平成1754日目

平成5年10月27日(水)

1993/10/27

【テレビ朝日・伊藤邦男社長】偏向報道を否定

衆院逓信委員会は27日昼、テレビ朝日の椿前報道局長の総選挙報道発言問題について同社の伊藤邦男社長を参考人として招き集中審議した。伊藤社長は冒頭「椿前局長の発言でテレビ朝日の報道姿勢に疑惑を生じ不信感を与えたのは誠に申し訳ない」と陳謝した。偏向報道の有無については「椿氏は思っていたことを言ったが、指示し命令したことはないと証言している。テレビ朝日の現段階の調査でもそうなっている」と述べ、偏向報道を否定した。さらに同社長は「これをよい教訓として一層、偏向のない番組制作の向上に努めていきたい」と述べた。自民党の自見庄三郎氏がただしたのに対する答弁。

自見氏は「発言問題が真実なら放送法違反になり、民主国家にとって重大であり由々しきことだ」などとただした。これに対し伊藤社長は釈明するとともに「テレビ朝日の放送基準も政治的公平を最大のポイントとしている。そのことは取材でも大切なこととして(社員に)身に着けさせている」と述べた。

これに先立つ午前の審議では横光克彦氏(社会)ら。連立与党の4氏が郵政省側に見解をだした。神崎郵政相は放送法などの適用について「放送の自由は憲法に基づき放送法で定められている。これは重要な原則であり、法の適用に当たっては絶えず、このことを念頭に置き慎重に対応しなければならない」との認識を示した。《共同通信》



【プロ野球日本シリーズ第4戦】ヤクルト1−0西武

1993年プロ野球日本シリーズ、ヤクルトー西武第4戦は27日、約3万4000人の観客を集めて神宮球場で行われ、ヤクルトが1−0で勝って15年ぶり2度目の日本一に王手をかけた。

ヤクルトはシリーズ初登板の川崎が、伸びのある速球を主体に力投。八回まで西武打線を無得点に封じ、二番手の高津が九回を抑えて、四回に池山の犠打で挙げた1点を守り切った。

西武は八回の二死、一、二塁で、三番鈴木健が中前打を放ったが、中堅飯田の好返球で笘篠が本塁打アウト。九回も先頭打者が出塁したが無得点だった。《共同通信》

【青学大・小久保裕紀内野手】プロ入り希望表明

プロ野球のドラフト1位指名が確実とみられる青学大・小久保裕紀内野手(22)は27日、神宮球場での東洋大戦で東都大学リーグの全日程が終了したのに伴い、プロ入り希望を表明した。

小久保は希望球団については特に意中の球団がないことを明らかにしたが「話をしてくれる球団にはすべて会い、最終的には一つに決めたい」と話した。《共同通信》

【貴ノ花関】肝機能障害

大相撲九州場所(11月7日初日)で3場所連続して横綱昇進のチャンスに挑む東大関の貴ノ花(21)=二子山部屋、東京都出身=に、ウイルス性感冒による胃腸炎の疑いと肝機能障害があることが27日、分かった。現在のところ休場という最悪の事態は回避できそうなもようだが、本格的なけいこ再開のめどが立たず、調整の遅れによる綱とりへの影響が懸念される。

貴ノ花は秋場所後の巡業中に発熱、下痢、けん怠感などの症状を訴え、体重も約5キロ減った。九州場所番付発表当日の25日に、福岡市東区の中村医院で検査を受け、この日再検査した。担当した中村良介医師は27日夜、「肝機能のGOTとGTPの数字は下がったが、全身的な炎症の所見を表すCRPという数値が上がった。数値的には横ばいの感じ」と語った。

しかし、心配される肝炎については「その症状はないのではないか、肝臓のエコー検査も異常なかった」と話した。師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)も「こちら(福岡)で点滴を打ちながら、様子を見ることにした」と、緊急帰京などの措置は取らないことにした。

貴花田は27日朝はけいこ場に姿を見せず、自室で静養。午後に中村病院で採血のほか、胃カメラ、大腸の検査を受け、点滴も受けた。貴ノ花は28日のけいこも休む予定。《共同通信》

【細川護熙首相】記者との協調をアピール

細川首相は27日、新生党の小沢代表が「記者会見は義務ではなくサービス」と発言したことについて記者団から感想を求められ「(記者会見は)サービスだとは思っていない。大事な仕事です。私は普通にやっています」ときっぱり。

「私は社会部育ちでしたから、汚いところばかり取材していました」と、駆け出し記者だったころの苦労話などに花を咲かせ、小沢氏とは一線を画した記者との「協調路線」をアピールしていた。《共同通信》



10月27日のできごと