平成6074日目

2005/08/25

【民主党・岡田克也代表】小泉首相をけん制

民主党の岡田克也代表は25日、日本外国特派員協会で講演し、小泉純一郎首相が主導した郵政民営化反対派に対する対立候補擁立と自民党分裂について「(首相の)信念ではなく選挙向けのジェスチャー、話題づくりだ。やがて彼ら(反対議員)は自民党に戻る。選挙向けの話題づくりに利用されたにすぎない」と、強くけん制した。


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岡田氏は、首相の手法に関し「厳しいことはいいが、一貫性がなければならない。民営化法案は参院で否決されたが、参院の人(反対議員)には何の処分もない」と、首相の対応に衆参で一貫性がないことを指摘。「私なら(民営化法案採決の)投票前に、反対すれば除名するとか公認しないとか警告した」と述べた。《共同通信》



【自殺サイト連続殺人事件】容疑者を起訴

インターネットの自殺サイトを利用した連続殺人事件で、大阪地検は25日、無職A容疑者(37)を無職の女性(当時25歳)に対する殺人、死体遺棄の罪で起訴した。

A容疑者は「殺すことで究極の快感を得たかった」と、犯行の動機が「快楽殺人」にあったことを明かしており、大阪府警の河内長野署捜査本部は近く、中学3年の男子生徒(14)殺害容疑で再逮捕、男女3人を相次いで殺害するに至った経緯の解明をさらに進める。

起訴状などによると、A容疑者は、人が苦しむ表情を見て感じるよりも、さらに強い性的快感を得るため、人を窒息死させようと計画。今年2月19日夜、自殺サイトで知り合った女性をレンタカーで大阪府河内長野市の山中へ連れ出し、車内で手足を縛り、手で口や鼻を何度もふさぐなどして殺害、河原に掘った穴に埋めて遺棄した。

これまでの府警の調べに対し、A容疑者は「小学5年生の時から通行人らへの暴行を繰り返し、数年前から人を殺してみたいと思うようになった」と供述。昨年12月、自殺サイトで「(自殺に)失敗しないように手足を縛ることが重要」という練炭自殺に失敗した人物の書き込みを見つけ、「自殺志願者を狙えば緊縛しても怪しまれず、抵抗を受けずに殺せるのではないか」と犯行を思い立った。

女性殺害時には、抵抗を防ぐためにゴム手袋やシンナーなども使っていたほか、女性が苦悶(くもん)する声を録音し、犯行後、CD—Rなどに保存して何度も聴いていたという。《読売新聞》

【ヤンキース・松井秀喜外野手】米通算500安打

米大リーグは25日、各地で行われ、ヤンキースの松井秀喜外野手はニューヨークでのブルージェイズ戦で、4打数2安打1打点と活躍した。第1打席の中前打で大リーグ通算安打が区切りの500に達し、デビューから3年連続100打点まであと3とした。ヤンキースは6−2で勝ち、ア・リーグ東地区首位のレッドソックスとのゲーム差を2.5に縮めた。《共同通信》

【国民新党・亀井久興幹事長】「景気回復へ減税を」

郵政民営化法案に反対し自民党を離党した国民新党の亀井久興幹事長は25日、日本経済新聞とのインタビューで「消費税を含め今は増税すべきでない。むしろ所得減税や企業投資を促す減税が必要だ」と語った。財政再建や社会保障費の確保のためには減税による景気回復を先行させて税収増につなげるべきだとの認識を示したものだ。

日本郵政公社の4分社化を柱とする郵政民営化法案に反対した理由としては(1)職員給与には税金を投入しておらず非公務員化の経費削減効果はない(2)郵便の赤字を金融で補てんする仕組みが崩れ、新たな国民負担を生む可能性がある――などを挙げた。《日経新聞》

【衆院広島6区】堀江貴文氏が事務所開き

衆院選公示(30日)に向け、広島6区に無所属で立候補予定のライブドア社長、堀江貴文氏(32)は25日、広島県尾道市内の雑居ビルで事務所開きをした。既に前職で自民を離党した国民新党の亀井静香氏(68)、民主前職の佐藤公治氏(46)も事務所を開設しており、選挙ムードは一段と高まった。

堀江氏の事務所は、JR尾道駅前でロケーションは抜群。堀江氏と20~30代中心のボランティアスタッフ約60人は、胸に「改革」の文字が入ったそろいの黒いTシャツ姿。堀江氏が「日本の政治を変えていかなければならない。若者が夢を持てる社会にするのが使命だ」とあいさつ。スタッフは「今日から改革始めるぞー」と気勢を上げた。《毎日新聞》

【自民党】党首討論を拒否

小泉純一郎首相は25日夜、民主党が求めた岡田克也代表との党首討論について「政党は民主党だけじゃない。他の党に失礼でしょ」と、一対一の討論には応じない考えを強調した。

武部勤自民党幹事長も記者会見で「衆院選の直前に自民と民主だけで党首討論を行うのは他の政党に公平でない」と、拒否する考えを示した。同時に、与野党全党が参加する、29日の日本記者クラブでの党首討論に触れ「その場を活用して存分に論争を展開することが可能だ」とした。

これに対し、岡田代表は25日夜、千葉県松戸市内で「本当に国民のことを考えているのなら、ちゃんと国民の前で議論しろと言いたい。討論を受けないのは自信がないからだ」と批判。自民党が討論拒否の理由に「他政党との機会均等」を挙げていることには「比例代表では昨年の参院選、一昨年の衆院選で(自民党に)勝っている民主党に対し、形式的な理由で逃げるのはやめてほしい」と反論した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】森喜朗氏と和解

小泉純一郎首相は25日夜、自民党本部で森喜朗前首相と会食した。両氏が会うのは今月6日、森氏が衆院解散回避の説得のため首相公邸を訪れ、「干からびたチーズ」(実際はフランス産高級チーズ「ミモレット」)と缶ビールしか出なかったことに怒って以来。

今度は豪華な仕出し弁当でもてなした首相は「選挙後はミモレットのある高級レストランに招待したい」。森氏も「今日はごちそうだった」と述べ、和解成立となった。《毎日新聞》

【この日の民主党】

岡田代表、自由民主党小泉総裁に党首討論の開催を申し入れ

藤井裕久代表代行と平野博文幹事長代理は25日朝、自由民主党本部を訪れ、岡田克也代表から小泉純一郎自由民主党総裁に宛てた、「民主・自民二大政党党首公開討論開催の申し入れ」と題する文書を手渡し、申し入れを行った。

岡田代表は申し入れ書の中で、第44回の衆議院選挙を「二大政党が政権と党首の職を賭した選挙」と位置づけ、「有権者に対していずれを選択するのか、過ちなき判断を仰ぐ政権選挙の性格が明確になっている」と指摘。その上で、「国民に対して的確な判断材料を提供」するため、「二大政党が自ら責任をもって党首討論を開催することが国民に対する責務である」として、公示日前に民主党、自由民主党間の党首討論の開催を提案。自由民主党に26日中の回答を求めている。

提出後に平野幹事長代理は、党本部で記者団に対し、米国大統領選挙などにおいても、候補者や党首が政策を議論しあう場として公開討論が活用されていると指摘。深い議論を通じて、国民の皆さんに個別の政策をしっかり理解していただき、二大政党化の流れの中で、政権を担うべき政党を選択していただきたいと党首討論開催の意義を語った。

岡田代表、外国人特派員協会で講演。政権実現への抱負語る

岡田克也代表は25日昼、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、参加した約100人の特派員、記者を前に、民主党政権実現に向けた抱負を熱く語った。

岡田代表は冒頭、自民党へ党首同士の1対1の公開討論を申し入れたことに触れ、「選挙戦で本来重要である政策議論が行われていないことは国民にとって不幸だ。堂々と受けてもらいたい」と述べ、実現への期待感を示した。

そして「小泉首相は、郵政民営化法案の是非という極めて小さく限定された争点で選挙を戦おうとしているが、間違っている。重要な争点について、各党が政策を出し合い、正面から議論しあうべき」とし、現在の状況を「日本の民主主義の危機」という激しい言葉で表現した。

岡田代表は、これまでの小泉政権の実績を、骨抜きになった道路公団民営化や財政再建を例に出し「4年4カ月でいったいどこが改革されたのか」とし、「だからこそ郵政に争点を絞り、過去の実績に議論が及ばないようにしている」と指摘した。

民主党がマニフェストの重点項目として掲げている「年金改革」については、与党の姿勢を「楽観的な前提の数字合わせに終始し、根本的な問題は解決されていない」と批判。民主党の主張する最低保障年金制度の導入とその財源としての消費税率3%アップ、年金制度の一元化について解説した。「子育て支援制度」に関しては、「人口問題も重要だが、それよりも産みたい、育てたい人たちに対して政治はあまりにも無責任だった」と、重点化の理由を説明した。

財政再建については、マニフェストに掲げた「国家公務員人件費2割削減」を行うために、「国の財政がこれだけ厳しく、国民や民間も苦しんでいる。国を良くするために公務員になったのなら、ぜひ協力してほしい」とし、「手直しではなく、国の予算の抜本的な組み替えだ。これをやらない限り、この国は絶対に良くならない」と財政再建への決意の強さを表明した。

郵政民営化法案については、「これだけが争点ではない」と再度述べた上で、「郵政民営化は一般国民に当面の痛みはない。だから政治家としては言いやすい面がある」と指摘し、痛みの伴う改革には口を濁す小泉首相の姿勢を批判した。

また、岡田代表は外交政策を取り上げ、国連常任理事国入りの行き詰まりを例に、「今の外交は八方ふさがり。全面的な建て直しが必要」との認識を示し、イラクからの自衛隊撤退、そのために首相就任後ただちに日米首脳会談を実現すると語った。さらに中国、韓国との領土問題についても、「率直に議論する。先送りしてはいけない。しかしお互いがお互いを必要としている信頼関係がない中で、このような議論をしても溝が深まる」とし、まず首脳間の信頼関係づくりが重要との認識を示した。

最後に、「今の状況は楽ではないが、日本国民の良識を信じている」と述べ、民主党政権実現へ全力を尽くすと語り、講演を終えた。

主な質疑応答は次の通り。

Q.民主党は有権者の関心を引くことに後れをとっているのでは?
岡田「各選挙区では非常に関心が高まっている。昨日もある選挙区で握手攻めにあったが、左手が勝手に誰かに握手されてしまっているほど熱狂的な歓迎だった。選挙戦はすでに加熱している」

Q.イラクからの撤退を公約すると、テロを誘発するのではないか?
岡田「議論は逆だ。日本は本当に無防備だ。いつ起きるかという状況だ。現実の危険性が高い以上、決断すべきだ」

Q.衆議院で過半数をとっても参院では少数だ。どう政策実現するのか。
岡田「まず法案を必要としない改革から手をつける。それは予算と外交だ。われわれも与党法案の7割には賛成してきた。野党の賛同を得られるように説得するが、もし必要な法案にすべて反対するようなら、野党は次の選挙で厳しい審判を受けるだろう」

Q.6カ国協議の見通しと北朝鮮への経済制裁について
岡田「拉致と核はどちらも深刻な問題。これ以上6カ国で進展しないのなら国連安保理に提案する。本格的な経済制裁をするなら、安保理の議決は避けて通れない」

Q.小泉首相のやり方をヒットラーと比較する向きがあるが、彼を歴史上の人物となぞられるなら誰が適当か。
岡田「反対者を公認せず対抗馬を立てることは厳しいが、間違っていないと思う。しかし、私が首相なら事前に警告する。どう処分するかを明確に述べた上で、チャンスを与える。ただ、厳しいことをやるのなら一貫性がなければ。否決した参議院の反対者には何の処分も行われていない。これを見ると、信念でやったというよりも、選挙向けのジェスチャーに過ぎないのは明白だ。歴史上の人物に小泉首相を当てはめるのは、歴史上のヒーローに失礼だ。もしこれからも小泉政権が続くなら、彼は日本の衰退をとめられなかった首相として歴史に名を残すだろう」

Q.有権者は政権交代という変化が怖いのでは?
岡田「民主党には自民党よりも人材がそろっていると自負している。政策も自分たちでつくっている。いつでも政権交代ができるし、われわれが政権をとることが日本をよくすると信じている。国民の皆さんには、勇気を持ってほしい。今のままでは絶対によくならないのだから」《民主党ニュース》



8月25日のできごと