平成1383日目

平成4年10月21日(水)

1992/10/21

【自民党竹下派】後継会長選びが難航

金丸信・前副総裁の議員辞職・竹下派会長辞任に伴う後継会長人事で、自民党竹下派は21日午前、派閥事務所で最高幹部会を開き、新会長選考の最終的な協議に入った。反小沢グループの推す小渕恵三・前幹事長(同派副会長)の新会長就任が既に大勢となっているが、小沢一郎会長代行グループは同日朝、都内のホテルで衆院議員36人(代理出席5人を含む)が出席して決起集会を開き、羽田孜蔵相を会長候補に擁立することを正式に決定、最高幹部会では、「小渕会長」を拒否して懸命の巻き返しを図った。このため、大詰めの局面で調整が難航、最終決着が22日以降にずれ込む可能性もある。《読売新聞》

自民党竹下派は21日午後、東京・平河町の派閥事務所で最高幹部会を午前に引き続き断続的に開き、後継会長選出をめぐって大詰めの協議をした。

しかし、羽田孜蔵相を推す小沢会長代行系と小渕恵三前幹事長を担ぐ反小沢系の対立の溝は深く、同会座長格の原田憲顧問が「座長見解」として金丸前会長の後継会長に反小沢系が推す小渕恵三前党幹事長を指名した。

しかし、小沢氏らは難色を示しており今後どのような行動に出るかが最大の焦点になってきた。《共同通信》



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【プロ野球日本シリーズ第3戦】西武6−1ヤクルト

1992年プロ野球日本シリーズ第3戦は21日、西武球場に約3万1000人の観衆を集めて行われ、西武が6−1でヤクルトを下し、対戦成績を2勝1敗とした。

西武は四回、一死二塁からデストラーデ、石毛の連続二塁打で2点を先行し、堀内(巨人)以来26年ぶりの高校出ルーキーの先発となった石井をKO。八回には二死満塁から大塚の四球、伊東、奈良原の連続適時打で4点を追加した。西武の石井は5安打、9奪三振の完投勝ち。ヤクルトは七回、広沢克のソロ本塁打で16イニングぶりの得点を挙げただけ。

第4戦は22日午後1時から西武球場で行われる。《共同通信》

【桜内義雄衆院議長】金丸信氏の議員辞職願を許可

桜内義雄衆院議長は21日午前、金丸信・前自民党副総裁が14日に提出していた衆院議員辞職願を許可した。これに先立って衆院議院運営委員会が開かれ、桜内議長に対し、金丸氏の辞職願を許可するよう求める答申を行った。

議員辞職の許可は、国会法107条で、国会開会中は本会議の議決で行われるが、閉会中は議長が許可することができると定めている。現在は、閉会中のため、議長許可で辞職が認められるが、金丸氏の辞職願に関しては、議運委で協議するよう議長が諮問していた。《読売新聞》

【金丸信氏、竹下登氏】小沢氏に妥協の勧め

後継会長人事をめぐる自民党竹下派の派閥抗争が続く中、一貫して沈黙していた金丸信・前副総裁と竹下元首相が21日、初めて内紛解決に向けて姿を見せ、小沢一郎会長代行も加え、「金竹小」で協議した。

金丸、竹下両氏は同日午前、東京・元麻布の金丸邸で約2時間会談、さらに昼には両氏が国会周辺の金丸事務所に小沢氏を呼び、約1時間40分間会談した。三者会談後、小沢氏は同日午後に再開された最高幹部会で、「竹下、金丸両先生に呼ばれた。いつまでもゴタゴタしないで、早く円満に決着をつけろという話だった。それで引き下がって来た」と報告した。

金丸、竹下両氏が何らかの形で、調整に乗り出すとの見方は、これまでも一部にあったが、金丸氏は5億円違法献金問題で議員辞職を迫られ、竹下氏は竹下政権発足時に暴力団が関与した「皇民党事件」で身動きが取れない状況だった。しかし、竹下派の分裂の危機に、金丸、竹下両氏ともついに動かざるを得なくなったようだ。

金丸氏が竹下氏に融和策を考えるよう、求め、竹下氏は派を割らないためには「小渕会長」しかないが、その一方で小沢氏の処退を考える必要があるとの意向を主だった竹下派議員に伝えた。

また、20日朝、小沢系から会長に推された羽田氏に30分間以上も電話し、会長への決意表明を思いとどまるよう、説得したという。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】竹下派の対立を懸念

宮沢首相は21日夜、都内のホテルで渡辺外相と夕食を共にしながら2時間半余り会談した。首相側近によると、会長選出をめぐり竹下派の対立が続いていることなどから、両氏は「運命共同体」として意思疎通を密にして国政に対応していくことを確認。竹下派の動向に関しては「このまま続けばますます自民党の人気が下がる」と懸念。早期の収束を望むとの認識で一致した。《共同通信》



10月21日のできごと