平成1171日目

平成4年3月23日(月)

1992/03/23

【宮沢喜一首相】カンボジア首相と会談

宮沢喜一
https://www.kantei.go.jp/

宮沢首相は23日午前、国会内で来日中のカンボジアのフン・セン首相(プノンペン政権)と会談した。

フン・セン首相がカンボジアの和平・復興のため日本に自衛隊派遣を含む人的貢献を強く要請したのに対し、宮沢首相は「今、そのために国連平和維持活動(PKO)協力法案を審議中だ。全力を尽くしたい」と述べた。

また財政的な貢献についても宮沢首相は「できるだけ財政援助をしたい」と、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)を通じた支援を約束した。《共同通信》



【日産サニー事件】再審決定

昭和42年、福島県いわき市で自動車販売店の宿直員が刺殺された「日産サニー事件」で、強盗殺人罪で無期懲役刑が確定し服役、仮釈放された同市、元団体職員S元被告(54)が無罪を訴えている再審請求審で、福島地裁いわき支部(西理裁判長)は23日「自白に信用性はなく、事件の犯人とする証拠はない」として再審開始の決定を出した。この決定を不服として福島地検は仙台高裁に即時抗告する検討を始めた。

最高裁が「白鳥決定」(昭和50年)で再審開始の要件を広げて以来、日弁連支援の再審事件としては平成元年に無罪になった「島田事件」に次いで12件目の再審開始決定。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】南ア・ボタ外相と会談

渡辺美智雄外相は23日、外務省で同日午後、来日した南アフリカ共和国のルロフ・フレデリク・ボタ外相と会談した。渡辺外相は「日本は人権尊重、民主主義などの価値観を持つ国を支持する。南アは、白人と黒人が協力すればすばらしい国になる」と述べ、南アのデクラーク大統領のアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に向けた改革路線への支持を表明、デクラーク大統領の6月上旬の来日実現に向けて日程調整することでボタ外相と一致した。

ボタ外相は、デクラーク政権が大差で信任された今月17日の国民投票について「アパルトヘイトを終わらせる、大きな意味があった」と評価した。また、南ア政府や黒人解放組織のアフリカ民族会議(ANC)など国内19団体が参加する「民主南ア会議(CODESA)」が来月中に黒人を含めた暫定政府の樹立に最終合意し、それ以降の早い段階に暫定政府が発足するとの見通しを明らかにした。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】所得税減税は困難

宮沢首相は23日の参院予算委員会で、景気対策のための所得税減税について、「消費税導入と併せ、税制の抜本改正を行い、諸外国と比べても所得税の負担が軽減された。よほど経済情勢が好転しないと(今は)なかなか考えにくい」と述べ、減税は当面困難との考えを表明した。

また首相は、「(三年度の)税収を当初見積もりより減額補正しなければならなかったことは、経済運営に問題がある。税収が足りないから消費税率を上げるというのは経済、財政政策としては上手なものではない」と指摘、消費税の税率アップは考えていないことを強調した。前畑幸子氏(社会)の質問に答えた。《読売新聞》



3月23日のできごと