平成1639日目

平成5年7月4日(日)

1993/07/04

【第40回衆院選挙】公示

第40回衆院選挙が4日公示された。同日午後5時の届け出締め切りまでに955人が立候補の手続きを終え、18日の投票日に向けて14日間の政治決戦がスタートした。 今回の選挙は、分裂した自民党が引き続き過半数を確保して単独政権を維持するか、あるいは同党の過半数割れによって本格的な連立時代に突入するのかが最大の焦点。さらに、選挙結果は政界再編の動きに直結する可能性をはらんでおり、約9480万人の有権者に新たな政治体制を問うものとなる。

立候補者総数は新党旋風を反映し、前回平成2年の953人を2人上回った。これは保守合同後最初の総選挙だった昭和33年の第28回総選挙以降最多の規模で、全国129選挙区、総定数511に対する戦争率は1.87倍の激戦となった。

各党の立候補者は自民党285人(党籍証明3人を含む)、社会党142人、公明党54人、新生党69人、共産党129人、民社党28人、さきがけ15人、社民連4人、日本新党55人。このほか諸派62人、無所属112人。 3新党の参入でほぼ全選挙区が激戦となった。

その中身も、自民、社会両党を中心に既成政党が候補者数を減らしたのに対し、日本新党が多数の候補者を立てて初参戦、また、新生党、さきがけの新党も勢力拡大のため積極的に新人擁立を図ったのが目立つ。新人候補は21年ぶりに400人台に乗った前回と同様、今回も400人を大きく超えた。 女性候補者は前回の66人を上回る70人で、戦後初の総選挙である第22回総選挙の際の79人に次いで史上3位、現憲法下では最多の記録となった。

9党の党首は午前中、全国で第一声を上げ、連立・再編問題を中心に激しい舌戦に入った。宮沢首相は「社会党と手を組もうという勢力は自衛隊や外交の問題を考えているのか」などと批判、外交・防衛政策の継続や政治の安定のため自民党の過半数確保を強く訴えた。 これに対し新生党、さきがけ、日本新党の新党グループや、社会、公明など既成野党の党首は「腐敗し切った自民党政治を断ち切り、政治改革を実現する新しい政権をつくるための選挙だ」(山花社会党委員長)などと、そろって自民党を過半数割れに追い込む決意を示した。

選挙戦では、政治改革をどう進めるかが大きな争点になるほか、野党間で模索されている「非自民連立政権」の前提条件である外交、防衛、経済などの基本政策などをめぐっても激しい論議が展開されよう。《共同通信》

宮沢首相は4日午後、自民党本部でNHKのインタビューに応じ、公示された総選挙の勝敗目標について「国民のご支持を得て、単独で安定政権をつくりたい。過半数です」と述べ、自民党総裁としてあくまで単独過半数を目指すと強調した。さらに、社会党が加わるような非自民連立政権に向けた動きを厳しく批判した。《共同通信》



【インドネシア・スハルト大統領】来日

インドネシアのスハルト大統領が4日午後、特別機で羽田空港に到着した。同大統領は非同盟諸国首脳会議議長として7日まで滞日し、5日夜に東京・元赤坂の迎賓館で、東京サミット(先進国首脳会議)議長の宮沢首相と会談する。同大統領は7日にクリントン米大統領と会談する。

スハルト大統領は日米両首脳に対し、昨年9月、ジャカルタで開かれた非同盟諸国首脳会議の結果などを踏まえ、G7(先進7か国)と途上国が対立するのではなく、建設的、協調的な対話を促進していくべきだとの考えを伝える。《読売新聞》

【テニス・ウィンブルドン選手】ピート・サンプラス選手が初優勝

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テニスの第107回ウィンブルドン選手権最終日は4日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラプで男子シングルス決勝が行われ、第1シードのピート・サンプラス(米国)が第3シードのジム・クーリア(米国)を7-6、7-6、3-6、6-3で下して初優勝、賞金30万5000ポンド(約5000万円)を獲得した。

世界1位のサンプラスは時速200キロ近いサーブと深いボレーで、また同2位のクーリアも強力なストローークを表に互角の展開。第1、2セットともサービスキープのままタイブレークにもつれたが、サンプラスは巧みなパスから最初のタイブレークを7-3で奪うと、次はフォアのクロスを一利かせて8-6でものにした。第3セットはペースダウンして奪われたが、第4セット第6ゲームをブレークして約3時間の試合を押し切った。《共同通信》

【ゴルフ・服部道子選手】プロ初勝利

ミズノ・レディースゴルフ最終日(4日・兵庫県ウォーターヒルズGC=6390ヤード、パー72)通算2アンダーの214で服部道子と肥後かおりのプレーオフになり、2ホール目をパーで切り抜けた服部がプロ3年目で初優勝(後援競技などを含む)を飾り、賞金900万円を獲得した。

涙が道子のほおを伝った。勝てそうで勝てなかった服部がついに悲願を成し遂げた。「とにかく良いプレーがしたかった。本当にうれしく思います」。月並みな言葉の端々から、初優勝の喜びがこぼれ落ちるようだった。

首位から4打差でスタート。2日目を終えた時点では優勝は全く頭になかったという。この無欲が決め手となった。絶妙のショットと、「いつも、は外してばかりいる」ショートパットを確実に決め4バーディー、ノーボギーの68。「15番(のボード)でトップにいるのが分かった。でもショットも安定していたから優勝を意識したプレッシャーはなかった」と話す強心臓ぶりも勝因の一つかギめョもしれない。

15歳だった1984年、日本女子アマ選手権を史上最年少で優勝。続く85年の全米女子アマ選手権を制し、鳴り物入りのプロ入りだった。それだけ周囲の関心も高かったが、本人の気持ちは、幾分違った。 「周りが騒ぐほど自分では(プロ初優勝を)意識はしていなかった。いけないんだろうけど、いつか転がってくると思っていたから」と、勝利への執着心の薄さがあったことを打ち明けた。

5日には全米女子オープンの予選に備え米国に旅立つ。「これからも自分に妥協しないで一生懸命やっていきたい」。ひと回り成長して帰国する大器の姿をファンは待っている。《共同通信》

【大相撲名古屋場所初日】若貴昇進へ好発進

大相撲名古屋場所初日(4日・愛知県体育館)横綱、大関への兄弟同時発進を目指す大関責ノ花と関脇若ノ花が好発進し、横綱曙も白星スタートを切った。貴ノ花は霧島を落ち着いて押し出し、若ノ花も小城ノ花を速攻で退けた。曙は旭道山を強烈に突き倒した。史上最多6度目のかど番の大関小錦は長い相撲から小結若翔洋を寄り切った。関脇武蔵丸は快勝したが、新関脇貴ノ浪は敗れた。智ノ花は新入幕初日を白星で飾った。《共同通信》



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