1992 平成4年1月19日(日)

平成1107日目

平成4年1月19日(日)

1992/01/19

【渡辺美智雄外相】関税化受け入れを

渡辺美智雄外相は19日、長野市、松本市などで講演、コメ市場開放問題に触れ、「(関税化を受け入れても、高関税なら)おそらく実際は外国米は入らない。被害はないだろう。例外なき関税化と言った以上、(各国が)名目だけでも立てないと引っ込みがっかない。21世紀のことは21世紀で考えればいい」と述べ、関税・貿易一般協定(ガット)のアルトゥール・ドゥンケル事務局長が昨年暮れ示した関税化案を受け入れるべきだとの考えを示した。

外相は①部分開放②関税化のどちらを選択するかが焦点になっているとの考えを示した上、「600%の関税を設けて7年間で15%減らしても、そんな高いコメはだれも買わない」とし、さらに「部分開放と言っても、何もやらないで5%で済むのか。不公平だということになる」と述べ、部分開放では他の国が納得しないとの認識を明らかにした。

また外相は、米中関係について「お互い不信感があるが、(日本が)その間を取り持っている。もう少し話し合いをしていけば、近いうちにうまくいく」と述べ、米中関係が近い将来、好転するとの見通しを示した。

このほか、「共和」汚職事件で逮捕された阿部文男・元北海道沖縄開発庁長官の議員辞職問題について、「起訴もされていないのに、議員を辞めろと言うわけにはいかない。(辞めて欲しい)気持ちはあるが、選挙民との関係もある。ただ、本人の良心に従って行動してもらうのが一番いい」と述べ、阿部元長官が自主的に議員を辞職するのが望ましいとの考えを示した。《読売新聞》



【桜内義雄衆院議長】「米労働者は働かなさすぎる」

桜内義雄・衆院議長は19日、地元の島根県益田市で開かれた後援会新年会で、先の日米首脳会談で合意した自動車部品調達問題に関連して「問題の根本は、米国の労働者の質が劣悪なことにある」と述べ、米国の対日経済強硬姿勢を批判した。

桜内議長は、「米国の労働者は働かなさ過ぎる。働かないで高い給料をもらいたがる」としたうえで「3割くらいは文字も読めないから、幹部が指令を出しても文書では渡せない。これでは不合格品もたくさん出る」などと述べた。いくら輸入しても不良品をかわされかねない恐れや、米国側の輸出能力への疑問さえほのめかした。《読売新聞》

【東京・銀座】暴力団員の妻らが暴力団対策新法反対デモ

3月に施行される暴力団対策新法に反対する暴力団員の妻らが19日、東京・銀座の大通りで「ヤクザにも人権がある!」とデモ行進した。

また、同法の拡大適用を恐れる左翼団体の旗開きには山口組系暴力団の幹部らが出席。左翼団体との共闘の可能性を探った。《共同通信》

【大相撲初場所8日日】曙、貴花田、1敗で並走

大相撲初場所8日日(19日・両国国技館)曙は、貴闘力にリーチを生かした突っ張りで完勝、貴花田も、くせ者の舞の海を突き起こし、両まわしを引いてつりで勝負をつけ、ともに1敗を守った。 2敗は武蔵丸に敗れた貴ノ浪と久島海、琴の若の3人。大関小錦は三杉里を落ち着いてさばき、霧島も若花田をタイミングのいい肩透かしで下した。《読売新聞》

優勝争いは、貴花田と曙。昭和63年春、初土俵の同期生のマッチレースの様相だ。気が早いようだが、とにかく二人とも相撲内容がいいうえ、幕内上位に2敗の力士がいないのだから。

貴花田は食い下がられるとどうかと思われた舞の海に、つけ入るすきを与えなかった。立ち合い、よく見て突き放し、相手が飛び込んだ瞬間、左をのぞかせ、右上手を引きつけて一気に前へ。粘る舞の海をつり出した。 一方の曙も圧勝。立ち合い、もろ手突きで貴闘力の出足を止めると、リーチの差をフルに生かして電車道で突き出し。連日、マワシにこだわらず、突き、押しに徹しているのがいい。

「勝ちとか、負けとかより、自分の力を発揮できれば」(貴花田)。「明日の相手(舞の海)?うまく前に出られたらいいね」(曙)と、ともに賜杯のことなど眼中にないが、残り七日間で、めぼしい相手に2差つけているのは大きい。 片や、19歳5か月の最年少優勝。こなた、先場所の小錦に続く2場所連続の外国人優勝(史上初)。このままの勢いが続けば、どちらかの夢が実現しそうな気がしてきた。《読売新聞》



1月19日のできごと