平成1782日目

平成5年11月24日(水)

1993/11/24

【青学大・小久保裕紀内野手】ダイエー入団決定

ダイエーがドラフト2位指名した青学大・小久保裕紀内野手(22)の入団が24日、決まった。岩下スカウト、編成管理部の須田主席がこの日、川崎市内のホテルで本人、母親の利子さんと交渉し、契約金1億6000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。契約金は22日に仮契約を終えたロッテ1位の加藤高康投手(NTT東北)と並ぶ現時点での史上最高額。背番号は未定。

大学生でただ1人、バルセロナ五輪に出場し、アマ球界ナンバーワン内野手として注目された逸材。(金額は推定)。《共同通信》



【落合博満内野手】中日と交渉

フリーエージェント(FA)となった落合博満内野手(39)は24日、中日の伊藤球団代表から来季の契約条件の提示を受けたが態度を保留、当面は他球団からの接触を待つ意向を伝えた。中日は、今季の成績にチームリーダーとしての働きなどを加味した金額を提示。これに対し落合博は「(中日の占有交渉期間終了後の)28日以降にきた球団の話を聞く。その中で金額の一番高いところに行く。きょうは中日の話を聞きにきただけ」と語った。

落合博は「中日が自分を必要としていることは感じたし、もしほかと中日との評価がそれほど変わらなければ、名古屋に残ることもある」と残留に含みを残した発言もしたが、伊藤代表は「(FAになると)手を上げた以上、向こう(落合博)に主導権がある。こちらとしては推移を見守るしかない」と話した。27日までの占有交渉期間に再度、交渉する予定はない。《共同通信》

【兵庫県警】将棋・森安九段の長男を保護

将棋九段棋士の森安秀光さん(44)が兵庫県西宮市の自宅で刺殺された事件で、西宮署は24日午後3時すぎ、23日朝に母親(40)を負傷させ姿を消した中学一年の長男(12)を、自宅から約6キロ離れた同市鳴尾町の家庭用テレビゲーム機店で発見、約30時間ぶりに保護した。長男は、落ち着いた様子で「お母さんを傷付けたのは事実です。お父さんについては知らない」と言っており、同署で詳しく事情を聴いている。

西宮署は県西宮児童相談所の委託で長男を25日まで預かる予定で、調べた内容などを少年法に基づき同相談所に通告する方針。

西宮署によると、長男がよく出入りしていて顔見知りだったゲーム機店店長が110番した。駆け付けた警察官に長男は「森安です」と返答。「お父さんが亡くなったことを知っているか」との問いに、その場で「知ってる」などと少し涙ぐみながら話したという。

長男の話では、23日は自宅を出てから電車で大阪ー神戸間を何度も往復、夜は西宮市内に戻り野宿。24日も電車で西宮ー大阪間をうろうろした後、ゲーム機店へ行ったという。パンやジュースなどを買って、保護された時は145円しか持っていなかった。

これまでの調べでは、森安さんは22日夕から姿が見えなくなり、23日朝、妻が二階書斎で布団を掛けられた森安さんの遺体を発見。110番しようとした途端、長男が「お父さんが学校を休んだことでガチャガチャ言うからこんなことになる。あんなにしかられたら僕の立場がない」などと叫んで刺し身包丁で切り付け、逃走した。

長男は神戸市内の中学に通学していたが最近、学校に行きたがらず、今月18日からは風邪を理由に休んでおり、森安さんに注意されていたという。《共同通信》

【奈良】小2女児、20キロ運転

24日午前11時10分ごろ、奈良県下市町下市の国道309号交差点で、同県橿原市内の小学2年生女児(8つ)が運転する軽ライトバンが、右折し切れず民家のコンクリート塀に衝突した。通報で駆け付けた奈良県警中吉野署員が、運転席で泣いていた女児を保護した。けがはなかった。

調べによると、女児は目宅近くから現場までの約20キロを一人で運転してきたらしい。

この日学校を欠席、午前10時半ごろ、父親が友人から借りた車に無断で乗り込んだらしい。車はオートマチックで、身長が約120センチの女児は、アクセルペダルに足が届いたという。父親の運転を見よう見まねで覚えたようで、赤信号ではきちんと停車していたらしく、署員の質問に「近くのスーパーに行こうとして道に迷った」と話したという。走った道路はほとんどが国道で、片側一車線の狭い道が多く、通行量もかなりある。《共同通信》

【細川護熙首相】社会党農林関係議員とコメ問題で応酬

社会党の農林関係議員が24日、コメの市場開放問題をめぐる細川首相との会談で「連立政権の合意をほごにするなら政権を去る」と迫り、首相が感情むき出しに「それじゃあ何もしなくて新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)が壊れてもいいということですか」と激しくやり合った。

コメ問題が政権のアキレス腱であることを改めて浮き彫りにし、最終段階に入った連立与党内の調整の難しさを予想させる一幕となりそうだ。

首相と会談したのは社会党の野坂国対委員長と辻一彦農林水産部会長。辻氏は「部分自由化も6年間の関税化猶予案も完全自由化につながる」と指摘。「コメの例外なき関税化反対の連立政権合意がほごにされるなら、連立政権にとどまるべきではないという意見が部会内には極めて強い」と強調した。

これに対し、首相は「全部手足を縛って、あれもいかん、これもいかんでは交渉できないじゃないですか。政治改革のときも私に一任してもらったので交渉できた」などと応酬。「首相も何度か気色ばんだ」(辻氏)押し問答が数回繰り返されたという。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は24日、政治改革法案を審議する参院本会議がなかなか開かれないとあって朝からご機嫌斜め。大森参院議運委員長らとの朝食会後、記者団の「日程が遅れて心理的に焦りはないか」との質問に「とにかくよろしくお願いしますと(議運委員長らに)申し上げました」と言葉遣いは丁寧ながら、ややいらだった表情。会期延長問題について「考えてません」と語気強く言い放った。国会情勢を報告した鳩山官房副長官は記者団から首相の様子について問い詰められ、「忍の一字だよ」と首相のつらい胸の内を代弁していた。

○…新生党の渡部恒三代表幹事代行は24日午前、国会内で開かれた連立与党の臨時政務幹事会に10分近く遅刻。部屋に駆け込むなり「今まで会議をやってまして大変失礼しました」と各党幹事に深々と頭を下げた。このところ愛知和男同党政策幹事の代理でテレビ討論に出演したり小沢一郎代表幹事の代わりに政府与党首脳会議に出席したりと「代理」づいている渡部氏。社会党の野坂浩賢国対委員長から「政務幹事だけでなく大活躍されて」と皮肉られると、「うちは代表幹事も表の会議に出たがんないしなあ」とため息を漏らしていた。《共同通信》



11月24日のできごと