平成1497日目

平成5年2月12日(金)

1993/02/12

【上野動物園】職員らが「矢ガモ」保護

東京都板橋、北区を流れる石神井川で見つかった背中を矢で射られたカモが12日午前、東京・上野公園内の不忍池で上野動物園職員らによって無事、保護され、治療のため園内の動物病院に運ばれた。

動物園によると、病院に収容後直ちに体外に出ている矢を切断。エックス線検査をしてから残りの矢を引き抜いた。体内には散弾2発が残っていることが分かった。カモはおりに入れられた後、別室に隔離して獣医が様子を見守っているという。

同動物園の飼育係、獣医ら5人が12日朝から不忍池中心部にある弁天橋のたもとに縦約2メートル、横約1メートルの鉄枠に漁網を張った仕掛けを設置。午前11時前、カモが仕掛けに近付いたところを捕獲した。《共同通信》



【巨人・長嶋一茂内野手】1軍に合流

2軍からのスタートだった巨人・長嶋一茂選手が12日、1軍の練習に合流。晴れて父親の長嶋監督と同じグラウンドに立った。前夜、1軍昇格を伝えられた一茂選手は球場入りするとナインやコーチ陣へのあいさつに走った。長嶋監督へのあいさつが一番最後になったのはご愛きょうだった。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】米・アスピン国防長官と会談

訪米中の渡辺外相は12日午前(日本時間同日深夜)、国防総省でアスピン国防長官と約1時間会談した。この結果、双方は日米安保体制がアジア太平洋地域の平和と安定に寄与しているとの認識で一致、日米安保体制を引き続き堅持していくことを確認した。

国防長官は対ロシア問題に関連して「北方領土問題に対する日本の立場をこれまで同様、米政府は支持する」とクリントン政権の閣僚として初めて公式に表明した。

渡辺外相は「アジア太平洋における米軍の前方展開は安定勢力だ」と強調、在日米軍駐留経費負担を日本が引き続き実行していくことを約束した。また外相と長官は、冷戦終結後の核兵器の拡散防止問題が重要との見解で一一致。特に、長官は新たな脅威として①イラクをはじめとする地域的脅威②一部の独裁国家、テロリスト国家に核兵器が渡る危険性—を指摘し、これらへの対応を中心に国防総省内で安保政策の再検討を始めたことを明らかにした。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】米・クリストファー国務長官と会談

訪米中の渡辺外相は12日昼、国務省でクリストファー国務長官と会談、引き続きカンター米通商代表を交えて昼食を取りながら意見交換した。

クリストファー長官は日本のコメ市場の開放問題について「日本は市場をコントロールしていると批判。「米国の(コメ)輸出業者の日本への参入は重要だ」と述べ、コメの輸入自由化を強く求めた。さらに「一層の景気浮揚努力を願いたい」と追加経済対策の実施を間接的に要請した。

渡辺外相は「コメ問題は貿易全体から見て必要以上の比重がかけられている。輸出入国の利益バランスが取れた解決が必要だ」と指摘し、あくまでも新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の中で妥協点を見いだすとの従来の立場を強調した。《共同通信》

【パキスタン】核兵器は製造しない

外務省は12日、パキスタンが11日イスラマバードで行われた日本との事務レベルによる協議で核開発問題について「核開発は一定の技術水準に達したが、平和目的にのみ利用し核兵器は製造しない」と改めて表明したことを明らかにした。

日本側が核拡散防止条約(NPT)加入を求めたのに対しては、米図、ロシア、中国、インド、パキスタンによる五カ国協議を開くよう提案していることを強調。インドが加入すればパキスタンも加入するとの従来の主張を操り返した。

日本は7月の先進国首脳会議前に東京でパキスタンと再協議したい考え。《共同通信》



2月12日のできごと