平成1295日目

平成4年7月25日(土)

1992/07/25

【バルセロナオリンピック】開幕

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スペイン・カタルーニャ自治州の首都、バルセロナを中心に開催される第25回夏季オリンピック大会の開会式が25日夜、五輪スタジアムで行われた。《共同通信》



【熊本県警】不法入国した中国人52人を逮捕

熊本県警本渡署は25日、同県天草郡苓北町都呂々漁港に着いた船から上陸した中国人と思われる52人(うち女性8人)を出入国管理及び難民違反の疑い(旅券不携帯など)で逮捕した。

調べでは、52人は25日午前0時ごろ、同港に着いた約80トンの鋼鉄製の船から上陸。漁港周辺や街中にいるところを発見され、同町都呂々公民館に収容されていた。

51人がパスポートを持っておらず、残る1人も入国の際の証印がない。日本語は話せず、「船に乗ってきたのは全員で61人」という情報もあり、同署は事情を聴くとともに、捜索を続けている。《共同通信》

【柿沢弘治外務政務次官】PKO協力法「ASEAN各国は理解」

マニラで開催中の東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大外相会議に出席している柿沢弘治外務政務次官は25日、記者団に対し、国連平和維持活動(PKO)協力法について、同会議参加国のほとんどの理解が得られたと語った。

同次官は、前日の全体会議に続いて、ASEANとの対話の席上で、同法を再度説明。これに対して、マレーシア、タイから、「平和維持機能の枠を超えないよう望む」などの条件っきながらも、「日本はPK「0に参加すべきで、積極的役割を期待する」など歓迎の意が伝えられたという。

さらに、インドネシアも「皆が言ったので繰り返さない」と賛意を表明。その他の国についても、昼食会や直接対談で、理解を取り付けたとしている。

また、同次官は援助四原則にも触れ、「外圧、内政干渉としない」としたうえで、「あくまで方向性の問題で、(民主、人権が)後戻りされては困るということ。性急な適用はしない」との見解を強調した。《読売新聞》

【参院選】選挙戦最終日

宮沢首相(自民党総裁)はじめ各党党首は、参院選挙戦最終日の25日、東京など激戦区で最後の訴えに全力投球した。首相はじめ、社会党の田辺委員長、民社党の大内委員長にとって初の国政選挙だけに、その審判も注目される。

宮沢首相は25日、仙台、宇都宮、東京と南下し、最後の訴え。この日は、最気対策を前面に掲げ、「あらゆる方法を講じて不況を脱却する」と強調、「経済の宮沢」をアピールした。

先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)から帰国した10日、東京・銀座で第一声を行って以来、遊説は18都道府県で走行距離は約1万5000キロに及んだが、演説はサミットの成果を前面に、北方領土、国際貢献、生活大国の三本柱が中心で、「いいたいことはいえた」と満足気。

また、今回は「野党と対立する争点は作らない」と。いう方針で臨み、特に、国連カンボジア転定統治機構(UNTAC)への自衛隊派遣には慎重な姿勢をみせるなど、「争点ぼかし」に努めたが、「それが功を奏した」と首相周辺。

選挙の手ごたえについて、楽観論を戒めながらも、自信あり気で、この日の演説でも、国連平和維持活動(PKO)協力法について、「選挙戦の序盤は、(社会党に)わが子を戦場に送るなといわれて憤慨した。しかし、最近はわかっていただいて、そういう話も聞かなくなった」と語る余裕ぶいを見せた。

これに対し、野党各党の党首も「主張は貫けた」とし、手ごたえを強調する。

社会党の田辺委員長は、25日、首相とは対照的に滋賀、愛知、静岡、東京と北上。遊説は、延べ39都道府県、1万9500キロに。東京・新宿での党の打ち上げ遊説で「自衛隊の海外派兵を大手をあげて阻止する」と、PKO反対を強調。続いて開かれた連合候補の遊説では、連合の会の星川代表、社民連の江田代表、山岸章連合会長と並んで、野党勢力結集をアピールしたが、PKOをめぐり、選挙戦全般を通じ、公民両党との亀裂が目立っただけに複雑な立場を垣間見せた。

公明党の石田委員長は、東京から地元で激戦区の名古屋で締めくくり。PKO法に反対する社共両党を批判する一方、「あと3、4000票を」と最後まで票の掘り起こしに懸命。

共産党の不破委員長は、終日、東京に張りつき、首都・東京の議席死守に全力。「投票箱のフタが閉まるまで、出せる力を出し尽くしてほしい」と、党勢躍進を訴え、民社党の大内委員長は、都内と横浜で街頭に立ち、「やせてくだきい」と汗を飛び散らせ、絶叫調で最後の支持を訴えた。《読売新聞》



7月25日のできごと