平成1190日目

平成4年4月11日(土)

1992/04/11

【ゴルバチョフ元ソ連大統領夫妻】来日

ゴルバチョフ元ソ連大統領夫妻が11日午前、成田着の日航機で来日した。同夫妻歓迎委員会(委員長・中曽根元首相)の招きで22日まで滞在し、13日には宮沢首相とも会談する。

夫妻は午後3時20分すぎ、パトカーの先導で浅草寺の伝法院に到着、まず、同院大書院で、台の上の的を扇を投げて落とす投扇興を見学した。関係者の勧めでゴルバチョフ氏も挑戦、扇を5回投げたが、的は落とせなかった。

元大統領は昨年12月末のソ連邦崩壊による退陣後、「社会経済政治研究国際財団」を設立して総裁に就任。ゴルバチョフ氏夫妻の来日は、ソ連大統領として初めて公式に訪日した昨年4月以来、1年ぶり。《共同通信》



【ジャパンオープンテニス】伊達公子選手、初優勝

テニスのサントリー・ジャパンオープン第6日は11日、東京・有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス決勝は伊達公子(ヨネックス)が7−5、3−6、6−3でサビーネ・アペルマンズ(ベルギー)を下してツアー初優勝を遂げ、賞金2万7000ドル(約360万円)を獲得した。

この大会の女子シングルスで日本選手が優勝したのは1989年の岡本久美子以来で、ツアーに組み込まれる以前を含めると通算4人(5度)目。日本女子のツアー勝利は90年DHLシンガポールオープンの沢松奈生子以来、4人(5度)目になる。

伊達はサウスポーのアペルマンズとのストローク戦でよく粘り、勝負どころのネット攻撃で揺さぶって2時間を超える接戦を制した。《共同通信》

【商船三井】リゾート事業撤退

海運業界大手の大阪商船三井船舶(本社・東京都港区)は11日、リゾート事業から全面的に撤退する方針を決めた。多角化の一環として出資していた開発会社2社が、バブル崩壊の影響で解散や事業ストップに追い込まれ採算のメドが立たなくなったためだ。大手企業がリゾート開発事業から撤退宣言するのは初めて。

大阪商船三井がリゾート事業に進出したのは、総合保養地域整備法、いわゆるリゾート法施行後の88年。新規事業の柱として不動産業への展開と合わせて参入した。熊谷組、JR四国などと香川県の「詫間リゾート開発」、三井物産、長谷工コーポレーション、川崎製鉄などと兵庫県の「淡路島マリーナシティ」の2開発会社に共同出資し、いずれもマリーナを中心にゴルフ場、ホテル、マンションを併設したリゾート開発をスタートさせ、総事業費は、詫間が500億—600億円、淡路島は2000億円超を予定していた。

しかし、詫間リゾート開発の事業は、環境庁の認可が遅れたうえ、地上げが進まず景気の後退から土地買収もしないまま計画はご破算、詫間リゾート開発社は3月に解散した。また、淡路島マリーナシティは、土地買収は終わったものの、マンション分譲が難しくなり、出資各社の意向も折り合わず、計画は事実上ストップしたままで再開のメドが立っていない。《読売新聞》

【英・メージャー首相】サッチャー色を一掃

メージャー英首相は11日、総選挙勝利を受け、新内閣を発足させた。新内閣は、サッチャー(前首相)時代からの古参閣僚を更迭、若返りを図る一方、女性閣僚を一挙に2人誕生させ、選挙公約通り省を統廃合、閣僚ポストを新設したのが特徴。同首相が選挙で得た「国民の信任」を背に、サッチャー色を一掃、名実ともに「メージャー体制」の確立を目指した。

今回の組閣では、ハード外相とラモント蔵相らの留任を除く、閣僚の大幅入れ替えが行われた。サッチャー派のベーカー内相は更迭され、同派のリリー貿易産業相は社会保障相という目立たないポストに転任。

これに伴い、前首相に退陣を勧告したとされるクラーク教育科学相が、重要ポストの内相に、党首選で前首相に挑戦したヘーゼルタイン環境相が、廃止されるエネルギー省の機能を引き継ぎ、強大化する貿易産業相に、それぞれ就任した。クラーク、ヘーゼルタイン両氏とも、今回の選挙戦の前面に立ち、その論功も考慮されたと見られる。また、ベテランのキング国防相は閣外に去り、後任にリフキンド運輸相が就任した。

女性閣僚では、ボトムリー保健担当閣外相が保健相に昇格、シェファード大蔵担当閣外相が雇用相に就任した。《読売新聞》



4月11日のできごと