平成1198日目

平成4年4月19日(日)

1992/04/19

【全日本女子柔道】田辺陽子選手が6連覇

女子柔道の日本一を決める全日本選手権は19日、名古屋市の愛知県体育館に49選手が参加して行われ、昨年の世界選手権72キロ級2位の田辺陽子選手(ミキハウス)が6年連続6度目の優勝を遂げた。

2回戦から登場した田辺は3試合連続1本勝ちした後、準決勝は松尾徳子(東海大)に優勢勝ち。決勝は伏兵の佐藤昭子(大阪府警)との対戦となり、田辺は2分すぎに内またから佐藤の体勢を崩し、崩れ上四方固めで一本勝ちし、6連覇を飾った。《共同通信》



【宮澤喜一首相】北方領土問題解決へ決意

宮澤喜一
https://www.kantei.go.jp/

宮沢首相は19日夕、静岡県熱海市で開かれている自民党婦人部活動者研修会で講演し、北方領土問題について「これまで時間がかかってきたが、解決すべき時は今である」と述べ、28日からのフランス、ドイツ訪問や7月の先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)などを通じて先進各国首脳に問題解決のための強調を働き掛けるとともに、9月のエリツィン・ロシア大統領来日時に画期的な進展を図ることへの強い決意を表明した。

また、カンボジア和平への貢献のため国連平和維持活動(PKO)協力法案の今国会成立の必要性を強調し「最善でなくても次善のことを考えるべきだ」と法案修正への柔軟姿勢を重ねて表明。政治改革では、衆院定数是正を含めた緊急改革を今国会中に実現するとの意欲を強調した。《共同通信》

【自民党・婦人部懇親会】首相退席にため息

自民党婦人部活動者研修会の懇親パーティーが19日夜、静岡県熱海市のホテルで開かれたが、宮沢首相は、恒例となっているカラオケでノドを披露することもなく、「公務がありますから」とそそくさと帰途に。

これに先立つ講演では、二泊三日の研修に参加した婦人党員に向かって「(家族が)皆さん方のありがたみを感じるでしょう」と持ち上げた首相だが、懇親パーティーでは、「二晩も泊まりますと、家の方がどうなっているか、私は意気地なしなもんですから、そっちの方が心配になりますよ」と語り、乾杯が終わると退席。記念スナップを撮ろうと駆け寄った婦人党員には目もくれず、一瞬会場にため息がもれた。

その分は綿貫幹事長が立て続けに「男の背中」、「炎の男」の二曲、また、森政調会長が「北の旅人」を歌い、ガッチリとフォローしていた。《読売新聞》

【自民党・金丸信副総裁】95年に同日選の可能性

自民党の金丸副総裁は、静岡県熱海市の自民党婦人部活動者研修会で講演し、7月の参院選に関連し「物理的にどんなにとっても過半数はとれない。今回最大限とり、次の(95年の)参院選で同日選にするにしてもしないにしても衆参両方で過半数をとることが政治の安定になる」と述べた。

これは二度の参院選を通じ、自民党の単独過半数を獲得するとの基本方針を示すとともに、95年の参院選が衆参同日選挙になる可能性があることを表明したものとみられる。

また、金丸氏は宮沢政権について「代えてどうなる。ここで代えれば世界の笑い者になる」と述べ、宮沢政権を支えることを改めて強調。そのうえで「国民のために一つでも良いことをやるのが政治だ。そのために腹を切ることも考えねばならない。決断なくして政治はない」と述べ、首相に強いリーダーシップと決断力を求めた。

また、金丸氏は現在の社会党について「野党第一党が何でも反対でいいのか。社会党に政権を渡すわけにはいかない。国民、国家はどうなる」と厳しく批判した。《読売新聞》

【中曽根康弘元首相】PKO法案不成立なら同日選も

中曽根元首相は19日、フジテレビの番組で、衆参同日選について「国連平和維持活動(PKO)協力法案が不成立の場合は宮沢さんだって考える。窮鼠猫をかむということはある」と述べ、PKO法案が成立しない場合、同日選がありうるとの認識を強調した。

中曽根氏は同法案が衆院解散の大義名分になるかどうかについて「法案が通らないと日本は面目丸つぶれになる。日本の国際的地位を考えるとその値打ちがある」と述べた。

また、参院選後の連立の問題について「今考えることではない。自民党と野党は政策で大げんかした方がいい。変な野合はしない方がいい」と改めて安易な連立や政界再編論議を批判。金丸副総裁の自社大連立など政界再編の発言については「広い含みで捨て石を打っている。(金丸氏も)本当にやれるとは思ってないだろう」と述べた。《読売新聞》

【自民党・小沢一郎元幹事長】安保で国際貢献

自民党の小沢一郎・元幹事長(竹下派会長代行)は19日、福岡県北九州、田川両市で開かれた同派衆院選立候補予定者を励ます会で講演し、ポスト冷戦のわが国の国際貢献のあり方について、「力による安全保障も(国際貢献の)ひとつの側面だ。九分九厘、民生上の役割を担うとしても3K(危険、きたない、きつい)だけはいやという姿勢では、世界に相手にされない」と述べ、自衛隊の活用を含めた安全保障の分野でもわが国が国際責任を果たしていくよう求めた。《読売新聞》

【競馬・さつき賞】ミホノブルボン、無敵のゴール

競馬・さつき賞(19日・中山競馬場=2000メートル)—断然人気の関西馬ミホノブルボン(栗東・戸山きゅう舎)が危なげのない逃げ切りで三冠の第一関門を通過し、一着賞金1億2937万6000円を獲得した。無敗(5勝)のさつき賞馬は2年連続14頭目。

好スタートのブルボンに競りかける馬がいない楽な展開で、タイムの2分1秒4は、シンボリルドルフのレースレコードと0秒3差だった。混戦の二着争いはナリタタイセイがしのいで、一、二着は関西勢が独占、三着は同着。小島貞騎手は初優勝、G1は2勝目。さつき賞レースの売り上げ、288億8991万9200円はレコード。《読売新聞》

【ゴルバチョフ夫妻】京の風情を満喫

京都市を訪問中のゴルバチョフ元ソ連大統領とライサ夫人は19日、金閣寺を見物したり、能を鑑賞したりして日本の伝統文化に触れ、新緑の古都の休日を楽しんだ。

夫妻が京都を訪れるのは、ちょうど一年ぶり。大統領として来た昨年は、日程の関係から政財界人との昼食会だけだっただけに、この日の京都見物を楽しみにしていた。

修学院離宮を訪れた後、夫妻は上京区の河村能舞台に。屋内にしつらえた重厚な舞台では、シテ方の河村有二さんらが「羽衣」と「土蜘蛛」を演じた。学生時代、演劇をしていたゴルバチョフ氏は、ライサ夫人と幽玄の世界にすっかり魅せられた様子で、「真実の芸術だ」とたたえた。

金閣寺では約2000人の観光客らが拍手で迎えた。夫妻は山門をくぐったとたん、「美しい」と感嘆。江上泰山執事長が寺や仏像の一由来を説明すると「クレムリンでも王宮の中に寺院がある」「寄せ木造りは何の木を使うのか」と興味深げだった。

夫妻はこの後、西陣織会館での着物ショーや裏千家の茶室での千宗室家元のお点前など、夕方まで精力的に京都の風情を味わった。《読売新聞》

【高松道】高松-善通寺IC供用開始

四国横断自動車道の高松自動車道・高松—善通寺間(香川県)21.7キロが19日、開通した。この結果、本州と四国は瀬戸大橋を介して初めて高速道でつながった。

同区間の開通により、一般道だと4時間かかっていた高松―松山間が2時間半に短縮され、高松―岡山も1時間10分で結ばれる。《読売新聞》



4月19日のできごと