平成1753日目

平成5年10月26日(火)

1993/10/26

【宮内庁】皇室批判記事は誤り

宮内庁の宮尾盤次長は26日、「一連の皇室報道の中に事実誤認に基づく記事があり、繰り返し引用されて誤解が広がるのは困る」として、事実関糸の誤りの指摘など、同庁の見解を発表した。

同庁が問題としているのは、月刊「宝島30」(宝島社)8月号と、「週刊文春」(文芸春秋)の9月23日号と9月30日号。今回の異例の反論には、「皇后さまが20日の誕生日に「事実でない報道には大きな悲しみを覚えます。いくつかの事例についてだけでも関係者の説明がされれば幸せに思います」との回答を発表した直後に、言葉が話せなくなったことが背景にあるとみられる。

宮尾次長によると、「宝島」については、「大内糺」と名乗る宮内庁職員が書いたことになっているが、皇室用語や事実確認の認識の誤りから、「宮内庁職員でない」と指摘。さらに「天皇、皇后両陸下を訪問する客は、昨年一年間を見ても、午後9時か10時に帰っており、深夜に長引いたことはない」「皇太子さまの結婚の儀の日程が、両陛下の埼玉県訪問の都合で延びたわけではない」などと反論した。

「週刊文春」についても「皇后さまの要望で吹上御所の自然林が丸坊主になった」「ベルギー前国王への葬儀出席は皇后さまの強い要望」などの記事はいずれも事実誤認で、それぞれ閣議決定などによって公的に決まったものとしている。また「両陛下は自衛官の制服が嫌い」という記事に関してもそのような事実はなく、宮内庁が私服での行事参加を要請したこともない、としている。

宮尾次長は「これらは全体の中の一部分であり、さらに問題点を整理している」とし、週刊文春に対しては既に担当者を呼んで抗議、また宝島については「筆者はあくまで宮内庁職員」としているためどのように抗議するか検討している、と話している。

石井慎二・宝島社編集1局長 大内糺氏が現職の宮内庁職員であるおとは間違いない。「良宮」を「長宮」、「霞会館」を「霞友会館」と間違えたのは編集部がワープロ打ちした際の誤植だ。

さ末な細部の食い違いだけで執筆者が実在しないと決めつける宮内庁の発表には驚きを禁じえない。一職員が書いた手記は、何人もの目で点検された役人の文章とは違うはずで、食い違いがあることはむしろ手記の真実性を裏付けている。

花田紀凱週刊文春編集長 宮内庁とは話し合い中ですので、特に申し上げることはありません。《共同通信》



【日産・シルビア】フルモデルチェンジ

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日産自動車は「シルビア」を5年半ぶりにフルモデルチェンジしモーター系、サニー系の各販売会社で26日発売する。今回6代目で、流れるようなスタイルが特徴。「軽快な走り」につながるFR(後輪駆動)は踏襲し、価格は全車種平均で4.4%のアップに抑えた。「Qs」で5段手動変速が198万6000円。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ第3戦】西武7−2ヤクルト

1993年プロ野球日本シリーズ、ヤクルトー西武第3戦は26日、ヤクルトの2連勝の後を受けて約3万人の観衆を集めた神宮球場で行われ、西武が7−2で快勝して今シリーズ初勝利を挙げた。

西武は三回、石毛、清原の連続適時打で3点を挙げた後、二死一、二塁から田辺が左へ本塁打し、この回で伊東をKO。五回には秋山の2号ソロで加点した。

先発渡辺久は前半から快調に飛ばして八回途中までを2点に抑え、日本シリーズ史上初の6連勝をマークした。ヤクルトの2安打はシリーズ最少安打のタイ記録。《共同通信》

【沢村賞】中日・今中慎二投手

故沢村栄治投手(巨人)を記念して設けられた沢村賞の選考会は25日、東京都内のレストランで開かれ、中日の今中慎二投手を選考した。同投手は初受賞で、中日からは1985年の小松以来。今中には賞金300万円などが贈られる。

両リーグから先発完投型の野田(オリックス)山本(中日)など6投手が候補に挙がったが、リーグ最多タイの17勝を挙げ、防御率2.20と安定、247三振を奪った今中が、出席した選考委員の全員一致で選ばれた。《共同通信》

【 JR東日本】上場、初値60万円

JR東日本株が26日、東京、大阪、名古屋、新潟の4証券取引所に上場され、東証一部では、買い注文が殺到。取引終了時点でようやく初値がつき一般売り出し価格の1株38万円(額面5万円)を大幅に上回る60万円となった。

一般売り出し価格に対する初値の値上がり率は、57.9%で、1987年のNTT株上場時の33.7%より大きく上回る結果となった。

同株はNTT株以来初の民営化企業の上場であり、JR各社では初の株式公開となったが、市場関係者の間では、初値は過熱気味だ、との見方もあり、高騰した後暴落したNTT株の二の舞いの懸念も出始めている。《共同通信》

【マツダ、日産自動車】一時帰休を実施へ

マツダと日産自動車は26日、国内外の販売低迷による減産に対応し、12月に2日間の一時帰休を実施することを明らかにした。対象人員はマツダがほぼ全従業員に当たる約2万5000人で、日産は栃木工場(栃木県・上三川町)の従業員の3分の1に当たる2100人。いずれも休業補償のため近く国に雇用調整助成金の給付を申請する。

自動車業界は5月に助成金の指定業種となっていたが、大手メーカーによる一時帰休の実施は、1975年に助成金制度が発足して以来初めて。国内市場は各社が新型車を投入した夏以降も上向く兆候はなく、輸出も欧州を中心に大きな落ち込みを続けている。全体の年間生産台数は84年のレベル(約1140万台)まで落ち込む見通しで、今後他社にも同様の動きが広がるとみられる。《共同通信》

【細川護熙首相】首相経験者を歴訪


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細川首相は26日午後、前日に続いて鈴木、宇野、海部の3元首相を都内の各事務所に訪ね、政治改革などに対する意見を求めた。

この中で首相は政治改革案をめぐる修正問題について「話し合いが一番いいと考える。代表者を選んで交渉するのも一つの選択肢だ」と述べ、政府案と自民党案の接点を探るための与野党協議に積極姿勢を示した。

首相は2日間にわたる自民党出身の前元首相に対する歴訪により、修正協議への環境づくりが進んだとみて、今後は河野自民党執行部との本格的な折衝のタイミングを計っていく考えだ。《共同通信》

【新生党・小沢一郎代表幹事】記者団の小抗議突っぱねる

新生党の小沢代表幹事が「自分への取材もせずに勝手に記事をねつ造された」として日経、産経両新聞社の記者を定例会見から締め出した問題が26日、波紋を広げた。

新生党担当の各報道機関の記者はこの日夕の記者会見で、小沢氏に対し「会見拒否は言論統制につながる」などと抗議した。しかし小沢氏は「皆さんがそういう意見なら会見をやめる。お願いしてやっているのではない」と全く取り合わずに突っぱね、議論は最後まで平行線をたどった。

小沢氏の姿勢に対し、同じ新生党の羽田外相は同日午前の閣議後の記者会見で「(会見は)義務ではないが、政治家としてできるけ記者を通じて国民に(政治を)知ってもらうのが務めだ」と指摘した。武村官房長官も同日午後の記者会見で「政治家は公的存在。積極的に記者とがかわりを求めていくのは当然だ」と、小沢氏の姿勢に疑問を投げ掛けた。

小沢氏はこの日の記者会見で、「会見はあなた方へのサービスであり、義務で。はない。事実でないことを書くなら会見に出る必要はない」と持論を繰り返した。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の笹川尭氏は26日の衆院政治改革特別委員会で細川首相の自民党首相経験者歴訪を「何で終わっちやった化石の所に行って意見を聴くのか。ここ(委員会)にきた方がいい」と批判。不在の主に代わって女房役の武村官房長官が「大所高所からの政局をめぐるお話を期待して回った。政権発足から2カ月半たってあいさつしようというのが動機」と釈明した。それでも川氏は「変な所に頼みに行くと(政治改革は)余計にうまく行かない」と収まらず、武村長官も「タイミングが悪うございました」と頭を下げていた。

○…社会党の村山委員長は、この日、国会内で記者会見し、ゼネコン汚職事件について「徹底的に厳正に捜査をやるべきだ」と、東京地検特捜部にエールを送った。しかし、記者団に「国会で関係者の証人喚問は求めないのか」と尋ねられると「政治改革の審議に影響があれば避けるべきだ」と途端にトーンダウン。「事件の捜査は今日終わるわけじゃない。(喚問は)次の国会でやれないわけじゃない」と歯切れの悪い答えに終始した。社会党はこれまで不祥事の度に強硬に証人喚問を要求してきたが、政権与党になってあっさり方針変更。《共同通信》



10月26日のできごと