1993 平成5年11月11日(木)のできごと(何の日)

平成1769日目

平成5年11月11日(木)

1993/11/11

【サッカー・日本代表】ハンス・オフト監督が退任

日本サッカー協会は11日、東京都内で理事会を開き、日本代表初の外国人プロ監督としてワールドカップ(W杯)アジア最終予選突破を目指したが、あと一歩及ばなかったオランダ人のハンス・オフト氏(46)との契約を延長せず、新監督の人選に入る方針を決定。オフト氏もこれに同意し、来年5月までの契約満了を待たず、11日付で退任した。

理事会終了後、都内のホテルで日本協会の川渕三郎強化委員長、オフト氏らが出席して記者会見し、明らかにした。川渕委員長は、来年3月までに外国人プロ指導者に絞って新監督の人選を進め、来秋の広島アジア大会から4年後のW杯予選に向けた新体制をつくる方針を表明した。

川渕委員長は「オフト氏がいいチームを作ったことに異論はない。しかし、4年後のW杯を考えれば、監督としてだれが最も適切か、ワールドクラスの指導者を招いて一年ごとに評価し、ベストの監督を決めたい。最終的には、W杯予選前の2年ほど任せたいと考えている」と話した。

オフト氏は「W杯出場という結果は出なかったが、非常に満足できるチームになったと自己評価している。予選が終わり、目標がなくなったため監督を辞めることが最善の道と考えた。今後はJリーグのチームで、毎日選手を指導できる仕事を見つけられれば、日本にとどまる」と語った。川渕委員長も、Jリーグのチームレベルでの指導を要請したことを明らかにした。《共同通信》



【細川護熙首相】自民・河野総裁とのトップ会談を呼びかけ

連立与党と自民党は12日午後、政治改革法案の修正問題で代表者が大詰めの折衝をする。これに先立ち細川首相は11日夜、首相官邸に与党側の交渉責任者である公明党の市川書記長らを呼び、折衝方針を協議した。

その結果、12日の折衝では小選挙区比例代表制の定数配分など法案の骨格部分の大幅修正に応ずる考えを伝え、14日までに首相と河野自民党総裁とのトップ会談を開き、決着をつけるよう呼びかけることを決めた。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の石原慎太郎元運輸相は11日、代表を務める「大都市議員フォーラム」がまとめた提言発表のため党本部で記者会見。提言は政治改革への慎重な対応が主テーマだが、コメの部分自由化も、盛り込んでおり、「コメ関係議員からあまり言わないでくれと言われ、これまで黙ってきた。しかし、自民党から共産党まで一致している大政翼賛的体質は変わっていない」と強調。さらに「この次は、景気対策で提言する。今回よりもセンセーショナルだ」と予告。政治改革を阻止しようと手を替え品を替えて攻撃?

○…社会党の野坂国対委員長は新生党の小沢代表幹事らの証人喚問問題を取り上げようと乗り込んだこの日の連立与党政務幹事会の冒頭、新生党の渡部代表幹事代行から「野坂さんの人相が悪くなったなあ」と、先制パンチ。野坂氏は「苦しみ悩み抜いていますから。政治改革は容易じゃないですなあ」とため息混じりにとぼけたが、民社党の神田院内総務から「与党になったんだから、頭を切り替えなくちゃ」と追い打ちをかけられ、「わしの言ったことは一度も通らん」とこぼすことしきり。結局この日は喚問問題を提案することもできず、野坂氏の予言通りの結果に。《共同通信》

【大相撲九州場所】5日目

大相撲九州場所5日目(11日・福岡国際センター)不振の大関貴ノ花が3敗目を喫して場所後の横綱昇進の望みが消え、大関若ノ花にも初めて土がつく波乱があった。貴ノ花は久島海の寄りに腰から崩れ落ちた。若ノ花はうるさい旭道山に右腕を手繰られ、送り出された。横綱曙は大翔鳳を寄り切り、5戦全勝で単独トップに立った。かど番大関の小錦は3連敗を免れ、3勝2敗とした。十両は全勝の朝乃若が敗れ、6人が1敗で並んだ。《共同通信》

【小野田セメント、秩父セメント】合併へ

売上高でセメント業界最大手の小野田セメント(本社山口県小野田市、資本金290億6100万円、今村一輔社長)と同6位の秩父セメント(東京都千代田区、同56億4500万円、栗原隆社長)は11日午後、平成6年10月1日付で合併する、と発表した。

合併比率は秩父の株式1に対し小野田の同2.11。小野田を存続会社とする。新会社名は「秩父小野田」だが、将来変更する方針。合併により新会社の販売シェア(占有率)は24%強に達し、他社に比べ圧倒的な企業規模となる。

新会社の社長には今村一輔小野田社長が、会長には諸井虔秩父会長が就任し、栗原隆秩父社長は新会社の副社長になる予定。本社は、東京に移す。セメント業界では2年前、三菱マテリアルが東北開発を吸収合併したが、今回のような大型合併は戦後初。《共同通信》

【米バージニア州】“性器切断”夫の勝利

米バージニア州で今年6月23日、寝ている夫の局部を妻がナイフで切り落とした事件で、「事件は、度重なる夫の性的暴行の結果」という妻の訴えで起訴されていた夫の元海兵隊員、ジョン・ウェイン・ビット被告(26)に対し、同州プリンス・ウィリアムズ郡裁判所の陪審は11日、無罪の評決を下した。妻に対する傷害罪の公判は29日から始まる。

妻のロリーナ被告(24)は「酒を飲んで帰った夫にレイプされた。その後、台所で水を飲もうとしたら調理用ナイフが目に付いたので、ペニスを切った」と言い、自身の犯行については心神喪失状態だったと主張している。妻は、切り取ったものを持ったまま車を運転したが、途中、窓から道端に捨てたため、警察が捜索して発見。夫は縫合手術を受け、今は回復しているという。

妻は「事件は、数年間に及ぶ家庭内暴力の結果」と主張し、女性団体や家庭内暴力に反対する団体は、妻を「むしろ被害者」と擁護。逆に男性の権利団体は「殺人未遂だ」と妻を糾弾するなど、事件は全米の社会的関心を呼んでいる。《共同通信》



11月11日のできごと

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