平成1829日目

平成6年1月10日(月)

1994/01/10

【関西空港】飛行検査スタート

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9月4日開港する関西国際空港の計器着陸装置(ILS)などを調べる運輸省の飛行検査が10日午後行われた。この日の新空港は快晴、北の微風という絶好のコンディション。午後1時ごろ日吉信彦首席飛行検査官らを乗せた運輸省の双発小型ジェット機ガルフストリームとYS11が陽光に翼をきらめかせながら相次いで着陸。真っさらの新空港の滑走路に初めての機影をしるした。

降りたった機長らは関西空港会社から花束が贈られ、出迎えた服部経治同社社長とがっちり握手。服部社長は「本当にうれしい。空港はこれから最後の仕上げ。残された時間精いっぱいやって立派な空港にしたい」と目をうるませていた。本格的な検査は11日から3月18日にかけ行われる。《共同通信》



【フジ系連続ドラマ・この世の果て】放送開始

【大相撲初場所】2日目

大相撲初場所2日目(10日・両国国技館)横綱、大関陣はこの日も順当勝ち。4連覇を狙う横綱曙は、栃乃和歌を右四つから落ち着いて寄り切った。大関若ノ花は新鋭の武双山を寄り切り、かど番大関の貴ノ花は琴の若を送り出した。ともに大関昇進を懸ける武蔵丸と貴ノ浪の両関脇は、白星を重ねた。関脇琴錦も2連勝したが、大関から関脇に転落した小錦は2連敗と元気がない。新小結の智ノ花は2戦2敗。《共同通信》

【ボクシング・辰吉丈一郎選手】ジムワークを再開

元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎(大阪帝拳)が米国での再起戦(5月4日・ネバダ州ラスベガス)に向けて10日、大阪市都島区の同ジムでジムワークを開始した。 昨年12月25日のロードワークでの始動から約2週間。この日は30分余り、シャドーボクシングやミット打ちをこなした。練習自体は軽めのものだった一が、久々のリングにやはりうれしそうだ。「体が重い」と言いながら逆立ちしてみたり、ミット打ちでは力の入ったパンチを出していた。

リングでの練習は昨年9月に一度、始めている。しかしこのときは、直後に左目の網膜剥離が判明、入院した。実質的には7月、暫定王座決定戦を前にして以来のトレーニングだった。 辰吉は「いい方じゃないですか」と練習の感触を話した。それでも「スピードと切れがないのは一肌で分かる」と、全盛時との差を率直に口にした。試合まで約4カ月半は「今まで通り」(辰吉)のメニューで調整を続けていくという。

帝拳ジムの本田明彦会長は10日、辰吉が26日に渡米し、WBCが指定した2人の眼科医の診察を受けることを明らかにした。既に米ネバダ州コミッションからライセンス取得の確約を得ている辰吉は、今回WBCが指示した検査をクリアすれば、世界タイトルに挑戦する権利を獲得する。 しかし、網膜剥離の手術を受けた選手は引退勧告の対象になるという現行の日本ボクシングコミッショーン(JBC)規則に抵触するため、日本で現役生活を続けることはできない。《共同通信》

【参院政治改革特別委員会】公聴会日程を議決

参院政治改革特別委員会は10日午後5時15分、社会党提案の17日公聴会開会動議を本岡委員長が採決に付し、連立与党、二院クラブの賛成多数で可決した。重要法案採決の前提となる公聴会日程の議決により、政治改革4法案は成立をにらみ最終局面を迎えた。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は10日昼、首相官邸で14日が56回目の誕生日になると記者団から言われても「ああ、そうだったっけ」と無関心の風。ところが、自民党の田中真紀子衆院議員と誕生日が同じだったことを思い出すと、一転して「何かやらないといかんな。電報を打とう」と即決。真紀子さんからは先の予算委で「前向き、なんて首相の口から聞くとは思わなかった」と、手厳しい批判を受けたが、「女性に人気が高いだけにプレゼントはお手のものでは」と、ちゃかされても「はっはっは。何がいいかな、ちょっと考えよう」と大乗り気。今や自民党で怖いのは真紀子さんだけ?

○…社民連代表の江田科技庁長官はこの日午後の参院政治改革特別委で、自民党の宮崎秀樹議員の求めに応じ、政治改革法案の修正問題について「改める部分があれば、そうするのが当然だ」と自民党にリップサービスした。しかし「政府といつものは、まな板の上のコイ。料理をしていただかないとままならない」と妥協案作りを暗に求めた。宮崎氏は「料理と言っても、味付けの問題だってある。腐っているものは、変えていかねばならないし」と、歩み寄るべきは政府与党の側と言いたげ。江田氏も苦笑するばかり。《共同通信》

【公明党、創価学会】政教分離堅持を確認

公明党と支持団体の創価学会による「連絡協議会」が10日午後、都内の公明会館で1年9カ月ぶりに開かれ、自民党が強めている「政教一致」批判を念頭に「政教分離の方針堅持」を改めて確認した。また関係透明化を図るため今後連絡協議会を年2、3回開くほか、副委員長、副会長クラスによる「定期懇談会」を新設、月1回政策問題などについて意見交換することを決めた。

党側からは市川書記長、近江副委員長ら、学会側からは秋谷栄之助会長、山崎尚見副会長らが出席した。

政教分離問題では、市川氏が「信教の自由は普遍の原則として順守する。そのために政教分離、国家と宗教の分離の方針は堅持する」と表明した。これに対し、学会側は秋谷会長が「信教の自由を守ることが宗教団体の生命線だ。党がこうした方針を確認するのは当然」と述べたほか、「特定の教団の教義、利益を政党を通じて実現しようとは全く考えていない」との意見も出された。《共同通信》



1月10日のできごと