平成1551日目

1993/04/07

この日のできごと(何の日)

【巨人・松井秀喜選手】開幕2軍スタート決定

巨人の松井秀喜選手(18)が開幕は一軍ベンチから外れることになった。7日のスタッフ会議で決まった。ドラフト1位で入団し、キャンプ、オープン戦と長嶋監督の英才教育の方針で一軍に同行してきたが、オープン戦で53打数5安打、20三振と結果が振るわなかった。

この日、多摩丘陵の室内練習場でのスタッフ会議で一軍ベンチ入り28人を人選。松井は野手15人に入れずファームでのスタートが決まった。長嶋監督は「一番大事なテストの3月に結果が出なかった。プロの水になじんでいない。勝負か育成かとなるとやはり勝負を取らざるを得ない」と話した。

父・昌雄さん(54)は「今の秀喜にとって適切な道として監督さんが決めたことなので心配していません。先は長いのでしっかりやってほしい」と話した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【逸ノ城駿さん】誕生日

【宮澤喜一首相】後藤田正晴法相に副総理就任要請へ

宮澤首相は7日、後藤田正晴法相(78)に副総理就任を要請する方針を固めた。渡辺前副総理兼外相の病気辞任を受けた内閣の「重し」として政権への求心力を高める狙いがあるものとみられる。

河野官房長官は同日午後、自民党の梶山幹事長、佐藤総務会長を訪ね、首相のこうした考えを伝えた。

後藤田氏は海部政権当時に自民党の政治改革本部長代理を務め、党内の政治改革論議をリードしてきており、政治改革が宮澤首相政権の最重要課題となっている中で首相の熱意を内外に強くアピールする意図も働いている。

さらに後藤田氏は党内で反主流派色を強めている羽田派の羽田代表や小沢元幹事長らの信頼も厚く、羽田氏の外相就任要請拒否により首相との溝が一層深まった同派との調整役としての役割もありそうだ。

後藤田法相は、宮澤改造内閣で渡辺副総理兼外相に次ぐナンバー3として迎えられた。渡辺外相が病気がちだったため、宮澤首相の信頼も厚く、事実上の副総理役を務めてきた。特にモザンビークでの国連平和維持活動参加や、憲法改正問題では首相の立場を代弁する形で政府、自民党内の議論をリードしてきた。《共同通信》

【自民党羽田派・羽田孜代表】二大政党制が必要

自民党羽田派の羽田代表は7日都内で講演し「大筋で二つに政党ができ、政権交代が可能となるのが大事だ。そうでないと政治が不安定になる」と述べ、政界再編によって自民党に対抗し得る勢力を結集し、二大政党体制をつくり上げるべきだとの考えを示した。その上で「われわれも呼び掛け、行動していく」と決意を表明した。

二大政党体制の実現のためには、与野党が対立している選挙制度改革について「小選挙区比例代一表並立制」で歩み寄るベきだとの見解を明らかにした。

羽田氏は6日、宮澤首相の外相就任要請に対し「閣内では行動が縛られる」と拒否し、事実上の党内「反主流派宣言」をしたばかり。その直後の発言だけに、羽田派が今後政治改革をてこにした政界再編に向け、積極的に党内、野党に働き掛けていく方針を鮮明にしたものとみられる。

羽田氏は新党を結成する際の政策について「政権交代を原点にすれば、議会制民主主義、自由経済とかおおまかな区切りでいい」と述べ、幅広い政治勢力の結集を目指す意向を明らかにした。

選挙制度改革の方向に関しては「小選挙区制に近い。比例代表並立制だったら、あるいはみんなの理解を得られるのではないか」と指摘、二大政党体制をつくる観点からも小党乱立を防ぐ並立制で、与野党双方が歩み寄るべきだとの考えを強調した。

羽田氏は、中選挙区制が限界にきているという点では与野党が一致しているとの認識を示し「話し合いにより煮詰めていける。そうでなかったらやる気があるのか、と言われる」と述べ、双方の選挙制度改革案の隔たりを理由にした改革先送りの動きをけん制した。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党羽田派の羽田代表は7日、都内で講演し、宮澤首相から外相就任を要請されながら辞退したことに触れ「外交に取り組めるのは政治家として本懐だが、もう一つ考えなくてはならないのが政治改革だ」と述べて、外交と政治改革をはかりにかけ、いまは政治改革が重要と判断した胸の内を明かした。首相から「閣内でも政治改革で働いてもらいたい。私も本気でやるから」と説得されたという。辞退はしたものの首相の説得はうれしかったようで「私ごときを評価してくれた」と、派内に手を突っ込まれたと憤慨する派内の同志の反応とはひと味違っていた。

○…社会党影の内閣の科技庁長官である秋葉忠利衆院議員はこの日、原発の廃止が可能とする同党科学技術政策調査会の報告発表の会見に同席。同党の産業政策調査会が先に原発全面容認の政策を発表しているだけに、記者団は「影の内閣はどっちなんだ」と追及。秋葉氏は「影の内閣は党内の各調査会のスポークスマン。議論に参加していく」と的外れな答え。原発容認路線については「私の担当じゃない」と、廃止支持の環境派の顔を見せた。記者団からは「相変わらずの二本(日本)社会党」とため息が漏れた。《共同通信》

【カンボジア】選挙戦始まる

カンボジアの再建をかけた、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の主導による総選挙は7日、選挙運動がスタートした。同国での自由選挙は1972年のロン・ノル政権下の大統領選以来、21年ぶり。

政党登録した紛争当事者3派をはじめとした計20の政党が、120の議席をめぐって、来月末の投票に向けて選挙戦を開始した。しかし、武装解除と選挙を拒否するポル・ポト派を除外しての選挙となっており、最近UNTACを相次いで攻撃する同派が、今後選挙阻止の動きを活発化する可能性が強い。

総選挙では新憲法を制定し、新政府を樹立する議会議員120人を比例代表制で21選挙区に分けて選出。有権者は約460万人。投票は来月23日から28日まで。

総選挙に参加の主な政党は、プノンペン政権の人民党(チア・シム議長)、ラナリット派(旧シアヌーク)一派)の民族統一戦線(ラナリット党首)、ソン・サン派の仏教自由民主党(ソン・サン党首)、同派から分離した自由民主党(サク・スッサカン党首)。このほか民主党など16政党が選挙直前に旗揚げし、参加している。

選挙戦では、国土の約8割を支配するプノンペン政権の人民党とカンボジア最高国民評議会(SNC)議長のシアヌーク殿下の子息、ラナリット殿下の統一戦線が第一党の座をかけて、激しく争うとみられる。

UNTACは「自由で公正な選挙」を目指して集会の自由やテレビやラジオでの政見放送を保証しており、UNTACの文民警察などを動員して、各党の選挙事務所などの警備に当たる。またUNTACへの攻撃に備えて警備を強化している。《共同通信》

【カンボジアPKO】二次本隊出発

カンボジアの国連平和持活動(PKO)で、陸上自衛隊北部方面隊(総監部・札幌市)を中心に編成された第二次派遣施設大隊(石下義夫大隊長、600人)の本隊一陣300人が7日午前、北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地から国連チャーターの日航ジャンボ機で出発した。

タイのウタパオ経由で8-9日にプノンペン入りする。残る243人も9日、同様に千歳をたち、既に現地入りしている先遣隊56人、第一次隊からの継続要員1人を合わせ全員の派遣が完了。10月末までプノンペン南部で国道補修や架橋工事に当たる。

現地では5月末の総選挙を控え、武装グループによる国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)部隊襲撃事件などが相次いでおり、緊張感が一段と募る中での作業となる。

出発式に先立ち隊員らは7日午前8時すぎから、千歳基地の格納庫で家族らと別れを惜しんだ。「治安に不安はあるが、われわれは上司の命令に従うだけ」とある一曹(37)。3人の子供と見送りに来た妻(34)は「無事に帰ってくることを信じています」と目を潤ませていた。

一方、千歳、恵庭両市内では派遣反対派の5団体計約600人(千歳署調べ)が7日未明から集会やデモを実施。過激派メンバー計12人が道交法違反の現行犯で逮捕された。《共同通信》

【米・クリントン大統領】家に帰れば子煩悩

「恥ずかしくて言いたくないが、娘と遊んでいてつくった」。クリントン米大統領は、七日、ホワイトハウスで行われた法案署名式で、新聞記者に耳からあごにかけてできた赤い引っかき傷の原因を問われ、一人娘のチェルシーさん(13)と遊んでいてできたことを告白した。

外傷はあごの右側に5センチほどの長さのが一つと、耳たぶに小さなのが一つ。大統領は「子供に返ったように転げ回ってしまった。もう子供でないことを再認識した」と、笑いながら反省していた。

この発言より先、マイヤーズ報道官は朝の定例会見で「きのう、ひげそりで作った傷と思う」と答えていた。《共同通信》



4月7日 その日のできごと(何の日)