平成1444日目

1992/12/21

この日のできごと(何の日)

【ヤクルト・長嶋一茂内野手】「(移籍を通告されて)寂しかった」

ヤクルトから巨人への金銭トレードが決まっている長嶋一茂内野手(26)は21日、東京・東新橋のヤクルト球団事務所で相馬球団社長から移籍通告を受けた。18日に両球団からトレード成立が発表されたが、“渦中”の長嶋が騒ぎをよそに17日から20日まで大学時代の友人とグアム島に旅行中だったため、ヤクルト側は本人に連絡がとれない状態が続いていた。

長嶋は記者会見でヤクルトでの5年間を問われ「あっという間で、何もできずに残念」と神妙な表情。トレードについては「自分の介入できない問題だから、しようがないんじゃないですか」と話しながらも「友達もたくさんできたし、通告されたときは寂しかった」と複雑な胸の内を明かした。父親の巨人監督とは「何も話をしていない」と、巨人入り決定後も一切連絡を取っていないという。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【韓国】金大中氏、議員辞職願提出

韓国大統領選挙で敗れた野党民主党の金大中・前共同代表(67)が21日、議員辞職願を提出、韓国政治史に一時代を画したカリスマ的な政治家が名実ともに政界を引退することになった。

夕刊紙、東亜日報は「その40年にわたる政治生活は一言で言えば反独裁、民主化闘争だった」と金大中氏の潔い退陣に最大級の賛辞を贈った。《共同通信》

【宮澤喜一首相】自民党四役らと会談

宮澤首相は21日、官邸で梶山幹事長ら党四役、粕谷政治改革本部長と会い、政治改革本部が答申した単純小選挙区制導入を柱とする抜本的な「政治改革の基本方針」の今後の取り扱いを協議した。

この結果、来年1月の通常国会召集までに現在の政治改革本部を、首相を本部長とする「政治改革推進本部」(仮称)に改組し、法案化に向けた党内合意形成の態勢づくりを急ぐことで合意した。同時に、「基本方針」を22日の総務会に諮り、討議決定する方針を決めた。総務会には首相も出席する予定。《共同通信》

【厚木基地騒音訴訟】航空機騒音に賠償命令

米海軍と自衛隊が共同使用している厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民156人が国を相手取り、夜間、早朝の飛行差し止めと、過去及び将来にわたる損害賠償を求めた「第二次厚木基地騒音公害訴訟」の判決が21日午前、横浜地裁で言い渡された。

佐久間重吉裁判長は、米軍機の飛行差し止めについて、「米軍の基地使用は国にとって条約上の義務であり、訴えは不適法」と請求を却下。自衛隊機については、訴えそのものは適法としながらも、「自衛隊機のみによる侵害行為を認定しなければならないが、差し止めを認めるだけの証拠がない」と棄却した。

騒音による損害賠償については、過去の分についてのみ「受忍限度を超えている」として国の責任を認め、原告が求めていた総額約9億7000万円のうち、133人に計1億1000万円余りの支払いを命じ、将来分については退けた。原告はただちに控訴することを決定、国側も控訴する見込みだ。《読売新聞》

【ポルトガル・ファロ空港】オランダ機が着陸に失敗

21日午前8時半(日本時間同日午後5時半)ごろ、ポルトガル南端のリゾート地にあるファロ空港で、オランダ・マルチンエアーのチャーター便DC10型機が着陸に失敗して炎上した。オランダの在ポルトガルの大使館によると、同機には乗員、乗客計330人が搭乗、うち23人が死亡、267人が負傷、40人が行方不明という。しかし、地元からの報道では、327人が搭乗、死者80人、あるいは死者52人との情報もある。

オランダのラジオによると、乗客はすべてオランダ人だという。事故当時、ファロ空港は風速20メートル近い雨まじりの強風が吹き荒れ、生存者の話によると、着陸直前、左翼のエンジンが火を噴き、それから翼が地面に触れ、火に包まれたという。《読売新聞》

【ボクシング・上山仁選手】WBA王座獲得ならず

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアミドル級王座決定12回戦は21日(日本時間22日)ブエノスアイレスで行われ、同級4位の上山仁(新日本木村)は同級1位のフリオ・セサール・バスケス(アルゼンチン)に1回2分30秒KO負けし、タイトル獲得に失敗した。《読売新聞》



12月21日 その日のできごと(何の日)