平成1543日目

平成5年3月30日(火)

1993/03/30

【日本新党】衆院選の公認候補18人を発表

日本新党(細川護熙代表)は30日午後、年内に予想される次期衆院選の第一次公認候補18人、推薦候補2人を発表した。20人の内訳は男性18人、女性2人(いずれも公認候補)で、平均年齢は41.6歳。20人のうち現職の自治体議会議員は6人。離党組は9人(自民6、社会、社民連、旧新自由ク各1人)に上っており、最近の既成政党離れと新党ブームを裏付ける格好となっている。

推薦候補は福井全県区で民社と、大阪5区で社民連とそれぞれ共同推薦となった。

自民党前副総裁・金丸信被告の地元、山梨全県区にも公認候補を擁立する。

30日の記者会見で細川代表は来週中に一般から公募した公認候補数人を発表する。4月下旬にも第二次公認・推薦候補を発表する予定。最終的には計50−60人を擁立したいと述べた。《共同通信》



【第65回選抜高校野球大会】第4日

第65回選抜高校野球大会第4日は30日、甲子園球場で2回戦4試合を行い、駒大岩見沢(北海道)八幡商(滋賀)東筑紫学園(福岡)佐野日大(栃木)が勝ち、3回戦に進んだ。

点灯試合となった第4試合は2-2で迎えた九回、駒大岩見沢が先頭の川村の左越え二塁打を足場に、バント安打と失策で決勝点を奪い、3-2で逃げ切った。八幡商は五回、大橋の適時2点三塁打とスクイズで3点を入れて優位に立ち、6–3で初出場の氷見(富山)を破った。初出場の佐野日大(栃木)は延長十五回、スクイズで決勝点を挙げ、鳴門商(徳島)を3-2で退けた。初出場同士の対戦の東筑紫学園は延長十回、中村の左翼への2点本塁打で海星(三重)に4-2でサヨナラ勝ちした。サヨナラ本塁打は第62回大会の池田(新田)以来、通算12本目。《共同通信》

【法務省・浜刑事局長】金丸氏脱税事件「90年以降は違反なし」

衆院予算委員会は30日午後も佐川急便事件と景気対策に対する集中審議を続行、93年度予算成立後の景気対策や金丸前自民党副総裁の巨額脱税事件などについて政府の見解をただした。

公明党の猪熊重二氏が金丸前副総裁の脱税事件で起訴されなかった90年以降の所得についての捜査結果を聞いたのに対し、法務省の浜刑事局長は「90年以降の分についても必要な捜査を行ったが、公訴を維持できる所得税法違反の事実を確認できるには至らなかったと聞いている」とだけ述べた。《共同通信》

【政界談話室】

○…渡辺外相は30日、閣議後の記者会見で、東京サミットの際、北方領土問題を取り上げないとした国会答弁について「誤解のないよう閣議で(領土問題の)棚上げではないと言っておいた」と説明した。しかし納得いかない記者団から「政経不可分原則は変わったのか」と突っ込まれるとうんざりした様子で「そんなことは全然ありません」と反論し「白でなければ黒と言うのは良くない。試験は○×式だったんだろうが、(物事には)灰色も黄色も茶色もある!」と日ごろの“ミッチ節ー”はどこへやら。

○…村上労相は記者会見で、前日早朝、東京・山谷をお忍び視察したことを明らかにした。ネクタイを外し、ジャンパー姿で私服警官とともに職安の出張所などを見て回ったそうで、求人の少なさに雇用に対する危機感を抱いたとのこと。さらに「出張所は都営住宅の一階にあり手狭で労働者があふれ環境が悪過ぎる。隣には国有地の空き地があるのに…。仕事のやり方も原始的で改善点はたくさんある」と指摘するうち、周りでハラハラする役人に気付いてか「職員の仕事はてきぱきしていた。次は大阪へ行きたい」と“仕事がいっぱい”を強調していた。《共同通信》

【文部省】“エイズビデオ”各高校に配布へ

文部省は30日、高校生用のエイズ教育ビデオ教材「AIDS 正しい理解と行動」を製作した。

ビデオはカラーで20分。エイズの医学的説明、感染経路と感染防止策、感染者への理解など六章からなっている。コンドームを見せながらの授業、エイズについての高校生の討論風景も収録している。

ビデオは、全国の国公私立高校に各3本を配布。同省から委託された桜映画社が企画、製作した。4月中旬以降には市販もする。定価は1万円。《共同通信》

【カンボジアPKO】第二次部隊先遣隊がプノンペン入り

カンボジアの国連平和維持活動(PKO)で、自衛隊第二次施設部隊(600人)の先遣隊(石下義夫隊長ら56人)が30日午後、バンコク発の民航機でプノンペン入りした。本隊も4月上旬、2隊に分かれ相次いで日本を出発、昨年秋の派遣以来約6カ月にわたって任務に就いてきた第一次部隊と交代する。既に停戦監視要員の交代も終わっており、初めての自衛隊のPKO参加は折り返し点を迎えた。

第二次部隊は北海道を中心の編成となっている。一般客に続いてタラップを降りた第二次隊員らは色白で、出迎えた一次隊員の真っ黒に日焼けした顔とは好対照。

石下大隊長は「とうとう来たな、という感じ。治安情勢の悪化などについては、今後詳しく情報収集する。それにしても北海道と比べると暑いですね」と話した。《共同通信》

【IBM】初の一時解雇

世界最大のコンピューターメーカー、IBMは30日、ニューヨーク州の大型汎用コンピューター、半導体製造などの3工場で従業員の約13%に当たる計2700人の従業員を初めてレイオフ(一時解雇)したことを明らかにした。

IBMは創業以来70年余にわたり、従業員をレイオフしないことを誇ってきた。これまで配置転換や退職勧奨などで人員削減を図ってきたが、コスト削減を加速するために初のレイオフに追い込まれた。

レイオフは社外からの新会長受け入れを決定した直後に実施されており、IBM城下町では雇用不安が広がっている。

レイオフに踏み切ったのは、IBM本社に近い同州南部のキングストン、ボキプシー、東フィッシュキルの3工場。大型汎用機の急激な需要減少などに対応するため、5月末までに3工場の従業員の28%に当たる計6000人の削減が計画されている。

IBMは今年中に全世界で2万5000人の人員削減を実施し、27万5000人とすることを発表している。《共同通信》

【フランス】新内閣発足

フランスのパラデュール新首相は30日、組閣を完了し、第二次保革共存政権の保守内閣が発足した。保守政界の大物が顔をそろえ、経済には専門家を据える経済重視型となった。

首相を除く閣僚は29人で、共和国連合(RPR)が13人、フランス民主連合(UDF)が16人と保守両党の均衡をとった人事となっている。閣僚の半分以上は初入閣。

大統領府が発表した閣僚名簿によると、上級閣僚にはシモーヌ・ベイユ氏(社会問題相、UDF)、シャルル・パスクア氏(内相、RPR)、ピエール・メニュリ氏(法相、UDF)、フランソワ・レオタール氏(国防相、UDF)ら保守政界の大物を起用した。

外相はRPRの幹事長を務めたアラン・ジュペ氏。高い失業率や景気低迷で注目の経済相にはUDFの経済専門家エドモン・アルファンデリー氏が就任した。アルファンデリー氏はパリ、米ピッツバーグ大学で経済学教授を務めた経験を持ち、総選挙に際してのRPRとUDFの共同経済政策立案の中心となった人物。

バラデュール氏の側近で、経済専門家のニコラ・サルコジ氏(RPR)が予算相(政府スポークスマン兼任)に任命されたことも、新首相の経済重路線示している。

初代欧州議会の議長を務め、国民に最も人気のある政治家の一人であるベイユ女史を社会問題相に据えたのは、経済相と並んで国民の関心の高い青少年の非行など、いわゆる「郊外問題」への配慮と国民の支持獲得が狙い。

パスクア氏は昨年9月の「欧州連合条約(マーストリヒト条約)批准国民投票の際には反対派の先頭に立った欧州統合反対派。内相就任は1986−88年の第一次保革共存政権に続いて2回目で、移民労働者問題などで強硬な政策を打ち出すとみられる。初閣議は2日の予定。《共同通信》



3月30日のできごと