平成1849日目

1994/01/30

この日のできごと(何の日)

【テニス・全豪オープン】最終日

テニスの全豪オープン最終日は30日、メルボルンで12年ぶりの米国勢同士の男子シングルス決勝を行い、第1シードのピート・サンプラスが第9シードのトッド・マーティンを7−6、6−4、6−4のストレートで下して初優勝。賞金46万豪州ドル(約3600万円)を獲得した。

世界ランキング1位のサンプラスは昨年のウィンブルドン選手権、全米オープンに続く四大大会3連勝。メジャー3連覇は1969年にグランドスラムを達成したロッド・レーバー(豪州)以来25年ぶりの快挙となった。

ウィンブルドンから全豪までのグランドスラム大会連続優勝は37−38年のドン・バッジ(米国)、64−65年のロイ・エマーソン(豪州)」に続き通算3人目。サンプラスは最年少優勝した90年の全米オープンを合わせメジャー4勝、プロ通算23勝目。

サンプラスは四大大会の決勝に初めて進んだマーティンの守りに苦しみ、第1セットはタイブレークにもつれたが、これを7−4で奪って主導権を握った。第2、3セットとも相手のサーブを二度ずつ破る一方、サービスエースを合計13本決めるサーブ力で自らのゲームはそれぞれ一度ずつしか落とさず、2時間33分でマーティンを下した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【大阪国際女子マラソン】

広島アジア大会代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは30日、大阪市長居第二陸上競技場発着の42.195キロに外国招待選手8人を含む305選手が参加して行われ、昨年1秒差の2位に泣いた安部友恵(旭化成)が世界歴代10位にあたる2時間26分9秒の日本最高記録で初優勝した。

2位は同タイムで藤村信子、3位は1秒差で浅利純子(ともにダイハツ)といずれも日本最高を上回り、4位の吉田光代(ダイハツ)も2時間26分26秒の日本最高タイをマークするハイレベルのレースだった。

40キロからは安部と藤村、浅利の3人のデッドヒートとなったが、安部がゴール前で2人を振り切った。7位までを日本選手が独占。優勝候補のオルガ・マルコワ(ロシア)は10位に終わった。《共同通信》

【全日本ジャンプ】

スキーの全日本選手権兼NHK杯ジャンプ大会は30日、札幌市大倉山競技場でラージヒルを行い、葛西紀明(地崎工業)が2回目に極限点(K点=115メートル)を20メートルも超える135メートルの大ジャンプを見せ、279.7点の高得点で初優勝した。

1回目、121.5メートルを飛んでトップに立った葛西は2回目、強い向かい風を捕らえ、優勝した前日のHTB杯で作った127メートルの競技場最長飛距離をさらに8メートル更新して圧勝した。リレハンメル五輪代表勢はこのほか、西方仁也(雪印)と岡部孝信(たくぎん)が同点2位、原田雅彦(雪印)は7位だった。《共同通信》

【スーパーボウル】

30日、アトランタで行われた米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の第28回スーパーボウルで、ダラス・カウボーイズがバファロー・ビルズに30−13で快勝。史上5チーム目の同ボウル連覇を達成した。前半は6−13。前評判は圧倒的に有利だったカウボーイズが、リードされる意外な展開。しかし、結果は“予想通り”だった。

前半、カウボーイズのQBエイクマンが第2クオーターにパスをインタセプされた。また、ビルズが反則なしだったのに、2回の反則で15ヤードの罰退。

だが、後半になると、強力な守備陣が相手にプレッシャーを加え始めた。第3クオーター、ビルズRBトーマスがファンブル。それを守備パックのワシントンが拾い、46ヤードのリターンTD。13−13の同点に追いつくと、カウボーイズは完全に勢いに乗った。

最優秀選手(MVP)はRBのE・スミス。3回のランで132mを獲得、2TDを記録した。E・スミスが24歳で、エイクマンとWRアービンはともに27歳。主力は若い。NFLの全キャラクター商品の27.8%を売る人気に加え、若さと実力。カウボーイズの天下は当分続きそうだ。《共同通信》

【世界スプリント選手権】

スピードスケートの世界スプリント選手権最終日は30日、カルガリー(カナダ)の室内リンクでリレハンメル五輪の前哨戦として行われ、男子はダン・ジャンセン(米国)が500メートルで自己の持つ35秒92の世界記録を更新する35秒76をマークし、総合得点も世界新で6年ぶり2度目の優勝を果たした。

日本男子は500メートルで井上純一(日大)が36秒05の日本新記録で2位、清水宏保(日大)も36秒08の日本新で3位と好記録を出した。従来の日本記録は堀井学(専大)が昨年12月にリレハンメル五輪会場のハーマルで記録した36秒09。両選手は総合得点でも日本新を出し、井上が3位、清水が4位に入った。

女子はボニー・ブレア(米国)が前日に続き500メートル、1000メートルを制し、5年ぶり2度目の総合優勝を、1982年のナタリア・ペトルセワ(旧ソ連)以来の全4種目完全制覇で飾った。

女子の日本は島崎京子(三協精機)が500メートルで39秒62をマークし、橋本聖子(富士急)の持つ39秒74を6年ぶりに塗り替える日本新記録で4位。総合は日本女子で最高の7位だった。《共同通信》



1月30日 その日のできごと(何の日)