令和253日目

令和2年1月8日(水)

2020/01/08

【カルロス・ゴーン被告】ベイルートで会見

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保釈中に逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などの罪で起訴=は8日午後3時(日本時間同日午後10時)、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行った。嫌疑について「根拠がなく、検察官は記者に偽りの情報を流し、証拠を隠した」と主張した。

ゴーン被告は会見で、「自分自身と家族を守るために日本を離れるしかなかった」と持論を展開。「乱暴に拘束され、家族や友人から引き離された」と述べ、日本の司法行政を批判した。

逃亡方法については、「皆さんの関心は分かるが、どうやって日本を離れたのかを話すために今日、ここへ来たのではない」と述べた上で、「なぜ日本を離れなければいけなかったのかについて話すために来た」と指摘した。

2018年11月に逮捕されて以降、「一瞬たりとも自由を味わったことはない」などと訴えた。《産経新聞》

ゴーン被告の記者会見場となった報道機関の連盟が入る建物の前には、土砂降りの雨の中、各国の報道陣が大勢詰めかけた。警備員や迷彩服姿の警察官らが厳重な警備を敷き、ゴーン被告を乗せたと思われる車が到着する度にカメラマンらが車を取り囲むなど、物々しい雰囲気に包まれた。

記者会見は、ゴーン被告側が選んだ一部のメディアだけが出席を許され、拒否されたメディアの記者らは、スマートフォンなどで中継を視聴した。

出席が許されたのは、レバノンやフランスのテレビ局などで、日本のメディアは多くが出席できなかった。関係者によると、過去の報道内容などをチェックした上で、出席を認めるメディアを厳選したという。読売新聞も出席を申し込んだが、「ゴーン氏に攻撃的な記事を書いている」(ゴーン被告の弁護団の一人)として拒否された。朝日新聞やテレビ東京、小学館は出席した。《読売新聞》

記者会見で潔白を強調した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の主張に対し、日産関係者は「多額の不正があった事実は動かない。説得力のある説明はできず、恥の上塗りだ」と冷ややかに受け止めている。「事件が日産内部で仕組まれた」とのゴーン被告の主張は事実ではないとして「不正はあくまでも彼自身の話だ」と突き放した。

別の日産関係者は「今回の逃亡は完全に法を逸脱している。残念な人だとしか言えない。レバノンからは出られないだろうし、もう経営者の道は閉じた」と指摘した。ただ、経営に悪影響が出かねないとの懸念を示した。《共同通信》



【相模原障害者施設殺傷事件】初公判

相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせたとして、殺人、殺人未遂罪などに問われた元施設職員植松聖被告(29)の裁判員裁判が8日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まり、植松被告は起訴事実を認めた。完全責任能力があるとして起訴した検察側に対し、弁護側は、被告には精神障害があり、事件当時は心神喪失か心神耗弱状態だったとして、責任能力を争う姿勢を示した。

罪状認否に続き、弁護人が意見を述べた後、植松被告は「皆様に深くおわびします」と謝罪し、直後に自らの口に何かを入れるようなしぐさをして奇声を上げた。法廷にいた刑務官らが取り押さえ、青沼裁判長が休廷を宣言した。

19人という犠牲者数は刃物による殺傷事件としては戦後最悪。植松被告は事件直後に逮捕されて以降、「意思疎通ができない障害者は人間ではなく、有害だ」との主張を続け、殺傷行為を「社会貢献」などとして正当化してきた。

今後の公判では、被告が物事の善悪を判断できたかなど責任能力の有無や程度を裁判所がどう評価するかに加え、障害者への差別感情や憎悪を増長させた経緯や背景をどこまで解明できるかが焦点となる。

起訴状などでは、植松被告は16年7月26日未明、施設に窓ガラスを割って侵入し、柳刃包丁などで入所者19人を次々と殺害、24人に全治9日~半年ほどのけがを負わせたほか、職員5人を結束バンドで拘束して、うち2人に重軽傷を負わせたとしている。《読売新聞》

【名古屋市】小5男児、持ち出しは15万円

名古屋市立小5年の男児が同級生から多額の現金を要求され支払った問題で、市教育委員会は8日、男児が持ち出したのは計約15万円で、問題に関わった同級生は十数人だったとする調査結果を明らかにした。同日、市役所で開いた有識者会議「いじめ対策検討会議」で報告した。

市教委はこれまで、男児が持ち出した現金で遊ぶなどした同級生を6人としていたが、少額の消費に関与した同級生が他にも数人いたことが分かったとしている。約15万円のうち約9万円が同級生に充てられ、約6万円は一緒に遊んだ男児が使ったという。

昨年末までに一部の同級生らが男児側に謝罪し数万円を弁済したという。《共同通信》

【ファミリーマート】本部社員が無断発注

ファミリーマートは8日、フランチャイズ加盟店への経営指導を担当する本部社員が、店舗オーナーに無断で商品を発注する事案が複数あったと発表した。同社は事実関係の確認を進め、社員の処分を検討する。

本部社員による無断発注はセブン―イレブンの店舗で昨年に発覚。セブンは社員2人を懲戒処分にしたと明らかにした上で、通報窓口を設置し、過去にさかのぼって調査を進めている。一方、ファミマの沢田貴司社長は昨年11月、取材に対し「(無断発注は)ない」と否定していた。

同社は「フランチャイズ契約の根幹に関わる不適切な行為で、早急に見直しを進める」としている。《共同通信》

【日本維新の会】下地氏を除名処分

日本維新の会は8日、党紀委員会を大阪市の党本部で開き、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業からの現金受領を認めた同党衆院議員の下地幹郎元郵政民営化担当相(58)=比例九州=を除名処分にした。議員辞職を勧告することも決め、下地氏側に通知した。

下地氏が提出した離党届は受理しなかった。除名は維新として最も重い処分で、党紀委の後の持ち回り常任役員会でも了承した。

馬場伸幸幹事長は党本部で記者団に「一連の流れと、ことの重要性に鑑みて処分を決定した」と述べた。《共同通信》

【日経平均終値】2万3204円76銭

8日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、イランが米への報復攻撃に踏み切ったことで中東情勢の緊迫化が警戒され大幅反落した。終値は前日比370円96銭安の2万3204円76銭。一時600円超下落したが、イラン外相が「均衡の取れた自衛措置を実行し完了した」と表明すると、攻撃の一段の拡大は避けられたとの見方から午後に下げ幅をやや縮めた。

東証株価指数(TOPIX)は23.65ポイント安の1701.40。出来高は約14億5300万株。東京外国為替市場では比較的安全とされる円がドルに対して買われ、一時1ドル=107円65銭と約3カ月ぶりの円高水準となった。《共同通信》

【イラン】米軍駐留基地を攻撃

イランは8日未明(日本時間同日午前)、米軍が駐留するイラク中西部アサド空軍基地と北部アルビル基地を、イラン領内から発射した少なくとも十数発の弾道ミサイルで攻撃した。イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍に殺害されたことに報復した。

トランプ米大統領は米東部時間8日午前(日本時間9日未明)に声明を発表し、攻撃で米軍将兵に死者はなかったと説明した。これについて、米メディアは、イラン側から米国に事前警告があったと伝えている。双方とも全面衝突を回避したい意向とみられる。

また、イランの核保有を許さないとの立場を改めて明確にし、イラン指導部に対して「強力な制裁を科し、イランが態度を改めるまで続ける」と述べた。その一方で、イランに対して軍事力を用いたくはないと表明した。

イラン側もミサイル発射後、戦争は望んでいないとの姿勢を強調。ザリフ外相はツイッターで「均衡のとれた自衛措置を実行し、終了した」と述べた。

ただ、革命防衛隊幹部は今回の攻撃を「第1段階」だとしており、報復や挑発行為が続く可能性もある。ロウハニ大統領の顧問は、米国がさらにイラン側を攻撃すれば「地域で全面戦争が起きるだろう」とツイートし、米国を牽制した。

攻撃を受け米国防総省は、反撃方法を精査するとともに、域内の米国人や同盟・友好国を守るために「あらゆる必要な措置」を取ると発表した。《産経新聞》

米・トランプ大統領、イランへの反撃を否定

イラン革命防衛隊の精鋭部隊司令官殺害に対し、イランが米軍駐留の基地攻撃で予告通り報復、両国は全面衝突の危機を迎えたが、トランプ米大統領は8日、イランに軍事力を用いたくないと反撃を否定した。

イラン政府筋によると、イランは攻撃直後、米国の利益代表を務めるスイスを通じ、米国が反撃しなければイランは攻撃を継続しないとの書簡を米国に出した。

トランプ氏は中東の紛争関与に消極的だが、再選を狙う11月の大統領選を前に強い姿勢を示す必要もある。

米軍は昨年末以降、中東の態勢強化を急速に進めてきた。《共同通信》

【外務省】イラク大使館を一時閉館

外務省は8日、中東情勢の緊迫化を受け、イラク全土に退避勧告を出し、首都バグダッドにある日本大使館を一時閉館した。イランでも滞在者や渡航者向けの危険レベルを引き上げた。

イラクでは今回、不要不急の渡航をやめるよう呼び掛けるレベル2と「渡航中止勧告」のレベル3だった地域をレベル4の「退避勧告」に引き上げ、全土が退避勧告地域となった。バグダッドでは必要な避難が完了したため、大使館の閉館を決めた。在エルビル領事事務所は邦人保護の業務を続ける。

イランは首都テヘランを含む地域をレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げた。《共同通信》

【イラン】ウクライナ国際航空機が墜落

イランの首都テヘランの空港近くで8日、ウクライナ国際航空の旅客機が離陸直後に墜落して炎上した。ウクライナ外務省によると、乗客167人、乗員9人の計176人全員が死亡した。

墜落したのはボーイング737―800。ウクライナ国際航空はエンジン故障など技術的なトラブルが原因との見方を示し、在イランのウクライナ大使館はテロとの関係を否定した。イランによる米国への報復攻撃とも無関係のもよう。

ウクライナ外務省が公表した乗客名簿によると、イラン人、カナダ人、ウクライナ人、スウェーデン人らが搭乗していた。日本人はいなかった。《共同通信》

【野党】自衛隊中東派遣中止を要求へ

立憲民主党など野党は8日の国対委員長会談で、イランによるイラク駐留米軍への報復攻撃を受け、海上自衛隊の中東派遣中止を求める方針で一致した。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「事態が非常に緊迫化してきた。自衛隊の皆さんを危機にさらすわけにはいかない」と述べた。

玉木氏は、安倍晋三首相が11日から予定していた中東訪問の延期を検討していることに触れ「自衛隊派遣についてもいったん立ち止まるべきだ」と強調。「あらゆる外交資源を活用し、米イラン双方に自制を強く求めるべきだ」と語った。

立民の安住淳国対委員長は「首相の判断は間違っている」と記者団に述べた。《共同通信》

【中日・石川昂弥内野手】入寮

中日のドラフト1位新人、石川昂弥内野手(愛知・東邦高)が8日、名古屋市内の合宿所に入寮し「いよいよ始まる感じ。何も分からない状態なので、プロの生活に早く慣れないといけない」と気を引き締めた。

テレビや高額な治療器具などの他に、昨春優勝した甲子園大会の記念パネルを持参した。仲間とつかみ取った栄光は「去年一番の思い出」と笑顔で話した。

これまでは不安も多かったが、5日に入寮を済ませたヤクルトのルーキー奥川恭伸投手(石川・星稜高)らを見て「楽しそうだなと思ってきた。最近はわくわくの方が大きい」と目を輝かせた。《共同通信》

【ロッテ・佐々木朗希投手】入寮

ロッテにドラフト1位で入団した佐々木朗希投手(岩手・大船渡高)が8日、さいたま市の球団寮に入り「寮生活は初めてなので、不安な気持ちがあるが、思う存分野球ができる楽しみもある」と決意に満ちた表情で話した。

年末年始は休まず体を動かし、11日にZOZOマリンスタジアムで始まる新人合同練習に向けて準備を重ねてきた。「どういった一年になるか分からないが、いろいろなことに慣れて、充実した一年を過ごしたい」と抱負を語った。

井口資仁監督の著書と筋肉の仕組みを解説した本に加え、同級生たちからのメッセージが寄せられた高校時代のユニホームを持参した。《共同通信》

【秋山翔吾外野手】レッズ入団会見

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プロ野球西武から海外フリーエージェント権を行使して米大リーグ、レッズへの移籍が決まった秋山翔吾外野手(31)は8日午前(日本時間9日深夜)、シンシナティの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで入団記者会見に臨み「日本人がメジャーリーガーとして在籍していないのは大きな魅力だった。このチームで戦いたいという思いが強くなった」などと決断の理由を語った。

レッズはメジャー30球団で唯一、日本選手がプレーしたことがない。昨季は75勝87敗でナ・リーグ中地区4位と低迷した。《共同通信》

【英・ヘンリー王子夫妻】「王室の『中心』メンバーから退く」

英国のヘンリー王子(35)(王位継承順位6位)と妻のメーガン妃(38)は8日、「王室の『中心』メンバーから退く」との声明を出した。経済的に王室から独立し、英国だけでなく、メーガン妃の出身地である米国での活動にも時間を割くという。

声明で2人は「私たちは進歩的な新たな役割を得て、変わるという選択をした」と述べた。また、「(王子の祖母の)エリザベス女王の十分な支援を続けていく」と述べ、新たな慈善事業をしながら王室と関わっていくことも表明した。ただし、2人が何の仕事をしていくのか、「中心」メンバーから退くことが何を意味するかなど、不明な点が多い。

2人は2018年5月に結婚式を挙げ、19年5月に第1子の男児が生まれた。しかし、英大衆紙は2人のぜいたくな暮らしや家族との不仲を報じるなど批判を強め、19年10月には王子が大衆紙に対する提訴を公表するなど世間を騒がせた。子供の誕生を機に英メディアから逃れるため、今回の判断に至った可能性もある。

王室は「彼らの希望は理解するが解決に時間がかかる複雑な問題がある」との声明を発表し、2人との議論は始まったばかりで十分な調整ができていないという現状を明かした。《読売新聞》

1月8日のできごと