平成1199日目

平成4年4月20日(月)

1992/04/20

【セビリア万国博覧会】開幕


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「セビリア万博の開幕を宣言する」フアン・カルロス国王の力強い開会宣言が会場に響き渡った――。市内38の教会などの鐘が一斉に打ち鳴らされ、参加国の国旗をデザインした140の風船、5000羽のハトがアンダルシアの抜けるような青空へ舞い上がった。

史上最多の110カ国が参加、今世紀最後の一般博覧会「セビリア万博」が20日開幕した。メインテーマは「発見の時代」。10月12日までの176日間、参加各国や国際機関などの94のパビリオンで「発見の歴史」をたどるユニークな展示物の紹介や、オペラ演劇、街頭パフォーマンスなど5万5000に及ぶ催しが繰り広げられる。《共同通信》



【河口湖水害訴訟】甲府地裁、国の責任を否定

昭和58年8月のダブル台風に伴う集中豪雨で浸水被害に遭った山梨県・河口湖畔の住民30人とホテルなど4社が湖を管理する国と県、当時唯一の放水路を発電用に所有していた東京電力に総額3億4000万円の損害賠償を求めた「河口湖水害訴訟」の判決が20日、提訴から8年ぶりに甲府地裁であった。

豊永格裁判長は「未改修の湖の管理は過度的、相対的な安全確保で足り、放水路の未設置が落ち度とは言えない。行政や東電には増水時の最大排水義務があるが、当時の状況下では妥当な措置が取られた」として賠償責任を全面的に否定、住民らの請求を棄却した。《共同通信》

【加藤紘一官房長官】北方領土二段階返還論を追認

加藤官房長官は20日午前の記者会見で、北方領土問題に関連し渡辺外相が18日に国後、択捉二島返還後もロシア側の施政権を容認すると発言したことについて「ロシアが北方四島を日本の固有の領土と認める大原則を確立してもらえれば、返還の時期、態様、条件は柔軟に考えると政府は申しており、(渡辺発言は)その範囲の中に入っている」と述べ、外相の「二段階返還論」を政府として追認した。

さらにこうした基本方針については「コズイレフ外相が(3月に)来日した時に渡部外相から伝えてある」ことを明らかにした。《共同通信》

【自民党・小沢一郎元幹事長】小選挙区制導入を強調

自民党の小沢一郎・元幹事長(竹下派会長代行)は20日、都内のホテルで開かれた経済界や労働界で作る政治改革推進協議会(民間政治臨調)の発足記念シンポジウムに出席、質疑応答の中で、「中選挙区制を改革するとすれば、小選挙区制しかない」と述べ、小選挙区制導入の必要性を強調した。

その上で、小沢氏は「中選挙区制から小選挙区制にすると、カネがかかるとか、かからないとかというわい小化した議論は意味がない」と述べて、現在の政治改革論議を暗に批判した。また、政界再編に関連して小沢氏は「国民には既成政党への政治不信はあるが、どう変わるべきかという明確な意思表示もない」と述べ、現状では、政治の新しい枠組みについての具体的な要求が国民からないとの見方を示した。《読売新聞》

【ゴルバチョフ夫妻】名古屋入り

来日中のゴルバチョフ元ソ連大統領とライサ夫人は20日午前、2日間滞在した京都市を後にし、JR東海道新幹線で名古屋入りした。

前日、古都の休日を心ゆくまで楽しんだ夫妻はこの朝、元気な表情でホテルを出発した。JR京都駅では、市民や観光客の“ゴルビー・コール”に手を振りながら、午前9時40分発の「ひかり」に乗り込んだ。

名古屋に到着後、すぐに車でトヨタ自動車本社のある愛知県豊田市に向かった。同社の豊田英二会長や豊田章一郎社長らと昼食をとりながら懇談のあと同社元町工場を見学、夜には東京に帰京する。《読売新聞》

【アフガニスタン】カンダハル“陥落”

パキスタン・クエッタからの報道によると、アフガニスタン第二の都市カンダハル(カブール南方約450キロ)で、政府軍が20日までに反政府ゲリラ勢力に投降した。これで、カブールを除くアフガニスタンのすべての主要都市が反政府側の支配下に入り、カブール政府は一層窮地に立たされることになった。

一方、ゲリラ最強硬派「イスラム党ヘクマチヤル派」は同日、カブール政府が26日までに降伏しなければカブールを攻撃するとと改めて警告した。《読売新聞》

【マドンナ】契約金80億円

米国の人気歌手、マドンナと世界最大の映像・情報企業、米タイム・ワーナーは20日、レコードからテレビ番組、映画製作、書籍出版まで行うマルチメディアの新娯楽企業「マベリック」を設立したと発表した。20日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、7年間の契約料として、タイム・ワーナー社は6000万ドル(約80億円)をマドンナに支払い、11年間まで契約延長できるという。

ポップス界でのこれまで史上最高の契約料は、昨年マイケル・ジャクソンとソニーの間で成立した5000万ドル(約67億円)余りとされ、今回はこれを抜いた。

新会社はマドンナとマネジャーが経営に参画し、ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスに事務所を開設。マドンナは新人発掘を手掛ける一方、自身の新譜レコードを現在契約中のサイア・レコードと同時にマベリックからも発売する。新アルバムは秋の発売を予定している。マドンナはこれまで計12億ドルを稼ぎまくっている。《共同通信》

【故フレディ・マーキュリーさん】追悼コンサート

昨年11月、エイズで急死した人気ロックグループ「クイーン」のリードシンガー、フレディ・マーキュリーさんの追悼コンサートが、20日夜、ロンドン郊外ウェンブリー・スタジアムで開かれた。約7万2000人のファンがスタジアムを埋めただけでなく、4時間半にわたったコンサートの模様は世界70か国に実況中継され、総計10億人がまれに見る大スターたちの“集結”に熱狂し-た。

この日出演したのは、ロックやポップ界の人気スター、アニー・レノックス、デビッド・ボウイ、エルトン・ジョン、ポール・ヤング、ジョージ・マイケル、ライザ・ミネリなど。

クイーンのヒット曲「ボ-ヘミアン・ラプソディー」・「ウィー・ウィル・ロック・ユー」などには特に熱烈な声援が送られ、マーキュリーさんの死を悼んだ。

会場にはエイズ・キャンペーンで活躍する女優、エリザベス・テーラーさんも姿を見せ、演壇に立って、エイズ撲滅を訴えた。入場料の180万ポンド(約4億2000万円)を始め、テレビ衛星中継の売り上げなどもすべてエイズ撲滅キャンペーンのために寄贈されることになっている。《読売新聞》



4月20日のできごと