管理の厳格化措置を撤回すれば、「両国関係がさらに速く発展できる」とも強調した。

昨年12月に安倍晋三首相と会談し、懸案の解決に向けた対話継続で一致したこともあり、対日批判を避けて協調姿勢を前面に出した形だ。ただ、関係悪化の根源であるいわゆる徴用工判決などへの具体的な言及はなかった。

日本の輸出管理措置に対し、官民挙げて「誰も揺るがせない国」を目標に半導体材料の国産化に取り組み、「意味ある成果を達成した」ともアピールした。《産経新聞》

【日本維新の会・下地幹郎衆院議員】離党届提出

日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件に絡み、日本維新の会衆院議員の下地幹郎元郵政民営化担当相(58)=比例九州=は7日、離党届を提出した。那覇市での後援会関係者との会合後、記者団に明らかにした。議員辞職については「結論は出ていない」と述べ、20日の通常国会召集までに判断する考えを示した。党は離党届の扱いを検討する。

下地氏は「党のイメージを考えた。政権を取れる野党と信じてやってきたので残念だ」とも話した。この会合に先立ち日本維新の会の松井一郎代表は大阪市役所で記者団の取材に応じ「潔く身を処すべきだ」と改めて議員辞職を求めた。《共同通信》

【安倍晋三首相】総裁任期を全う

安倍晋三首相は7日の会合あいさつで、2021年9月末までの自民党総裁任期を全うする意向を繰り返し示した。総裁連続4選論を打ち消すと同時に、党内の一部でささやかれる年内退陣論も否定した格好だ。最長政権の任期切れが近づく中、憲法改正や社会保障政策のレガシー(政治的遺産)づくりをにらみ、求心力維持を狙ったとみられる。

首相は党の新年仕事始め会合や東京都内で開かれた新年互礼会で「桃栗三年、柿八年」のことわざを引用し「柚子は九年の花盛り。柚子までは責任を持って大きな花を日本に咲かせたい」と述べた。12年の総裁就任から9年となる21年の任期満了を指したようだ。《共同通信》



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