平成1577日目

平成5年5月3日(月)

1993/05/03

【森喜朗通産相】シンガポール・ゴー首相と会談

シンガポールを訪れている森喜朗通産相は三日、シンガポール市内の大統領官邸でゴー・チョクトン首相と会談し、日本と同国の経済協力関係について意見を交換した。この中で森通産相は、シンガポールの産業技術分野を支援するため、政府および民間ベースの研究協力や技術移転を円滑に進めることを目的とする「日・シ産業技術協力ダイアローグ(対話)」の開催を提案し、同首相もこれを歓迎した。

シンガポールに対する日本の産業技術協力は、AI(人工知能)など情報技術分野のほか、通産省工業技術院の研究員と同国との間で研究協力が行われている。森通産相は「産業構造の高度化を目指す貴国にとって、産業技術分野の協力は今後の重要な経済協力の柱になる」との認識を示したうえで、技術協力の形態や分野などについて定期的に話し合う必要性を強調した。これに対してゴー首相は「2年前から国家技術計画5カ年計画を進めているところであり、日本の提案を高く評価する」と歓迎の意示した。

また、森通産相は市場経済体制移行に伴う官民の人材育成がインドシナ諸国の課題であると指摘し、JICA(国際協力事業団)などによる「第三国研修」をインドシナ支援のために抜本的に拡充する意向を示した。これは、現在アセアン諸国を中心に行っている。「第三国研修」の対象をインドシナ諸国にも拡大し、シンガポールを拠点にインドシナ諸国の官民の人材育成を進める構想である。

森通産相はこのあと、前首相のリー・クアン・ユー上級大臣らとも会談し、同日夜、3番目の訪問国であるブルネイに到着した。《北國新聞》



【野球・高城俊人さん】誕生日

【民社党・大内委員長】政界再編「憲法で一致」が条件

民社党の大内委員長は3日午前、都内のホテルで開いた憲法記念日の集会であいさつし、政界再編について「憲法に対する考え方がおおむね一致する政治勢力が結合してこそ意味のある政界再編になる」との認識を示した。

その上で社会党の山花委員長が提唱している創憲論について「何を言わんとしているのか正体が分からない」と強調。「社会党が自衛隊合憲に踏み切ってくることが政界再編に参画する大事な条件になってくる」と述べ、社会党に自衛隊政策の大胆な見直しを迫った。《共同通信》

【宮澤喜一首相】連休後半はゴルフ

宮澤喜一
https://www.kantei.go.jp/

オーストラリア、ニュージーランドの両国訪問を終えた宮沢首相は3日、滞在先の長野県軽井沢町で、苫米地俊博・元三菱自動車相談役らとゴルフを楽しんだ。ゴールデンウィーク前半は外遊だったが、後半は5日までゴルフざんまいで英気を養い、連休明けからの後半国会を乗り切るつもりだ。《共同通信》

【カンボジア】全土に「第1警戒態勢」

国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)報道官は3日、カンボジア北西部のアンコール遺跡への玄関口である観光都市シュレムアップ市が同日早朝、ポル・ポト派軍の激しい攻撃を受け、市中心部から役7キロのシュレムアップ空港が一時、ポト派に占拠されたほか、空港北側のポーランド部隊補給基地がロケット砲で破壊されたと発表した。UNTACの明石代表は同日、全土に「第1警戒態勢」を初めて宣言した。《共同通信》

【雲仙・普賢岳】土石流の被害拡大

先月に続き今月2日に再び大規模な土石流が発生した長崎県雲仙・普賢岳ふもとの水無川と中尾川の両河川流域で、先月被害を受けなかった流域約37ヘクタールにも土砂などが流入し島原市と深江町で、今回新たに住宅など90戸が全半壊するなどの被害が出たことが3日、両市町などの調べで分かった。

両市町によると、水無川流域の島原市側と中尾川流域で、今回の土石流によって住宅や車など計60戸が新たに全半壊したほか、前回も被害を受けた104戸についても被害程度がひどくなった。水無川流域の深江町側では、今回新たに住宅や、庫など9戸に被害が出た。

長崎県によると、先月28日と今回の土石流によって両市町で、住宅約330戸と、倉庫などの非住宅約170戸が被害を受けたことになる。

県などは両河川流域などで、一時中断していた土砂の除去作業を3日、2日ぶりに再開。土砂がたい積して通行止めになっていた国道57号と同251号のうち、57号は3日朝に開通したが、251号の復旧は4日夕になる見通し。

両市町は2日午前、約1270世帯、約5000人に避難勧告したが、市は2日夜、勧告を解除、町も3日朝、解除した。《共同通信》



5月3日のできごと