平成988日目

平成3年9月22日(日)

1991/09/22

【大相撲秋場所千秋楽】琴錦関が初優勝

大相撲秋場所千秋楽(22日・両国国技館)平幕琴錦が13勝2敗で初優勝を飾った。前日までただ一人2敗の琴錦は、新入幕の舞の海を出足で圧倒、一方的に押し出して優勝を決めた。平幕力士の優勝は先場所の琴富士に続いて史上21人目、15日間制では13人目。2場所連続の平幕優勝は命じ42年に優勝制度が導入されてから初めて。

大関同士の対戦は霧島が小錦を寄り切って12勝3敗、小錦は11勝4敗に終わった。既に負け越している新関脇貴花田は、琴富士の休場で不戦勝を得て7勝敗。人気の平幕若花田は、北勝鬨に右首投げで逆転勝ちして11勝4敗の好成績を残した。

三賞は1横綱2大関を倒した若花田が殊勲、技能の両賞を初受賞。琴錦と前頭筆頭で11勝の栃乃和歌が敢闘賞を獲得。新入幕の小兵、舞の海が初めて技能賞を受賞した。《共同通信》

【ゴルフ・岡本綾子選手】通算51勝目

女子ゴルフの広済堂アサヒカップは22日、千葉県の千葉広済堂CC(パー72)で最終ラウンドが行われ、初日から首位に立っていた岡本綾子が通算8アンダーの208で2位の山本祥子に3打差をつけて優勝、賞金900万円を獲得した。岡本は通51勝目(海外17勝)で、今期は国内7戦目にして女子最多の3勝目で、賞金ランキングでも5位に浮上した。

3日間首位をキープして完全優勝。岡本綾子は今季国内でわずか7戦目にしてあっさり3勝目、他の選手との力の差が目立った大会だった。4、5番とバーディーを続けたあと、7、8番は連続ボギーでショットの不安定さが顔をのぞかせたが、山本が7番(パー3)の第一打を1.5メートルにつけながらバーディーを奪えず、「気が楽になった」。 今季は優勝のほかも2位、3位、7位、11位と常に上位の成績。「どうやったらゲームをエンジョイできるか」に取り組んだ余裕の結果という。《読売新聞》

【自民党】3氏が総裁選出馬を改めて表明

自民党の三塚前政調会長、宮沢元蔵相、渡辺元政調会長の3氏は22日、遊説先などでどれぞれ10月27日の自民党総裁選に臨む決意を改めて表明した。

三塚氏は、前日に海部首相続投に関する竹下派との話し合いに応じる可能性を示したことについて「告示前日の10月18日まで話し合いはするが、候補者を絞ることはない。私は総裁選に出るし、降りない」と釈明。事実上の軌道修正をした。

党内では独自候補擁立の困難さから竹下派が海部続投支持に回るとの観測も出ているが、宮沢氏は「権謀術数は考えず、立候補したら途中で取りやめることは一切ない」と明言。渡辺氏も「私の出馬の意思は変更ない」と述べ、3氏がそろって公選による決着を強調した。《共同通信》

【グルジア】大統領派と反対派衝突

ソ連グルジア共和国の首都トビリシでは22日未明(現地時間)、ガムサフルジア大統領支持派の群衆約5000人と、大統領の退陣を要求する野党支持の市民数百人とが衝突。今月初旬から高まっているグルジアの反政府運動は、本格的な力の対決の様相を呈してきた。

現地ジャーナリストの証言によると、市の中心街では自動小銃の連射音が聞こえた、という。共和国保健省によると、この衝突で、投石などにより市民約40人が負傷した。

大統領は21日、野党勢力が、政権打倒のため政府ビルの占拠を狙っている、として同ビルの防衛を支持者に要請。これに呼応して集まった群衆は、22日未明になって、目抜き通りルスタベリに面する野党「グルジア民族民主党」「同民族独立党」の両党本部を襲撃して占拠。先に野党側が通りに築いていたバリケードを撤去した。

野党側は、大統領側の群一衆の中に「私服に着替えた特殊警察部隊員が多数含まれていた」と主張している。

一方、これに先立って、21日夜、野党の支持を受けるシグア前首相は、自動小銃で武装した反大統領派部隊「国家防衛隊」約200人を率いて市内のテレビ局に現れ、警備に当たっていた大統領側の武装警官隊を排除、テレビ局を占拠した。

野党側が占拠したテレビ局の周囲は、先に大統領陣営から離反したキトバニ前政府国防委議長の指揮下にある「国家防衛隊」が装甲車2両を配置して、防衛している、という。

グルジアの独自軍である「国家防衛隊」は先月、大統領に離反したキトバニ氏派と大統領派とに分裂。野党側は、防衛隊の大多数がキトバニ氏の指揮下にある、と主張している。

ロシア共和国の公式通信「ロシア通信」によると、ガムサフルジア大統領は22日、政府ビル前で行われた大統領派の集会で演説、野党側の行動を、政権奪取を目指す「クーデター」として強く非難した。大統領、野党両陣営とも、完全独立を目指す基本路線では一致しているものの、野党側は最近大統領の「独裁傾向」などへの非難を強め、退陣要求のデモ、集会を繰り返していた。《読売新聞》

【ユーゴ連邦軍、クロアチア】停戦協定に調印

ユーゴスラビア国営タンユグ通信によると、連邦政府のカディエビッチ国防相は22日、クロアチア共和国との間で同日午後3時(日本時間同10時)を期した停戦協定に調一印したと発表した。連邦軍が軍事的優位を背景にクロアチア共和国側からの再三の休戦提案を受けた形だが、戦闘激化地域での兵力の切り離しなど具体策は盛り込まれていない。

クロアチア・テレビによると、停戦発効2分前には、連邦軍のミグ戦闘機(複数)がザグレブ空港のレーダー施設付近を爆撃、クロアチア共和国郷土防衛隊員2人が死亡しており、これまで4回の停戦協定と同様、実効性は疑わしい。

今回の停戦協定は、欧州共同体(EC)主要国際和平会議議長キャリントン元英外相の仲介でクロアチア、セルビア、連邦軍の粉争当事者三者で調印された今月17日の停戦合意に基づくものとしている。 具体的内容は明らかにしていないが、①全武装組織の戦闘地域からの即時撤退②連邦軍の兵舎への撤退③予備役の非武装化、などを内容とすると見られる。

同協定は、「包括的かつ相互的なもの」という。 17日の4回目の停戦協定の際には、共和国側が、同共和国内で封鎖した連邦軍基地、関連施設を解除しなかったことから、連邦軍は、これを停戦協定の①に違反するとみなし、19日、戦車、装甲車約700両の大部隊を東部地方に派遣、アドリア海沿岸などでも空、海、陸軍の3軍で大勢に出ていた。《読売新聞》

タンユク通信によると、トゥジュマン・クロアチア共和国大統領は22日、同共和国郷土防衛隊に対し、停戦発効時刻の同日午後3時(日本時間同10時)を期して戦闘を中止するよう命令した。 また、同共和国のHINA通信によると、同大統領は、共和国内にある連邦軍駐屯地に対する食料、水、電気、医薬品などの供給を再開するよう命令した。《読売新聞》

クロアチア共和国内に進攻した連邦軍と、迎え撃つクロアチア側との戦闘は21日夜から首都ザグレブの連邦軍基地周辺で銃撃戦となったほか、停戦が発効した22日午後3時まで同共和国東部の戦略拠点プコバル、オシエク、ビンコブチで陸と空から激しい攻防戦を展開した。

クロアチア側の発表では、ザグレブから南約50キロのカルロバツの連邦軍駐屯地で、22日未明の戦闘で連邦軍兵士17人が死亡、戦車2両が破損した。 また、タンユグ通信によると、アドリア海沿岸の3都市でも、連邦軍の攻撃でクロアチア側が孤立化した。クロアチア・ラジオは、同海沿岸のスプリトに近いソリンの町で連邦軍が化学兵器を使ったと伝えた。被害の状況は不明だが、化学兵器使用の情報は初めて。《読売新聞》



9月22日のできごと