平成1722日目

平成5年9月25日(土)

1993/09/25

【社会党】村山新体制発足

社会党は25日、東京・三宅坂の党本部で第60回党大会を開き、同日タ、村山富市委員長(69)と久保亘書記長(64)を柱とする新執行部を発足させた。村山氏は第13代委員長就任のあいさつで「細川連立政権を力強く支え、革新性と主体性を発揮し党の再生・再建を図る」と所信を述べた。

大会では、連立政権への参加条件とした小選挙区比例代表並立制導入に対し代議員の一部から異論が出たものの、最終的には執行部の方針を満場一致で了承し、並立制容認を決めた。

村山新委員長は政治改革実現に決意を表明する一方、将来の政界再編では保守二党論にはくみせず「穏健な多党制」実現の中で社会党の未来を切り開きたいと強調したが、どこまで連立政権内で主導権を発揮できるかが村山執行部の最大の課題となろう。

新体制は任期2年。副委員長には大出俊、井上一成(いずれも衆院)、千葉景子(参院)の3氏が就任した。連立与党間調整の要となる政審会長には関山信之氏、国対委員長には野坂浩賢氏がそれぞれ起用された。選対委員長には参院議員の志苫裕氏が選ばれた。

中央執行委員はこれまで32人だったが、連立政権に相応する党務機構に改組し23人に削減した。組織局長など4ポストで複数立候補の動きがあったものの、最終的には全員無投票で選ばれた。

赤松前書紀長の党務報告を受けて行われた午後の質疑では、連立政権の是非と並立制導入に議論が集中。青森、神奈川、広島など11県の代議員が「並立制で社会党が勝てる保証はない」「小沢(一郎・新生党代表幹事)問題のけじめはついていない」などと批判した。

これに対し、赤松氏は自民党の一党支配を打破した連立政権の意義を訴え、今後も政権内部で主体性を持って政策実現に取り組むことを強調、参加者は最後に拍手でこの方針を承認した。《共同通信》



【ヤクルト・広沢克実内野手】サヨナラ弾は通算200号

中日5−6ヤクルト◇25日◇神宮

ヤクルトが延長十回、広沢克の23号本塁打(通算200号)でサヨナラ勝ちした。この回、先頭の広沢克は代わったばかりの郭のカウント2−1からの4球目をジャストミート。打球は左中間席に飛び込んだで、首位攻防の一戦に決着をつけた。

試合はヤクルトが一回、池山の満塁21号本塁打で逆転。しかし中日は五回、ステアーズの本塁打などで3点を奪い同点。接戦に持ち込んだが、最後は頼りの郭が一発を浴び、投手8人をつぎ込んだ中日の必死のリレーも力尽きた。《共同通信》

【Jリーグ・ナビスコカップ】第4節

サッカーのJリーグ・ナビスコカップ第4節は25日、札幌市厚別公園競技場などで予選リーグA、B組の各3試合を行い、A組は鹿島アントラーズがガンバ大阪を4−3で下して3連勝、B組も清水エスパルスが浦和レッズに3−2で勝って3勝目を挙げ、それぞれトップに立った。

A組でJリーグ準加盟同士の注目の対決は、柏レイソルが大倉のハットトリックの活躍から延長の末3−2でベルマーレ平塚を破った。このほかA組のヴェルディ川崎とサンフレッチェ広島は0−0からPK戦にもつれ込み、川崎が4―1で勝った。

B組の全勝同士、Jリーグ準加盟のジュビロ磐田と横浜フリューゲルスは横浜Fが2−2の末、PK戦4−3で辛勝。横浜Fも3連勝で、清水に次いで2位。名古屋グランパスは故障から立ち直ったリネカーの2得点などで横浜マリノスに4―1で快勝し、初白星を挙げた。《共同通信》

【大相撲秋場所14日目】横綱曙、2場所連続5度目の優勝

大相撲秋場所14日目(25日・両国国技館)大関貴ノ花が3敗目を喫し、横綱曙の2場所連続5度目の優勝が決定。その後、曙は新大関若ノ花を簡単に押し出して14連勝、初の全勝優勝を目前とした。14日目での優勝決定は今年春場所の若花田(現若ノ花)以来。逆転優勝を狙っていた貴ノ花は関脇武蔵丸に寄り倒され、史上最年少での横瀬昇進が絶望となった。武蔵丸は星を7勝7敗の五分とした。関脇琴錦は給金を直し、新入幕の武双山も勝ち越した。十両は浜ノ島が3敗を守ってトップ。二人が4敗で追っている。《共同通信》

【武村正義官房長官】「コメで決断近付く」

武村官房長官は25日に収録された民放テレビ番組などで、細川首相が米国報道機関とのインタビューでコメ市場開放問題について「決断する必要がある」と発言したことに関し「首相発言は新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)全体に触れたもので、コメ問題に限ったものではない」と説明、首相自身から武村氏に対して「釈明」があったことを明らかにした。

その一方で、武村氏は「コメの問題も決断にはいろんな道はある。黙って済まない時もだんだん近付いているのは事実だ」と述べ、何らかの開放措置をとることには含みを残した。《共同通信》

武村官房長官は25日収録された民放テレビ番組で、所得税減税について、「一般的な所得税減税は景気対策でなくても(対応)しなければならないテーマと認識している」と積極的に検討する考えを表明した。減税の財源としての消費税率引き上げに関して「政府が責任を持って決断しなければならないが、正直に問題提起しながら国民に幅広く議論してもらうプロセスは踏みたい」と強調。国民の理解を大前提に税率アップは避けられないとの認識を示唆し、減税と増税をセットにした選択肢を複数提示していく方針を明らかにした。

さらに、消費税率引き上げを担保にした所得税減税の先行実施論について「大きな減税になると、そういう道しかないという認識が高まっている」と述べ、有力な考えとの見方を示した。武村氏は消費税の導入経過に触れる中で「確かにアンフェアだった。出発点でミスがあった」として、連立与党間に根強い反対論があることを指摘。「政権全体として真剣に目を向けたい」と述べた。《共同通信》

【細川護熙首相】訪米

細川首相は羽田副総理兼外相とともに25日午前11時、羽田発の日航特別機で米国へ向け出発した。25日午前(日本時間同日深夜)、ニューヨークに到着する。

首相は27日昼(同28日未明)、開会中の第48回国連総会で一般演説を行い、引き続きニューヨーク市内のホテルでクリントン米大統領との初の首脳会談に臨む。

一方、羽田外相は国連総会の場を利用してロシアのコズイレフ外相ら各国外相との会談を予定。日米首脳会談にも同席する。首相が外国を訪問するのは連立政権誕生後初めて。帰国は28日夜となる。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】事実上の勝利宣言

反大統領派の議会に対する包囲網を一段と強めているロシアのエリツィン大統領は25日、国営テレビとのインタビューで、議会側について「彼らは疲れ果てている。すぐに彼らがすることは何もなくなるだろう」と述べ、間もなく事態を完全に掌握できるとの自信を見せた。これは、事実上の勝利宣言といえる。

しかし、人民代議員大会筋によると、大統領陣と議会側の間で事態打開のための非公式交渉が始まったのに対し、ハズブラートフ最高会議議長は中止を命令、徹底抗戦する姿勢を改めて示した。また23日から「ろう城」していた人民代議員大会は3日目の25日、企業代表や市民らに対して代議員が直接支援を訴えるため、大会の一時中断を決定した。

会場の最高会議ビルへの送電も停止されるなど大統領側の相次ぐ攻勢に大会が孤立感を深めている表れとみられる。一部代議員や最高会議ビルの警護に当たる警備部隊にも動揺が見られ始めており、市民への支援要請は手詰まり状態にある現状の打開に向けた窮余の策といえる。

一方、大統領から選挙管理委員長に任命されたリャーボフ氏は25日の記者会見で、議会選挙と大統領選挙を同時実施することは可能と述べ、大統領陣営が、同時選挙を主張する議会側に、選挙期日の面などで歩み寄ることもあり得ることを示唆した。

反大統領派封じ込めの措置を着々と進める大統領陣営はこの日、新憲法制定に向けて設立した憲法協議会の会議を開催、新議会選挙などの手続きなどについて話し合った。大統領は、大統領や政府の決定の実行を拒否する公務員を解職するとの大統領令に署名した。

最高会議ビルは24日夜から始まった送電停止のため緊急用の自家発電装置だけが稼働、電話回線やエレベーターは止まったままだ。大会の説明によると、地域や企業、官庁、軍の代表らと接触するために、街頭に出た議員は約300人。しかし、議会側の敗色が濃厚になっていることから、これら議員が大会に戻ってくるかどうか疑問視する声もある。《共同通信》



9月25日のできごと