平成1491日目
1993/02/06
この日のできごと(何の日)
【スピードスケート・清水宏保選手】W杯初勝利
スピードスケートのワールドカップ(W杯)バゼルガディピネ大会第1日は6日、イタリアのバゼルガディピネで男子500、1000メートルを行い、500メートルで清水宏保(日大)が36秒82の自己ベストで優勝した。清水は海外での国際大会初出場初優勝でW杯初勝利を挙げた。アルベールビル五輪代表の宮部保範(王子製紙)が36秒84で、ダン・ジャンセン(米国)の36秒85を抑えて2位に入った。
1000メートルはイーゴリ・ゼレゾフスキー(ベラルーシ)が1分14秒08で圧勝。日本勢は宮部保の13位が最高だった。
500メートルの清水はスタートからの100メートルを9秒93の好ダッシュ。スピードに乗った滑りで、自己記録を0秒16上回った。このほかの日本勢は堀井学(専大)が37秒40で9位、井上純一(日大)が37秒43で10位、宮部行範(三協精機)は37秒50で11位だった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【プロ野球・巨人】ルーキー松井秀喜選手が初の特打ち
週末の6日、気温20度以上の暖かさとなり巨人の宮崎キャンプの観衆は初めて1万人を超えた。初の特打ちとなった松井。折からの強い風に思うように打球が飛ばない。
練習でのフリー打撃約70スイングと合わせ一日で約200スイング。松井は「かなり打ちましたね。最後の方は感覚がつかめてきた」と話していた。
長嶋監督がルーキー松井の初めての居残り打撃練習を見るために、球団職員やガードマンに守られてメイン球場とサブ球場を往復した時もファンと報道陣が殺到。負傷者が出ないのが不思議なほどだった。長嶋監督は混乱を避けて正面の出入り口を使わず、専用の乗用車で球場を脱出した。《共同通信》
【大相撲】初の香港場所
香港で初めて行われる大相撲の巡業「香港場所」は6日夜、香港の香港コロシアムで開幕した。
新横綱曙、新大関貴ノ花ら幕内力士32人が参加。二日間のトーナメントで各日の優勝力士を決め、二日目に総合優勝決定戦を行う。開会式では春日野団長(元横綱栃ノ海)ら役員、全力士が土俵下に整列して、大きな拍手を浴びた。《共同通信》
【ボクシング】
世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)ヘビー級タイトルマッチ12回戦は6日、ニューヨークのマディソンスクーエアガーデンで行われ、チャンピオンのリディック・ボウ(米国)が挑戦者のマイケル・ドークス(米国)に1回2分19秒でTKO勝ちし、初防衛に成功した。ボウの戦績は33戦全勝(28KO)。
25歳の王者は、立ち上がりから34歳の挑戦者を圧倒。左右の連打でロープに追い詰め、まず8カウントのダウンを奪った。試合再開後も一方的に攻め立て、レフェリーが試合を止めた。ファイトマネーは、ボウが700万ドル(約8億7500万円)、ドークスが90万ドル(約1億1250万円)。ボウの次の対戦相手はレイ・マーサー(米国)が有力視されている。《共同通信》
【民社党・大内委員長】PKF凍結解除を早急に
民社党の大内委員長は6日、山口市で記者会見し、国連の平和活動について「日本が国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指すのならば、原則として国連のすべての平和活動に対応する態勢をつくらなければならない」と述べ、憲法9条と自衛隊派遣の関連やガリ国連事務総長提案の平和執行部隊構想などについても、タブーのない議論を進めるべきだとの考えを示した。
大内委員長は「すべての平和活動」の範囲については、当面は国連平和維持軍(PKF)を念頭に置いていると述べた上で、PKFの凍結を法律で「3年後」としている見直し時期にこだわらず、早急に見直し作業を進めるべきだとの考えを示した。
また大内氏は、カンボジア情勢について「現状では、停戦合意が破棄される状況に立ち至ってはいない。国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の決定の前に日本が独自の判断で独自の行動をとるべきでない」と述べ、現時点での自衛隊部隊の撤退は必要でないとの認識を示した。《共同通信》
【民社党・大内委員長】竹下氏に偽証の疑いも
民社党の大内委員長は6日午後、山口市での記者会見で、佐川急便事件の証人喚問について「8日の段階で自民党が証人喚問について具体的な氏名、順序を提案してこないと野党は納得できない。心ならずも国会が空転しかねない」と述べ、社公民共同歩調で審議拒否することもあり得ることを示唆した。
大内氏は、竹下元首相の先の臨時国会での証言を取り上げ①竹下氏が皇民党事件での暴力団の介在を知った時期②元東京佐川急便社長渡辺広康被告との会食の時期―などで偽証の疑いがあると指摘した。さらに竹下氏については「参考人ではなくて証人喚問をすべきだ」と要求した。《共同通信》
【公明党・石田委員長】党の若返りに意欲
公明党の石田委員長は6日夜、宇都宮市での党栃木県本部党員代表者会であいさつし、次期総選挙を契機に党の世代交代を進める強い意欲を示した上で、矢野前委員長らベテラン議員の政界引退について「古い者を切ってと批判されているが、新しいエネルギーと発想で政治を変えなければならない」と強調した。
石田氏は、さらに次期総選挙には28、9人の新人を立て、新人候補の平均年齢は40歳程度になることを明らかにした。《共同通信》
【自民党・梶山静六幹事長】小沢氏喚問受け入れ
自民党の梶山幹事長は6日午後、民放テレビ番組の録画撮りで、今国会の焦点である佐川急便事件をめぐる証人喚問問題に関し、自ら喚問に応じる姿勢を見せている小沢元幹事長については「予算委員会からどうでしょう。という問い掛けがあれば、私はノーとは言わない」と述べ、与野党折衝を続けている予算委の自民党理事から判断を求められた場合は、最終的に喚問を受け入れる方針を示した。
ただ梶山氏は「小沢喚問」容認の前提条件として「(国会に)呼ぶに堪えるだけの理由がなければなら、ない」と強調した。
さらに小沢氏がテレビ番組で、事件に深く関与していないとの旨の発言をしたことを指摘し、「彼(小沢氏)が何かにかかわっていたのではというが、国会で(喚間を)やらなくても分かるだけのことを既に言っているのだから、それ以上のこと(疑惑)があるなら明示して“出て来てくれ”ということが必要だ」と述べ、野党側は相応の理由を示すべきだとの考えを表明した。
竹下氏の政治責任に関してては「総理大臣はだれよりも自らの倫理観を高く持たければならない立場だ」としながらも、「本人の意思に全く関係のないことで、結果だけの責任を負わせられては、世の中で結果責任を追及されない人はいない。本人がどれだけ介在したかが問題だ」と述べた。
その上で竹下氏の再喚問については「けしからん罪で(喚間を)やりたいという人民裁判的な発想があれ。ばだが、それは国会の本来の使命ではない」として、否定的な考えを示した。《共同通信》