平成1469日目・成人の日

平成5年1月15日(金)

1993/01/15

【北海道釧路沖地震】

15日午後8時6分ごろ、北海道、東北から関東、中部地方にかけた広い範囲で地震があり、北海道の釧路、青森県の八戸で震度6(烈震)、北海道の帯広、浦河、広尾で震度5(強震)を記録した。気象庁の観測によると、震源地は釧路市南沖約20キロの太平洋(北緯42.8度、東経144.4度)で、震源の深さは約120キロ。マグニチュード(M)は7.5と推定されている。

気象庁によると、震度6を記録したのは昭和57年3月の北海道の浦河沖地震以来。M7を超える地震は、昭和58年5月、6メートルを超える津波が押し寄せ死者104人を出した日本海中部地震(M7.7)以来。

警察庁によると、16日午前1時現在、釧路市を中心に北海道で負傷者193人、ビルなどの火災10件、道路陥没7カ所、がけ崩れ1カ所が出ているほか、停電など大きな被害が発生、北海道は災害対策本部を設置した。東北では目立った被害は出ていないが、東北新幹線や北海道、東北の計22線が不通または一時、運転を見合わせた。

地震発生とともに釧路市内では激しい横揺れを感じ、札幌市内でも振幅の大きな横揺れが約2分間続いた。また東京でもゆっくりした揺れが約1分間続いた。

釧路市内では、本震の後も午後8時18分と16日午前0時14分に震度2のほか震度1の余震も計3回あった。気象庁によると、地震による津波はなかった。震源が深く、津波につながる海底地形の変化がほとんどなかったためという。

北海道の東方沖は過去にも十勝沖地震(昭和27年、M8.2)など大きな地震が多発した日本周辺の“地震の巣”の一つ。《共同通信》

(管理人注:八戸の震度は翌日5に訂正)

数秒間の縦揺れに続き、激しい横揺れが襲った。立つこともできず、うずくまるだけの人々。頭上で窓ガラスが割れ、本棚が倒れかかった。「成人の日」の15日夜。震度6の衝撃が夕食後の一家だんらんをメチャメチャにした。昭和57年の北海道・浦河町沖地震以来の烈震。ストーブを消そうとしてやけどをした人や骨折の負傷者が次々と病院にかつぎ込まれた。電話が不通となり、停電で暗やみと化した雪国の街。救急車や消防車のサイレンが響き渡り、市民の不安をさらにかき立てた。

北海道警の調べによると、震源地に近い釧路市内で1人が死亡したほか、割れたガラスで手を切るなど、160人以上が市内などの5カ所の病院で手当てを受け、入院した人もいる。帯広市内でもストーブのやかんが倒れてやけどをした人など計約20人がけがをし、道警はけが人はさらに増えるとみている。《共同通信》



【宮沢喜一首相】タイ首脳と会談

東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪中の宮沢首相は15日午後(日本時間同日)、三番目の訪問国タイに入り、バンコク市内の首相府でチュアン・タイ首相と約2時間にわたって会談した。

両首脳は和平が行き詰まっているカンボジア問題で①シアヌーク・カンボジア最高国民評議会(SNC)議長の大統領選出馬決定を歓迎し、シアヌーク議長と明石・国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)代表を和平の求心力として支援する②総選挙の前に大統領選挙の実施を検討し、関係国、カンボジア各派と協議する③ポル・ポト派とプノンペン政権に対し、軍事・政治両面で自制を求めていく―の三点で一致した。また日本、タイ両国が協力してインドシナの開発、復興に協力することでも合意した。《共同通信》

【米イージス巡洋艦 モービル・ベイ】長崎港に入港

米海軍のイージス巡洋艦モービル・ベイ(9466トン)が15日午前、長崎港に入港した。港湾管理者の長崎県や長崎市は、被爆地の市民感情を理由として寄港を回避するよう要請していたが、それを押し切った形での入港に強く反発した市民グループなどが入港に合わせ抗議の海上デモを繰り広げたほか、被爆者団体も抗議集会を開いた。 米国の戦闘艦艇が長崎港に入るのは1989年9月、艦長が献花した花輪を被爆者が踏み付ける事件が起きたフリゲート艦ロドニー・M・デイビスの入港以来。 モービル・ベイは、最新の防空イージスシステムや、核弾頭を搭載できる巡航ミサイル「トマホーク」を装備する。11日に母港の在日米海軍横須賀基地を出港。今回の長崎寄港は乗組員の休養、親善が目的とされ、18日午前まで滞在する。《共同通信》

長崎港に15日入港した米海軍のイージス巡洋艦モービル・ベイのスティーブン・G・スミス艦長は接岸後、艦内で記者会見し、「長崎には親善のために来た。被爆地としての市民の微妙な感情は分かるが、友好に役立てると思う」とコメント。核兵器搭載の有無については「水上艦には核兵器を搭載しないのが米国の政策だが、個別の艦についての核兵器の有無については否定も肯定もできない」と言及を避けた。《共同通信》

【大相撲初場所6日目】曙、貴花田、全勝守る

大相撲初場所6日目(15日・両国国技館)それぞれ横綱、大関昇進を目指す曙と貴花田は順当勝ちし、ともに全勝を守った。曙は持ち前の突き、押しで三杉里を破り、貴花田は若翔洋を寄り切った。かど番の大関小錦は久島海を退け1敗を堅持。関脇の琴錦、武蔵丸も押しで勝ち4勝2敗とした。十両は恵那桜がただ一人6戦全勝。《共同通信》

【第30回ラグビー日本選手権】神戸製鋼が5連覇

ラグビーの第30回日本選手権は15日、雨中の東京・国立競技場で行われ、社会人覇者の神戸製鋼が大学選手権優勝の法大に41-3で快勝し5年連続で5度目の日本一の座に就いた。5連覇は、第16回大会から第22回大会まで7連覇した新日鉄釜石に次ぐ史上2番目の記録。社会人の優勝は5年連続で通算成績は社会人の22勝8敗になった。

神戸製鋼は、25年ぶりに日本選手権出場の法大を開始早々から圧倒。優勢なFWを前面に押し立ててつなぐラグビーを展開、前半を3トライなどで23-3とリード。後半も攻撃の手を緩めず3トライを奪うなど18点を加えた。神戸製鋼の国内公式戦(関西社会人リーグ、全国社会人大会、日本選手権)の連勝は53に伸びた。3度目の日本選手権で初の日本一を目指した法大は、防戦一方で1トライも奪えず、PGで零封を逃れるのがやっとだった。《共同通信》

【皇太子殿下】雅子さんの写真に照れる

19日の皇室会議で小和田雅子さん(29)との婚約決定を控えた皇太子さまは15日、皇室関係の写真展に出向き、NHKの成人の日の催し物に出席するなど忙しい一日を過ごされた。

午前9時すぎ、皇太子さまは東京・新宿で行われた「学研・皇室アルバム創刊二周年期年写真展・平成の皇室」を紀宮さまと2人でご覧になった。特に主催者が用意した雅子さんの等身大パネルの前では2,3度大きくうなずき、少し照れたようにほほ笑まれた。《共同通信》

【宮沢りえさん】米国へ

大相撲の人気力士貴花田関との婚約解消が一部で報道された女優の宮沢りえさんが15日午前、米国での仕事のため関係者と全日空機でニューヨークに向け出発した。搭乗ゲート付近には約60人の報道陣が集まり、貴花田関との関係について「結婚しますか」「指輪はしていますか」などと質問が飛ぶといえさんは、「ご免なさい。それはちょっと」と言葉を濁し、いつもの明るさはなかった。《共同通信》



1月15日のできごと