平成1065日目

平成3年12月8日(日)

1991/12/08

【ロシア、ウクライナ、ベラルーシ】ソ連消滅を宣言

ソ連のロシア、ウクライナ、ベラルーシのスラブ系3共和国は8日夜、ベラルーシ共和国西部ビクスリでの2日間の会談を終え、ソ連の国家としての最終的消滅と核の一元管理を盛り込んだ3共和国による「独立国家共同体」創設を宣言した。3共和国は総人口で連邦12共和国の74%を占めており、1922年に成立したソ連は事実上解体、69年の歴史に幕を閉じた。

ゴルバチョフ・ソ連大統領は9日正午からクレムリンで3共和国代表のエリツィン大統領およびカザフスタン共和国のナザルバエフ大統領と会談。後からムタリボフ・アゼルバイジャン、ナビエフ・タジクの両共和国大統領とトルクメン共和国のムラドフ最高会議議長も加わって、六者会談でスラブ3共和国の決定について話し合った。全12共和国首脳による国家評議会がこの後開かれるのかどうか明らかになっていない。

一方、ロシア大統領報道部は同日、「ゴルバチョフ氏は3共和国ではもう大統領ではない」と述べ、3共和国が連邦大統領の地位を否定したことを確認した。このため新連邦条約により連邦の解体回避に全力を注いできたゴルバチョフ大統領の政治生命も危機に陥った。《共同通信》



【NHK大河ドラマ・太平記】最終回

【福岡国際女子柔道48キロ級】田村亮子選手が2連覇

第9回福岡国際女子柔道選手権最終日は8日、福岡国際センターで4階級を行い、48キロ級で故障上がりの田村亮子(福岡工大付高)が2年連続2度目の優勝を飾った。日本は52キロ級でも溝口紀子(埼玉大)が2連覇を果たし、第1日と合わせ、同選手権史上最多の5階級を制した。《共同通信》

【第9回全日本実業団対抗女子駅伝】ワコールがV3

第9回全日本実業団対抗女子駅伝は8日、岐阜県庁を発着点とする5区間、30キロコースに29チームが参加して行われ、ワコールが史上初の3連勝を達成した。

前半から大会記録を上回る速いペースで、3区石橋美穂が快走して抜け出したワコールが1時間33分48秒の大会新でV3を果たした。2位にはリクルートが一昨年に続いて入り、ケニア出身のデリラ・アシアゴがいる沖電気宮崎が3位に食い込んだ。《読売新聞》

【サッカー・トヨタ杯】レッドスターが初栄冠

レッドスターが初栄冠—サッカーのクラブ世界一決定戦・トヨタカップは8日、満員の6万人が詰めかけた東京・国立競技場で行われ、欧州代表のレッドスター(ユーゴ)が南米代表のコロコロ(チリ)に3-0で完封勝ちし、初のクラブ世界一の座についた。これで、89、90年のACミラン(イタリア)に続き欧州代表が3連勝、通算成績は南米の7勝5敗となった。最優秀選手には、2得点を挙げたユーゴビッチ(レッドスター)が選ばれた。

立ち上がりは、コロコロが圧倒的にボールを支配していたが、決め手を欠く間にレッドスターが先手を取った。19分、右サイドからのサビチェビッチのセンタリングをユーゴビッチが右スミに決めた。

しかし、42分、レッドスターは主将で司令塔のサビチェビッチが暴力行為で退場処分を受けた。これで一人を欠くレッドスターは不利な状況になったが、残りの選手が結束、逆にコロコロの守りにスキが出たところを突き、レッドスターが追加点を挙げた。

59分にはこぼれ球を中央からまたもユーゴビッチが決め、72分、左サイドからのミハイロビッチのセンタリングをエースストライカー、パンチェフがゴールし、コロコロを突き放した。

再三のチャンスを得点に結び付けられなかったコロコロのピサロ主将は「フィールドの最後の三分の一で、スピードと集中力が欠けていた」と悔しそう。前半、押し気味ながら先に1点取られ「あれでプレッシャーを受け、冷静な判断が出来なくなった」。それでもゲーム内容は「双方よく戦ったと思う」と満足した様子で、来年も出場権を得て、世界一になることを誓っていた。《読売新聞》

【ゴルフ・日本シリーズ】尾崎直道選手がV

尾崎直道が圧勝して二年連続で日本シリーズ王者となった。第28回ゴルフ日本シリーズ日立カップ(読売新聞社など主催)最終日は8日、曇り時折小雨の東京・稲城市の東京よみうりCC(パー72)で行われ、尾崎直が4連続を含む8バーディー、2ボギーの66と快進撃。三日続けて、ベストスコアを記録し20アンダーの通算268で先週のカシオワールドから自身初の2連勝、今季最多の4勝目を挙げた。ツアー18勝目。今大会の連勝は河野高明、尾崎将司、青木功に次いで四人目。

優勝賞金1500万円を獲得、今季の賞金額を1億1897万円台に乗せ、ロジャー・マッケイ(豪)を抜き、約584万円差でトップ。12日からの大京オープンで初の賞金王を目指す。《読売新聞》

【社会党】戦争責任を謝罪

社会党の田辺委員長は8日、都内のホテルで開かれた「日本の戦後責任と新しいアジア関係」と題する同党主催のフォーラムで、日中戦争から第二次世界大戦に至るわが国の植民地支配、戦争責任について同党として正式に謝罪するとともに、平和や自由・人権への決意を盛り込んだ見解を発表した。

真珠湾攻撃50周年(12月8日)を機に、不戦・平和の国会決議が与野党間で浮上しているが、この日の「田辺見解」は、その社会党案というべきもの。同党として初めて謝罪の対象国、内容を明示、被害を受けた人への戦後補償の実現に重点が置かれている。このため、決議自体に否定的な声が出ている自民党や、不戦の決意に比重を置く公明党など他党との考えとは隔たりがあり、決議をめぐる調整は曲折をたどりそうだ。《読売新聞》

【信楽高原鐵道】衝突事故から7ヶ月ぶりに運行再開

犠牲者42人と負傷者614人を出した5月14日の衝突事故後、運転を休止していた滋賀県甲賀郡信楽町の信楽高原鐵道は8日、事故からおよそ7ヶ月ぶりに運行を再開した。

滋賀県警による事故原因の捜査が続き、JR西日本、信楽高原鐵道と遺族との補償問題も解決していないままの再開となったが、町の経済が依然沈滞ムードの中、地元住民たちは遺族の心情を気遣いながらも「活性化につながる」と喜んでいる。

再開に際しては、待避線を使ったすれ違い走行や信号系統のトラブルが事故の要因とみられることから、信号機などは一切使わず、「スタフ」(一種の通行手形)を携帯した運転士以外は本線に入れない“単純折り返し運転”のスタフ方式を採用した。《共同通信》



12月8日のできごと