平成1026日目

平成3年10月30日(水)

1991/10/30

【ペルシャ湾掃海部隊】帰還

海上自衛隊のペルシャ湾掃海派遣部隊=落合畯司令、509人、6隻=が30日午前、広島県呉市の基地に帰り、海部首相も出席して帰国歓迎式典が行われた。

湾岸戦争でクウェート沖に敷設された機雷除去という、自衛隊として初の海外実動任務のためさる4月26日、出港して以来、187日ぶりの帰国。この間、6月から9月にかけ、クウェート沖とイラク沖の危険海域で掃海を実施。計34発の機雷を爆破処理し、航路の安全を確保した。派遣部隊の帰国は、国連平和維持活動(PKO)協力法案の論議に拍車をかけるとみられる。

同10時50分からの帰国報告式では、海部首相が「はやせ」に乗り込み、自衛隊最高指揮官として、落合司令から、無事任務を終了したことの報告を受けた。これに対し、首相は「ご苦労様でした」とねぎらいの言葉をかけた。 また、クウェートのアルシャリク駐日大使は、来賓として「機雷掃海の任務を終え、帰国されたことに感謝します。初めて日本が海外に自衛隊を送ったことの意味は、湾岸各国だけでなく全世界が高く評価すると思います」と述べた。《読売新聞》

海部首相は30日午前、広島県呉基地で行われた海上自衛隊ペルシャ湾掃海派遣部隊の帰国歓迎式典に出席し、「諸君の活躍は、新たな時代におけるわが国の国際貢献の輝かしい先駆として、長く国民の記憶にとどめられよう」と訓示、派遣部隊の功績をたたえた。《読売新聞》



【B’z】シングル「ALONE」発売

【プロ野球MVP】(セ)広島・佐々岡真司投手(パ)西武・郭泰源投手

1991年セ、パ両リーグ公式戦の最優秀選手(MVP)最優秀新人(新人王)を選ぶ記者投票は30日行われ、MVPのセは広島の佐々岡真司投手(24)、パは西武の郭泰源投手(29)が選ばれ、共に初受賞。

新人王はセが中日の森田幸一投手(26)、パはオリックスの長谷川滋利投手(23)に決まった。《共同通信》

【自民党】新三役が決定

自民党の政調会長に、三塚派会長代行の森喜朗・衆院議院運営委員長の起用が、30日決まった。同日午前、自民党本部で行われた宮沢総裁と三塚博会長の会談の結果一致したもので、すでに幹事長には竹下派の綿貫民輔・前建設相、総務会長には渡辺派の佐藤孝行・幹事長代理が内定しており、これで新三役が確定した。三役人事は31日の総務会で正式決定される。今後の焦点は11月5日に発足予定の宮沢内閣の閣僚人事の詰めに移る。

党三役人事をめぐっては、竹下派の金丸信会長らの強い意向で、いったんは竹下、渡辺、宮沢の三派体制とし、綿貫幹事長、佐藤総務会長に加え、林義郎・元厚相の政調会長起用が固まっていた。しかし、竹下派主導による「三塚はずし」に対しては、三塚派が強く反発するとともに、宮沢派内からも「このままでは宮沢政権の基盤が危うくなる」との不満が噴出。党内の融和、挙党体制確立の観点から宮沢氏が29日夜、「林政調会長」を断念、三塚派からの起用を最終的に決断した。

宮沢・三塚会談は、二人だけで約30分間行われた。宮沢氏が「党内の融和を図り、党の総力を挙げる見地から、三塚派から三役を出して欲しい」と要請。これに対し、三塚氏は「挙党体制というのが宮沢本格政権の使命だと述べ、「政調会長代理を務めたことがある森氏をお願いしたい」と求め、宮沢氏も了承、森氏の就任が決まった。《読売新聞》

【中東和平会議】開幕

中東の包括和平実現を目指す米ソ共催の中東和平会議が30日午前10時半(日本時間同日午後6時半)、マドリードのスペイン王宮にある「列柱の間」で開幕した。

冒頭で演説したブッシュ米大統領は、会議の目的が、諸条約の締結にあり、安全保障、外交、経済など広範囲な分野にわたる真の関係を樹立することにあるとしたうえで、「領土に関した妥協が和平に不可欠である」と会議の原則を強調した。

続いて共催国ソ連のゴルバチョフ大統領が演説し、「真の和平はパレスチナ人の権利を認めることでもたらされる」と述べ、アラブ—イスラエル紛争の核心である問題点に言及した。

会議では同早後、オブザーバー参加の欧州共同体(EC)議長国オランダと、エジプト両国外相が演壇に立ち、全体会議の一日目を終了した。二日目の31日はイスラエルを皮切りに紛争当事国代表が立場を表明する。《読売新聞》



10月30日のできごと