平成1443日目
1992/12/20
この日のできごと(何の日)
【自民党・小沢一郎元幹事長】新党も視野
自民党羽田・小沢派の小沢一郎・元幹事長は20日、NHKテレビのインタビュー番組で、「既存の政党や派閥の枠にとらわれては改革にならない。党派を超えて、同じ考えを持つ人々とは話し合いをしていく」と述べ、他派閥や野党の中の改革勢力に対し、積極的に連携を呼びかけていく考えを明らかにした。新党結成は、「今は考えていないが、時代の要請、機運の高まりにより、必要になるかもしれない」と述べ、視野に入れていることを示唆した。
また、これに関連し、「既成政党の枠内での単なる数合わせでは意味がない」と述べ、あくまで改革勢力結集を通じた政界再編を志向していく考えを示した。
宮澤政権への対応について、小沢氏は「自民党員として総裁を選んだのだから、任期まで支えるのが民主主義のルールだが、政策や時代認識に違いがあれば、我々の意見をきちんと主張していく」と述べ、是々非々の姿勢を強調した。《読売新聞》
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【W杯複合】
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合第3戦は20日、サンモリッツ(スイス)で後半の距離15キロを行い、前半ジャンプで首位に立った荻原健司(北野建設)が40分23秒5の9位でトップを守りきり、第1戦から3連勝をマークした。
共同通信に連絡が入ったもので、2位には河野孝典(野沢温泉ク)、3位にも阿部雅司(東京美装)が続き、日本はW杯史上初めて1−3位独占を成し遂げた。《共同通信》
【防府読売マラソン】
第23回防府読売マラソン(20日・防府市陸上競技場発着=読売新聞社など主催)―招待6選手を含む575選手が出場して行われ、招待の橋口良登(30)(旭化成)が2時間14分43秒で初優勝した。レースは24キロからマラソン二度目の新鋭・砂田貴裕(19)(大阪ガス)が独走、一時は450メートルの差をつけたが、橋口は終盤に疲れた砂田を急追、41キロ過ぎで一気に抜き去ってゴールインした。2位は同僚の安里俊光(旭化成)が入り、砂田は3位。《読売新聞》
【全国高校駅伝】
陸上・全国高校駅伝(20日・京都市西京極陸上競技場発着、男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)—47都道府県の代表が参加して行われ、男子は西脇工(兵庫)が3年ぶり3度目、女子は市立船橋(千葉)が3年ぶり2度目の優勝を果たした。
雨中戦となった男子は、31秒差の4位でタスキを受けた西脇工4区の小島宗が、残り900メートルでトップに立ち、その後も快調につないで歴代3位の好タイムで勝った。由良育英(鳥取)は2秒遅れで惜しくも初優勝を逸した。ケニア勢2人が出場して話題になった仙台育英(宮城)は4位。2連覇を狙った大牟田(福岡)は1区からつまずき14位。
午前中に行われた女子は、アンカー勝負となり、市立船橋の蛯江が2.3キロ付近で鈴峰女子(広島)の中川を逆転し、昨年の大会を2秒上回る大会新で制した。2連覇を目指した筑紫女学園(福岡)は1区から出遅れて4位。《読売新聞》
【橋本龍太郎元蔵相】宮澤内閣支援を強調
自民党小渕派幹部の橋本元蔵相は20日放送のNHKテレビ番組で「来年7月の先進国首脳会議(東京サミット)を現内閣でいかにして乗り切るのかが大事で(そのために)全力を傾けて宮澤内閣を支える」と述べ、小渕派として宮澤内閣を全面支援することを改めて強調した。
また羽田派が改革を前面に打ち出していることに対して、橋本氏は「言葉で言わなければ改革しているという意識にならないのは寂しい」と指摘した。《共同通信》