平成935日目

平成3年7月31日(水)

1991/07/31

【米ソ首脳】戦略兵器削減条約に調印

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ゴルバチョフ・ソ連、ブッシュ米両大統領は31日午後3時半、クレムリン宮殿ウラジミールの間で、戦略核兵器を史上初めて削減する歴史的な米ソ戦略核兵器削減条約(START)に調印した。条約は本文19条と10付属文書で構成されている。

調印式に臨んだゴルバチョフ大統領は短いあいさつの中で「この条約は軍縮を逆戻りさせないプロセスにした」と述べ、条約が米ソ核軍縮の転換点になることを強調すると同時に、両国にはそれぞれ一方的譲歩や削減のし過ぎと批判する声があることを指摘、条約の批准が両国で容易でないとの見通しを示した上で、「(条約を)守らなければならない」と述べた。

ブッシュ大統領は「われわれは半世紀にわたる不信感を解消する重要な一歩を踏み出した。世界平和への大きなステップだ」と述べた。《共同通信》

【プロ野球・ロッテ】本拠地「千葉」移転を正式に表明

ロッテの千葉への本拠地移転が事実上決まった。31日、東京都内のホテルで開かれたプロ野球オーナー会議に出席したロッテの重光昭夫球団社長代行(オーナー代行)は「保護地域(フランチャイズ)を神奈川県から千葉県に変更したい」と、来年度から本拠地を現在の川崎球場から千葉マリンスタジアムへ移すことを公式に表明し、同会議の内諾を得た。《共同通信》

【日本証券業協会】損失補てん先リストを公表

日本証券業協会は31日、一連の証券不祥事をめぐる新日本、国際、和光など証券準大手、中堅13社の損失補てん先リストを公表した。1990年3月までに行った補てん先は合計で延べ380企業・団体、6個人で、補てん金額は436億9600万円となっている。

リストには新日本製鉄、東芝、キヤノン、旧三井銀行といった一流企業や、元大蔵省証券局長が会長を努める日本化薬が新たに登場。宗教法人の創価学会も4億5700万円の補てんを受けていた。《共同通信》

【NHK・川口幹夫新会長】就任会見

半月間空席だったNHKの会長のいすが、31日ようやく埋まった。難産の末に誕生した川口幹夫新会長は、島桂次前会長と対照的に「調和」を重んじる円満な人柄。制作畑に精通したOBの会長就任で、動揺していた局内にもホッとした空気が広がった。

「5年ぶりに戻ってきました」。午後6時35分から、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた就任会見。川口新会長は、リラックスした様子だった。

約30分にわたった会見で、何度も「視聴者に対するNHKの信頼回復」を訴えた後、8時55分からNHK総合テレビと衛星放送を使って、視聴者に新生NHKをアピールした。その中では、「頼みになる、ためになる、楽しめる」の3つの「た」と、「真」「「深」「新」「信」「心」の5つの「しん」を心がけた放送に努めるとの基本方針を示した。

川口氏の会長就任に局内のほか、民放でも歓迎ムードが強い。NHKのある局長クラスの幹部は「公共放送という特殊な集団を動かすのは、外部の人では難しい。職員をよく知り、郵政省など局外への配慮もできる川口さんなら安心と、もらしていた。《読売新聞》



7月31日のできごと