平成1296日目
1992/07/26
この日のできごと(何の日)
【第16回参院選】日本新党、4議席獲得
参院与野党逆転状況の議席幅の行方が焦点となった第16回参院選挙は26日投票、即日開票の結果、27日朝、全議席が確定した。自民党は全改選議席の過半数64を上回る68議席を獲得して勝利。非改選を含め自民、公明、民社3党による過半数を維持するとともに、3年後の与野党逆転解消に足掛かりを確保した。
熊本選挙区から無所属で当選した浦田勝氏を追加公認したため自民党は69議席となった。社会党は改選22議席維持にとどまり、前回旋風を起こした連合の会も公認候補は完敗。公明党は過去最高に並ぶ14議席を得たが、共産、民社両党は後退した。初登場の日本新党は4議席と健闘した。《共同通信》
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【F1・ドイツGP】決勝
自動車のフォーミュラワン(F1)シリーズ第10戦、ドイツ・グランプリ(GP)は26日、ホッケンハイム・サーキットで45周の決勝レースが行われ、ウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセル(英)が1時間18分22秒032、平均時速234.897キロで優勝し、フランスGPから3連勝の今季8勝目を挙げた。
4秒5遅れの2位にはマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナ(ブラジル)。3位はベネトン・フォード、地元ドイツのミヒャエル・シューマッハー。好調ウィリアムズ勢のもう1人、リカルド・パトレーゼ(イタリア)は3位に付けていながら最終周でスピンしてコースアウト、8位。
日本勢は片山右京(ベンチュリ・ランボルギーニ)が8周目に、鈴木亜久里(フットワーク無限)が1周目に、それぞれリタイアした。《読売新聞》
【大山康晴さん】死去
将棋界で空前の記録を数々樹立し、史上最強の棋士と言われた大山康晴15世名人が26日午後10時45分、肝臓ガンによる肝不全のため、千葉県柏市の国立がんセンター東病院で亡くなった。69歳だった。
大正12年3月、岡山県倉敷市生まれ。昭和10年、故木見金治郎九段に入門。25年、竜王戦の前身の第一期「九段戦」で初タイトル。27年に29歳で、常勝と言われた故木村義雄14世名人から名人を奪取、「大山時代」を告げた。32年には兄弟子でライバルだった故升田幸三実力制第4代名人にタイトルを奪われ無冠になったが、2年後にはすべてい返した。
それ以来、名人戦13連期、九段戦(十段戦)10連覇を果たし、38年には全タイトル独占の五冠王となるなど、圧倒的な強さと巧みな勝負術でライバルや若手を退け、将棋界に君臨した。47年、中原誠十一段(当時)に名人位を奪われて全盛期を終えたが、その後も55年56歳で王将を獲得、平成元年66歳で棋王に挑戦するなど、力を長く維持、一流の証明のひとつである順位戦A級の地位を保ち現役のまま生涯を終えた。
タイトル戦登場112回で獲得は名人18、九段・十段14、棋聖16、王位12、王将20の計80期。51年に現役のまま15世名人に就いた。永世十段、永世棋聖、永世王将の称号も得ていた。
日本将棋連盟会長を52年から平成元年まで務めた。45年岡山県倉敷名誉市民、54年紫綬愛章、62年東京都文化賞、菊池寛賞。平成2年には、将棋界で初の文化功労者表彰を受けた。《読売新聞》