平成1493日目

平成5年2月8日(月)

1993/02/08

【天皇皇后両陛下】夕食会で親族に小和田家を紹介

Embed from Getty Images

天皇皇后両陛下は8日夕、小和田雅子さん一家と天皇家の親族を東京・元赤坂の赤坂御所に招き夕食を共にされた。雅子さん一家を親族に紹介するためで、小和田家側は雅子さんのほか両親の恒、優美子夫妻と妹節子さんの4人を招待。

天皇家側からは池田隆政夫妻、島津久永夫妻、紀子さま実家の川嶋辰彦夫妻ら23人が出席し、両陛下や皇太子さまらご一家6人が迎えられた。《共同通信》



【韓国・盧泰愚大統領】日韓関係に楽観的

韓国の盧泰愚大統領は今月24日の退任を前に8日、ソウル駐在の外国人記者ら約100人を青瓦台(大統領官邸)に招き会見、任期5年間の内外政策を総括した。

大統領は、従軍慰安婦問題や貿易不均衡問題など日韓の懸案について「両国民が互いに感情を捨て、正しい歴史認識に基づいて合理的、理性的に判断すれば、解決できないものは何もない」と楽観的な見通しを述べた。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題については、南北関係進展の最も大きな障害になっているとして「金日成主席にメッセージを送るとすれば、核問題の解決を提起したい」と表明した。

盧大統領が外国人記者団と会見するのは、1989年6月以来で、任期中2度目。日韓関係について、大統領は全体的に前向きに進展しており、望ましい同伴者関係を作り上げるために多くの努力がなされている、と指摘。南北関係に対しては「首脳会談を実現できなかったことは残念だ」としながらも、北朝鮮が核開発を放棄すれば、南北の協力関係はさらに前進するだろう、と言明した。《共同通信》

【社会党・赤松広隆書記長】原発新設「容認」発言

社会党の赤松書記長は8日午後、岐阜市内で講演し、党のエネルギー政策見直しについて「30年後をめどに原子力発電所や、石油、石炭など化石燃料を使う発電所を全廃にし、太陽光などクリーンエネルギーにしていきたい」との見解を表明。その上で「古くて危ないもの(原発)は新規にしていく」と述べ、原発を全廃するまでの「経過措置」として原発の新規建設を認める考えを初めて打ち出した。

赤松氏はこれらの新方針を党の基本政策見直しを柱とする「93年宣言」の素案に盛り込みたいとしている。社会党はこれまで原発設置反対を基本としつつ「現実を重視して対応する」と不明確な原発政策をとってきた。

30年後の代替エネルギーへの転換という条件付きとはいえ、赤松氏が原発容認の姿勢を鮮明にしたことは党内で激しい論議を呼びそうだ。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮沢首相は8日、矢が刺さったままの哀れな姿で飛び回る東京・石神井川のカモについて記者団から聞かれ「ええ、知ってますよ。気の毒ですな」と同情しきり。救出作戦がはかどらない状況に「ぜひそう(救出)してほしいな。かわいそうですよ」と顔をしかめた。マスコミの過熱報道にも「仕方ないんじゃないか。どうかしなけりゃならないと皆さん思ってますから」と理解を示した上で「かわいそうですな」と繰り返したが、周囲からは「思うように身動きできない姿にかつての竹下派支配をだぶらせたのでは」とうがった見方も。

○…自民党の梶山幹事長はこの日昼の記者会見で、野党側が証人喚問問題で抗議声明を出したことに反発。野党4党首がテレビ番組で特別委設置で致したことや、6人の喚問要求を3人に絞るとも受け取られかねない赤松社会党書記長の発言を持ち出し「野党の予算委の現場(理事)は、テレビ向けの話だと言うし、今度は赤松さんが3人と言っている。後ろを向いたり横を向いたり、ポッポコポッポコ言われてもこっちも困っちゃうのよ」と野党側の揺れをチクリ。《共同通信》

【能登半島沖地震】珠洲中心に被害拡大

北陸を中心に7日夜発生した強い地震から一夜明けた8日の石川県内は、珠洲市を中心に被害が拡大し、朝から復旧作業が本格化した。午前中の県警能登半島沖地震警戒室と県消防防災課などの調べでは、負傷者は19人に増え、珠洲市内の2355戸で断水、県道など9カ所が通行止めとなり家屋の倒壊などが相次いだ。JR線は始発からほぼ正常に運転しているが、のと鉄道は普通列車11本が運休し一時ダイヤにも遅れが出た。午後0時39分に輸島で震度1を記録するなど、余震は依然続いている。

地震による被害は、珠洲市内で倒れたタンスが当たり子供2人が負傷し、うち1人が入院したほか、割れたガラスややけどなどで15人がけが、陥没した道路へ車が転落して男性1人が軽傷を負った。能都町ではタンスの上から物が落ちて女性1人がけがをした。

また、同市正院町飯塚の火宮神社で、裏山が幅約80メートルにわたって崩れ、本殿と拝殿が全壊、また同町正院の須受八幡宮で鳥居が倒壊した。そのほか離れの一部や土蔵の倒壊も報告された。さらに同市蛸島町の珠洲焼資料館で展示品の古陶5点が損傷、隣接する珠洲焼館でも作品数点が破損した。輪島市では、漆器店のショーウィンドーが破損し、同市町野町東の岩瀬比古神社で石柱製の鳥居の一部が壊れた。

道路の被害は、トンネルの落盤などで、同市内の主要地方道大谷狼煙飯田線の3カ所と市道5カ所で通行止めとなっているほか、輪島市渋田の国道249号など5カ所が片側交互通行となっている。また、珠洲市内では狼煙、三崎、正院、野々江、蛸島の各地区で水道管破裂による断水が相次いだ。

珠洲市では8日午前9時、市役所に林市長を本部長とする災害対策本部を設置し、市内の全区長161人から被害状況の収集に当たった。《北國新聞》



2月8日のできごと