令和251日目
2020/01/06
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】改憲「私の手で」
安倍晋三首相は6日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。歴代首相による伊勢神宮参拝は毎年恒例。その後、伊勢市内で年頭の記者会見に臨む。
会見では2020年の政権運営や憲法改正、首相主催の「桜を見る会」問題などに関する見解を表明する見通しだ。
伊勢参拝には萩生田光一文部科学相、加藤勝信厚生労働相、江藤拓農相らが同行した。《共同通信》
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安倍首相は6日、三重県伊勢市で年頭の記者会見に臨み、憲法改正について、「私自身の手で成し遂げていくという考えに全く揺らぎはない」と述べ、首相在任中の実現に改めて意欲を示した。
改憲のスケジュールについては「期限ありきではない」とした上で、「まずは(20日召集の)通常国会の憲法審査会の場において、令和の時代にふさわしい憲法改正原案の策定を加速させたい」と強調した。
また、首相は、米軍がイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のスレイマニ司令官を殺害したことに関し、「中東地域が緊迫の度を高めており、現状を深く憂慮している」と表明。「事態のさらなるエスカレーションは避けるべきで、全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める」と語った。その上で、先月に閣議決定した海上自衛隊部隊の中東・オマーン湾などへの派遣方針に変更がないことを明らかにした。
また、首相は内閣の看板政策である全世代型社会保障制度の構築について、「内政面で政権にとって最大のチャレンジだ」と位置づけ、実現に向けて全力を挙げる考えを強調した。日朝首脳会談については、「最も重要な拉致問題の早期解決に向け、金正恩(朝鮮労働党)委員長と条件なしで直接、向き合う考えだ」との意向を改めて示した。
一方、首相主催の「桜を見る会」を巡る問題については、「様々な批判があることは十分に承知している。今後も丁寧に対応していきたい」と述べた。《読売新聞》
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【プロ野球・阪神】新人8選手が入寮
阪神の育成を含む新人8選手が6日、兵庫県西宮市の球団寮「虎風荘」に入った。ドラフト1位の西純(岡山・創志学園高)は「新しい生活が始まると思うとわくわくする。いろいろな人からの期待を裏切らないように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。
ドラフト2位の井上(大阪・履正社高)は、高校の先輩でロッテの安田にもらったバットを持参。「安田さんの前で打って、ここまで来ましたと伝えたい」と意気込んだ。ドラフト4位の遠藤(神奈川・東海大相模高)は出身地の秋田にちなみ、秋田犬のぬいぐるみを持って入寮し「秋田のみなさんを喜ばせて、恩返ししたい」と言葉に力を込めた。《共同通信》
【日本郵政】増田体制が発足
日本郵政は6日、元総務相の増田寛也氏(68)を社長に迎え、新たな経営陣を発足させた。増田氏はグループ幹部に対する年頭あいさつで、傘下のかんぽ生命保険と日本郵便による保険不正販売について「(日本郵政グループの)創立以来の最大の危機だ」と述べ、問題の全容解明に全力を挙げる意向を表明した。
増田氏は「(契約者の)不利益を一刻も早く解消する。信頼を一歩一歩回復しないといけない」と強調し、再発防止の陣頭指揮を執る考えを示した。その上で「愚直に誠実に謙虚に進んでほしい」と呼び掛け、顧客本位の業務運営の徹底を求めた。《共同通信》
【東京株式市場】
年明け最初の取引である大発会を迎えた6日の東京株式市場は、中東情勢の軍事的危機を警戒して全面安の展開となり、日経平均株価(225種)は大幅続落した。急激な円高ドル安や原油高が株式市場を直撃し、平均株価の終値は前年末比451円76銭安の2万3204円86銭で、大発会の下げ幅としては戦後4番目を記録した。約1カ月ぶりの安値水準だった。
米国によるイラン司令官の殺害をきっかけに、米国とイランの軍事的対立が先鋭化。双方が激しい応酬を繰り広げ、市場に緊張が走った。
東証株価指数(TOPIX)は23.87ポイント安の1697.49。出来高は約12億1900万株。《共同通信》
【カルロス・ゴーン逃亡事件】
新幹線で大阪へ移動
保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が、昨年12月29日に東京都港区の住宅を出た後、品川駅から新幹線に乗って大阪方面へ移動していたことが6日、関係者への取材で分かった。乗車前に米国籍の男性2人が合流しており、東京地検は警視庁と連携して詳しい足取りや協力者の特定を進めている。
関係者によると、移動経路は、各地に設置された防犯カメラなどの映像を次々とたどっていく「リレー方式」と呼ばれる捜査で判明した。
ゴーン被告は29日午後2時半ごろ、保釈の条件で指定された港区の住宅を1人で外出。同区内のホテルで男性2人と合流した。《共同通信》
森雅子法相「逃亡は不法出国の犯罪」
政府は、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の保釈中のレバノン逃亡を受け、プライベートジェット機による出国の際、エックス線による荷物検査を義務化する検討に入った。政府関係者が6日、明らかにした。再発防止に向け、出国手続きの厳格化を徹底する方針だ。保釈制度に関し、被告に衛星利用測位システム(GPS)発信機を装着する案も浮上した。
森雅子法相は6日、ゴーン被告の逃亡後、初めて記者会見し「適正な出国手続きを経ずに不正な手段を使って出国するのは、不法出国の罪に当たる犯罪。誠に遺憾だ」と批判した。《共同通信》
仏弁護団が日本批判
AFP通信は6日、日本の司法制度を「公平な訴訟をすることができない制度だ」と批判するゴーン被告のフランス弁護団の声明を報じた。
弁護団は声明で、「日本政府はゴーン氏を破滅させようとした。自分自身に罪がないとわかっているゴーン氏に、(逃亡以外の)どんな選択肢があったというのか」と、逃亡の正当性を主張した。
ゴーン被告を巡っては、ルメール仏経済財務相が6日、ラジオ番組で「(ゴーン被告は)他の人と同様に裁判を受けなければならない」と指摘した。弁護団はこれに対しても「ルメール氏はここ数か月、ゴーン氏に不利な発言をしている。日本人に気に入られたいからか」と批判した。《読売新聞》
【イラン】司令官葬儀に数百万人
イランの首都テヘランで6日、米軍の空爆で殺害された革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の葬儀が行われ、国営メディアによると、数百万人が参列した。最高指導者ハメネイ師も出席し、涙で声を詰まらせながら哀悼の意を表明した。
人々は「米国に報復を!」などと連呼、「強烈な復讐が待ち受けている」と大書された看板も掲げられた。迷彩服を着た男性らは、絞首刑を受けるトランプ米大統領の姿を表現したとみられる人形を持ち出し反米感情をあおった。
会場や周辺は群衆であふれかえった。《共同通信》
【中国】キリバス支援を表明
中国の李克強首相は6日、昨年9月に台湾と断交し中国と外交関係を回復した南太平洋のキリバスのマーマウ大統領と北京で会談した。国営通信、新華社によると李氏は「キリバス政府による経済発展と人々の生活改善の努力を支持し、力の及ぶ限りの援助をしたい」と述べた。
マーマウ氏は習近平国家主席と共に儀仗隊の歓迎式典に出席、会談した。国営中央テレビによると、習氏は国交回復について「大統領とキリバス政府は歴史の正しい方に立ち、戦略的見識と政治的気概を示した」と称賛。マーマウ氏は「中国の主権と領土保全を尊重する」と表明し、貿易や投資などでの協力推進に期待を示した。《共同通信》
【IR汚職】維新・下地幹郎衆院議員、100万円受領認める
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、中国企業「500ドットコム」側が現金100万円を渡したとした日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)=比例九州=は6日、那覇市内で会見し、現金100万円を受領したことを認めた。
事件をめぐっては「500」社元顧問(48)=贈賄容疑で逮捕=らが、平成29年9月、秋元司容疑者(48)=収賄容疑で逮捕=に選挙資金名目で300万円を渡したほか、下地氏ら衆院議員5人にも同時期に各100万円を渡したと供述。他の4人は5日までに受領を否定していた。
下地氏によると、29年10月に那覇市内で事務所職員が紺野容疑者から封筒に入った現金を受領。紺野容疑者とは、それまで3回にわたり面会し、「500」社幹部らも同席することがあったという。当時、下地氏は超党派のIR推進議連の副会長を務めていた。
100万円は選挙運動収支報告書や政治資金収支報告書に記載していなかったとし、下地氏は会見で「透明性が保たれなかったこと、事件関係者から選挙資金の提供を受けてしまったことを深く反省している」と述べた。100万円は返金するという。
下地氏は中国企業側の意向を受けた関係機関への働きかけは否定した。東京地検特捜部は、政治資金規正法の禁じる外国人献金や収支報告書への不記載に当たる可能性がないか慎重に調べている。《産経新聞》
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日本維新の会の松井一郎代表は6日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業側からの現金受領を認めた同党の下地幹郎衆院議員について「政治資金規正法違反。有権者の信頼をなくす行為をしたので、議員辞職すべきだ」との認識を示した。大阪市内で記者団に語った。
松井氏は下地氏について「収支報告書に記載していないのは、お小遣いにしたということで法に違反している」と厳しく批判した。進退に関しては本人の判断を待つとした。党としての処分については「党紀委員会を開いて、きちんと対応したい」と語った。《産経新聞》
【社民党・又市征治党首】立民への吸収合併容認
社民党の又市征治党首は6日、立憲民主党が提案した政党合流に応じる場合、同党への吸収合併を容認する考えを示した。東京都内で記者団に「対等平等だと主張して党名も変えろという話になるのか。党名にこだわる必要はない」と述べた。
合流に関し「理念や政策、組織論や運動論をお互いに許容できるかどうかだ」と指摘。昨年の参院選での選挙協力などに触れ「政策合意して立民を応援している。理念や政策が違うという(党内の)誤解を解きほぐさなければならない」と述べ、今月29日の全国幹事長会議に向けて意見集約を図る考えを強調した。《共同通信》
【秋山翔吾外野手】MLB・レッズ入り
米大リーグ、レッズが6日、プロ野球西武から海外フリーエージェント権を行使した秋山翔吾外野手(31)と3年総額2100万ドル(約22億7千万円)で契約したと発表した。1年目が600万ドル、2年目が700万ドル、3年目が800万ドル。背番号は4。
レッズはウインターミーティング中にカブス、ダイヤモンドバックスとともに面談した球団とみられ、昨年末に合意が伝えられていた。レッズのウィリアムズ編成本部長は「数年間、調査してきた。打席での姿勢も外野守備も評価している。チームのニーズをうまく補ってくれると思う」と談話を発表した。《共同通信》