平成6070日目
2005/08/21
【長野県・田中康夫知事】「新党日本」結成を発表
郵政民営化関連法案に反対した小林興起前自民党衆院議員ら4人と田中康夫長野県知事は21日、新党「日本(にっぽん)」を結成すると発表した。代表には田中氏が就任、衆院選に出馬せず、知事職を続ける。郵政法案反対派による新党は、国民新党(綿貫民輔代表)に続き2つ目。衆院選では、田中知事の知名度を生かし、特に都市部の有権者の支持獲得を狙う考えだ。
田中氏は「合言葉は信じられる日本へ」などとする結党宣言を発表。「『都市型新党』と伝えられているが、私たちは地方の現場を見据えて、国民を守り、日本を救い、霞が関を変える」と述べ、中央集権打破、地方主権の立場を強調した。
ほかの参加メンバーは滝実前自民党衆院議員、既に離党した青山丘前衆院議員と荒井広幸参院議員。代表代行に小林氏、幹事長に荒井氏が就任、滝、青山両氏は副代表に就く。
公選法上、政党として認められるには、国会議員(衆院解散時は前議員でも可能)5人以上の参加が必要となるため、引き続きほかの法案反対派に参加を呼び掛けるほか、新人候補も擁立する方針だ。
田中氏は、都内のホテルで開いた結党記者会見で、小泉純一郎首相が進める郵政民営化について「4分社化の先に、海外へ売却されるようなことは起きないのか。具体的な説明が政治の責務だ」と批判。国民新党との関係については「理念が一致する人々や党とは協力していく」と連携の可能性を示唆した。知事選不出馬を表明した浅野史郎宮城県知事や、小沢一郎民主党副代表らとの連携に関しては明言を避けた。
小林氏は「今回も自民党で立つつもりだったが、無所属にならざるを得なくなった。地に足の着いた改革を行うとの(田中氏の)理念に共鳴し参加した」と強調した。《共同通信》
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【豊中連続通り魔事件】18歳少年を逮捕
大阪府豊中市の路上で今年5月、中学生らがカマを持った自転車の男に相次いで襲われた通り魔事件で、府警捜査1課の豊中南署捜査本部は21日、同市内に住むコンピューター専門学校生の少年(18)を殺人未遂容疑で逮捕した。
少年は「高校生のころ、同級生らにからかわれたのを思い出してイライラし、だれでもいいから襲いたくなった。死んでもいいと思った」と容疑を認めている。 少年は、中学生のころから精神科に通院していたといい、府警は精神鑑定の実施について大阪地検と協議する。《読売新聞》
【衆院鹿児島2区】徳田毅氏は無所属で出馬
自由連合の徳田虎雄代表の二男で、後継として衆院鹿児島2区から立候補する元衆院議員秘書毅氏(34)は21日、鹿児島県名瀬市で記者会見し、「後援会と話し合った結果、無所属で出ることにした」と述べ、無所属で出馬する意向を明らかにした。
また「民主党のマニフェスト(政権公約)と共通する部分が多い」と述べ、同党から推薦を得たいとの考えを示した。
民主党は2区で候補を擁立していない。《共同通信》
【国民新党・綿貫民輔代表】「わたしも死んでもいい」
国民新党の綿貫民輔代表は21日、地元の富山県南砺市の井波総合文化センターで決起集会を開いた。綿貫氏は、新党で厳しい選挙戦に臨むことについて「小泉さんが死んでもいい、というのなら、わたしも死んでもいい」と決意表明し、支援を求めた。
綿貫氏は「無所属で戦った方が支援を受けやすいという同志もいる。勝ったら必ず一緒になって新しい政治の波を起こしたい」と述べた。
集会後、田中康夫長野県知事らが結成した新党「日本」との連携について「もちろん(連携する)」と話した。
綿貫氏が出馬する富山3区は、自民党公認の萩山教厳前衆院議員と元自民党県議の向井英二氏が民主党から出馬。自民党の南砺市連と砺波市連は活動を休止して後援会を中心に綿貫氏を支援することを決めている。《共同通信》
【稲田朋美氏】出馬会見
自民党公認で衆院選に出馬する今立町出身の弁護士、稲田朋美氏(46)は21日、福井市の事務所で記者会見を行い「小泉改革を推し進めることが日本の再生につながるという点を第一に訴えたい」と抱負を述べた。
出馬の理由について稲田氏は「有権者が投票するために郵政民営化に賛成する候補者がいなければ、民主主義の選挙にならない」と述べ、法案に反対した前職、松宮勲氏の対立候補として、郵政民営化を前面に出して訴える考えを示した。また、北陸新幹線の整備や農業振興も取り組むべき地元の課題として挙げた。《福井新聞》
【この日の民主党】
「地域が家庭が幸せを感じられる政治を」川端幹事長大阪で訴える
川端達夫幹事長は21日、大阪府内を北部から南部へと縦断し、弱者にやさしい民主党の政治を丁寧に訴え、同時に民主党マニフェストへの支持と理解を求めた。
川端幹事長は、大阪10区では肥田美代子予定候補と、7区では藤村修予定候補と、4区は吉田治予定候補と、そして19区では長安たかし予定候補とマイクを握り、「政治とは人々が幸せに暮らせるためにある。それなのに、小泉自民党のやってきたこの4年4カ月は、暖かみも、思いやりもない弱いものいじめの政治だった」と指摘。その上で、「一部の勝ち組だけが得をし、皆さんのくらしの痛み、悩み、苦しみを聞かない。聞く気もないし、良くしようという気もない」と、国民の生活を省みない小泉自民党政権の政治手法を厳しく批判した。
さらに「自民党が出したマニフェストらしきもの」にも言及。「郵政民営化以外は、その他扱い」だと分析した上で、民主党は、いらない特殊法人を廃止していくと表明。「社会保険庁も道路公団も廃止する。ムダを廃止していくのが本当の改革である。郵政問題だけに隠れている小泉総理にはできない、本当の改革をやり抜くことが出来るのは民主党だけ」と強調し、より一層の支持を求めた。《民主党ニュース》